今日はアジア市場全体で上昇です。
東京日経は13300台。(13312.93 +127.97)
ハンセン指数は、
23134.55
+607.07
と大幅上昇です。
ただ世界株式相場全体がモメンタム(勢い)を取り戻したわけではなく、下げすぎの戻しという感じです。
日本の世相を見てみると、昨日また八王子で無差別殺傷事件が起きました。
犯人は派遣社員として転々と働いていた人物です。
突発的ともいえるような<逆切れ>的事件が相次いでいます。
こうした社会現象については様々な角度から分析されていることでしょう。格差社会やコミュニティの崩壊などなど。
私の感じをいうと、何はともあれ、社会全体に閉塞感(行き詰まり感)が蔓延していることは確かです。加えて現状に対しての不平不満、怨嗟の感情が渦巻き、何一つ改善されないことへの失力感、失望感みたいなものがあるのではないでしょうか。
悲しいことに、こうした絶望的な投げやりの気持ちは、その原因である保守勢力や権力者(Power holder)には向かわず、同類の中でも最も弱い存在に向かいます。
その社会的象徴がイジメであり、通り魔的な事件となって現れてくる。
冷静に今の経済状況を考えると、トヨタの自動車販売の減少予測などで分かるように、これから景気は悪くなります。
日本の要である製造業が減速すると、小売もサービスも駄目になる。元々競争力がなく、イノベーションと進化の能力のない業界(金融や建設不動産)は日本の製造業のおこぼれですから、当然もっと駄目になる。
そうなると(一時的であることを願いますが)もっと社会風俗が悪化することは予想されます。
自殺者が増え、精神疾患者が増えて、凶悪犯罪が増える。悲惨な事件がもっと増えることは想像に難くありません。
こうした社会全般の悪化は、従来のような規制と抑圧がまったく効果がないような気がします。
このところの日本政府は、事件が起きるたびに規制を強化しています。
建築から食品安全、ナイフに至るまで規制だらけになりつつある。インターネットの規制も議論が進んでいます。
気が付くと日本は放送メディアや通信、食品やレストランなどの小売サービスに至るまで官僚(国家)による規制だらけになっています。
問題をややこしくしているのが、こうした規制は既存勢力(Power holder)に有利に働くようになっているということです。
既存勢力は、変化がなければ安泰です。
世界の流れは自由競争、建前は公平、公正、透明な自由競争です。
日本はこの流れにあわせるような制度改革をしているんですが、最後の一線で既存勢力に有利に取り図っている。
これが<小泉改革>の正体です。
本来の構造改革は必要なのですが、小泉改革は改革を骨抜きにしてしまった。
だから今は一般市民のほとんどは、格差社会を起こした改革はいらない、と思っている可能性がある。それは小泉改革の起こした重大な罪だと思います。
悲観的になっても仕方がありませんが、「社会生態というのはいつか、かならず整合性のあるところに戻る」と信じたいです。
社会が安全で豊かになるためには、世界の変化を先取りした自己革新を国自身がしなければならないと思います。
そのうちそうしたことを実現できる真の政治家と財界人が出現することを祈りたいです。
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