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2008年11月28日

僕的アジア相場概観2009

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今は経済生態の変革期。
変革期とは主役が変ることです。
国や産業、主軸通貨、価値観、社会のシステム。
経済生態変化の視点でコラムをお送りしています。
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 アメリカが感謝祭ということで休日。
そんなわけで今日のアジア市場は主役不在の相場でした。

どこも上昇しました。
多くの皆さんが思っているように、まだまだ混乱は始まったばかりです。
一喜一憂するような状況では決してありません。

材料・テーマがないのか今日のフィナンシャルタイムス(電子版)はインドでのテロに相当のスペースをさいていました。
テロ自体は世界にとって衝撃的で許されるものでははありません。
日本人の方が一人犠牲になっていますが、傷ましい限りです。

さてアメリカの経済動向なんですが、感謝祭に入って、一応しけているもののクリスマス商戦に入りました。
2,3年前は景気もよくきらびやかなショーウィンドウでニューヨークは世界の消費の中心というイメージでしたが今年はそうは行かないようです。
ウォール街では大手金融機関のリストラで大量の失業者が出ていて、豪華な買い物どころじゃないでしょう。
シカゴなど自動車産業を抱えている大都市もムードは決していいものではない。

 日本も今日のニュースでは非正規雇用者の失業が3万人にのぼるという、これまた暗いニュースが流れています。

来年は世界規模でのリセッション(景気後退)です。

私たち一般庶民も、ビジネスや投資においても

不景気・不況シフト

への準備をしていかないとならないと思います。
 不況といっても今回の不況は景気循環の上での、調整というレベルとはるかに超えたものでしょう。
覚悟が必要だと思います。

覚悟は必要だけど悲観することはない。

アジアの経済エンジンである中国も景気は後退していますが、マイナス成長ではない。

中国政府はものすごい勢いで利下げと財政出動をしています。

心理的な要素は不確定ですが、いいシナリオならば予測の8%をはるかに超える結果だったということもありえます。

 アジアで心配なのはアメリカ依存度が高い国は、悪影響は避けられないということです。
とりわけ価格競争力だけでこれまで来たベトナムなどは悪い度合いが高い。
韓国なども相当注意が必要でしょう。

 資源高の恩恵を受けていたマレーシアやインドネシアも忍耐が必要。

南アジアの優等生であるシンガポールは、それまでのブームがいい感じなだけにバスト(後退)もきつい。
私はシンガポールの経済構造や政策はものすごく評価していますが、この国を支えてきた基幹産業である石油、物流、造船、輸送(船舶)が世界経済後退で超逆風です。

人もの金が動けば、シンガポールに集まる、その結果シンガポールという小さな国の土地などの付加価値が上昇する、という絵は激しいリセッションであだになっています。
シンガポールの不動産はこの数年でもっとも高い上昇をしました。
これは香港華僑も間違った認識を持っていました。それは何かというと、

香港やシンガポールは土地が狭く、需給バランスがそれほど崩れない

という神話です。
 これがシンガポール、香港とも大きく崩れつつある。
やっぱり大きなリセッションは過去の成功体験なんか吹き飛ばします。
シンガポールの超優良企業の不動産企業キャピタランドですら、PBRは0.73倍、PERは4倍を切っています。十数年ROE20%、昨年は31%だった企業さえこの調子です。
もちろん長期では買い時であることは私の認識なのですが、シンガポールの相場は心理的に逆風だということは認識すべきでしょう。

来年は、

種まき

の年と割り切って、仕込む年です。
 
2006年とか7年みたいに買った株がすぐ上がるなんて、ありえません。

来年の相場で注意しないといけないのは、

バブルの余韻

が投資家や証券業界にあることです。
 いわゆる

バブルよもう一度

なんですが、これだけは何度痛い目にあっても、一度いい思いした人は忘れられない。

 冷静にみたら投機的なことは危険と分かってもやっちゃう人はやっちゃう。
あれほど先物は危険でやられている人が多いし、国際的にレバレッジに規制がかかりつつあるのに、投機的金融商品は生まれ続きます。

欲望を持つ人間の業

というものなのでしょうか?
 香港では法制度が遅れていて存在しないのですが、日本では、

CFD(contractg for difference)

という取引手法(というか金融商品)が流行りはじめているようです。

 直訳すると差額決済、なのですが、Fxの株式や商品版と考えていいでしょう。
CFDは指数や日経225などの大型銘柄、海外の銘柄、商品などを対象に、証拠金の数倍から百何十倍(証券会社によっては200倍とかもあるらしい)のレバレッジを利かせて行う取引です。
ロングもショートもあります。
買値あるいは売値と決済値の差額掛けるレバの分だけ儲かる、もしくは証拠金が吹っ飛ぶという仕組みです。
 
コメントは差し控えますが、傷口に塩を塗るようなことだけは避けてほしいですね。





posted by WOODY at 22:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 相場変動の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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