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2009年01月03日

破壊と創造の2009年

謹賀新年

今年もよろしくお願いします。

2009年も波乱の年になりそうです。
私は昨年のセミナーで、

2008年は崩
2009年は壊

だという風に話しました。

 2008年はそれまで膨張した経済が崩れました。
アメリカの証券金融システムには大きな矛盾(ギャップ)がありました。
2009年はギャップを修正する方向転換の年でしょう。

壊は解体を意味し、解体は再生が同時に進むということをも意味します。

つまり暗いニュース一辺倒の2008年に比べて、破壊と創造が同時に行われるということだと思います。

不景気、とりわけ今回のように世界規模で経済成長が一時的に停滞する、ということは誰もが悲観的になります。
しかし、解体と再生が同時並行的に行われるという風に考えると、それほど悲観的になる必要はないと思っています。

経済再生のためのキーポイントは、社会構造が根本的にかわるような新しい産業が生まれることでしょう。

今回の米欧が負った傷は相当深い。2008年中に破綻しかかった金融機関救済のために膨大な資金供給をしました。
金融は経済の血液ですから、傷ついたバランスシートが改されるためにも新しい産業が必要です。

今回の破壊から再生に向かう為には、よほどダイナミックな産業構造の転換が必要です。

そのヒントの一つが、何回か書いていますが、<グリーンテクノロジー>でしょう。

今、世界で進行している変化は、エコとか環境に優しい製品というレベルでなく、あらゆる産業で、

生産性・効率性のマネジメントモデル
資源循環型のビジネスモデル

への変更が要求されるようになってきています。
 新しい産業への変化は、それが同時に企業が利益を生み出す仕組みが用意されつつあることです。
その大きな要素が排出権取引という新しい価値観です。
排出権取引は、グリーンテクノロジーという方向性に具体的な金銭的価値を加えるようになっています。
IT産業にしても、CPUの温度管理のシステム構築、運用が排出権取引では利益を高めるファクターになる。
アメリカの排出権取引市場には、鉱山やエネルギー産業、製造業に加えて、医薬、バイオ、IT系のグローバル企業が参加しています。シカゴ排出権取引の会員で日本企業は現在、ソニーだけです。

日本の経済政策で気になるのは、目先の雇用や公共事業への配慮が中心で、新産業の創造という観点が見えていないということです。
高齢化社会で、思いつく雇用として、介護などへ拡大することは理解できます。

 しかし変化する新しい産業構造へ視点を転換しない。既存企業秩序以外に新しい産業を作って行って、グローバルな挑戦をしていかないと、縮小し続ける経済から脱出することはかなり難しいのではないか、と危惧しています。

posted by WOODY at 19:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済生態概論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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