2008年10月13日
悲観も楽観も必要なし
今日は日本は休日ですね。
日本のテレビや新聞紙面はかなり悲観的な論調のようです。
欧州の金融当局が今日、大量の資金供給や債務保証などを発表したことを受けて、今日のアジア市場は上昇。
下げすぎの感じのある香港は10%を越える大幅上昇でした。
この流れをうけて欧州市場も続伸しています。
久しぶりの株式市場の上昇を受けてどう見るか。
私は以前からこのブログで書いているように、世界の経済秩序が変っているという風な見方で経済を見ています。
今日の上昇は即ちトレンドチェンジという風には思っておりません。
昨日、これからの下げは織り込みと書きました。その見方は変っていません。
サブプライムとレバレッジで強大化し劣化した金融マーケットの嵐はこれから来ます。
大きな流れでいうと、次のようなファクターで経済生態が作り直されていく
金融システムの負の遺産のクリーンアップ(不良債権処理)
新しい金融システムの構築(再定義化)
経済生態の整備(景気後退の歯止め、再生化)
今は最初の段階でしょう。
これらは同時平行的に行われますが、最も重要なファクターは最後の<経済生態の整備>なのです。
これは具体的にいうと、金融不安=貸し渋りによって連鎖倒産が起こらないような仕組みの構築。景気後退によって滞ってしまう資金の循環=具体的には失業者の増加や心的要素による小売の不振=などへの対策が基本的な要素として挙げられます。
今回のような世界規模に広がった経済危機は各国が経済対策をしっかり行う必要があるでしょう。
そして次に来る段階が、
新しい経済生態の勃興と成長
です。これも萌芽がめばえています。
人によっては復活まで10年も20年もかかるという人がいます。
日本の失われた15年(?)の論理を用いて論ずる人がいます。
しかしよく考えてみると、日本のバブル崩壊から現在を見ると、その期間、アメリカ経済は好景気で今回のサブプライムまでバブルを引き起こした。そして中国などの新興国が勃興してきた。
(ちなみにそれでいても日本の経済規模は2位の地位でした)
そう考えるとアメリカは復活に10年くらいかかるかもしれません。以前のような状態にはならないかもしれない。
しかし繁栄する新しい国や産業が出現、新しい経済生態、経済秩序を構成するのです。
あまり悲観的にならないことです。
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うーん、ここの所がよく分かりません。単純に、金融の嵐はまだまだ続くということでしょうか。まあ、実体経済の悪化も進んでいることだし、このまま回復するとは考えられませんがね。
要するに、巨大化して世界中に散らばった不良債権の整理は
各国の金融当局の政策による解決
↓
沈静化
↓
また嵐
の繰り返しだということです。
先週のG7で一応の対応が出て、今日はマーケットは上がった。
しかし、また新しい損失や思わぬほころびが判明して、また政策が追加される。
そういう意味です。
付け加えればそうしたイベントが何回か繰り返されて、新しい生態になっていく、というのが私の見方です。
下げた局面をよく見ながら、慎重に投資を続けて行くつもりです。