今は経済生態の変革期。
変革期とは主役が変ることです。
国や産業、主軸通貨、価値観、社会のシステム。
経済生態変化の視点でコラムをお送りしています。
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正月連休も明けて、いよいよ明日5日から2009年の本格的なスタートです。
日本市場の明日の大発会はどうなるのか分かりませんが、不安定な状態であることには変わらず、しばらくはその日の材料次第という展開でしょう。
シンガポール政府が、2009年はアメリカの景気後退で大きく成長にブレーキとなると予測しています。
不動産価格は2009年中に10〜20%下落する可能性も指摘しています。
シンガポールの主力産業は石油加工、金融、不動産、ホテル観光、港湾業務、航空機整備などです。
世界の金融システムが大きく傷ついたことで、金融ビジネスは大きく後退。原油市場が高騰と下落という乱高下で、その余波は原油開発を行うケッペルやセムコープの業績を不安定にんさせています。
加えて不動産ホテルを主力とするシンガポールの上場不動産企業キャピタランドの業績にも暗雲。
シンガポールの国営企業のPSA(非上場はタイ、ベトナム、中国の港湾施設などを2004年以降買収を重ねて巨大な物流網を築いています。
世界の貿易が滞ると、物流もお手上げです。
航空機整備や特殊船舶の製造や整備もシンガポール経済の中心なのですが、こういった産業もしばらくは停滞が予測されています。
人、もの、金、情報が集まれば集まるほど成長するというシンガポールは世界経済の停滞でうけるマイナスの影響は大きい。
この国はバイオやIT、通信技術など十年単位で次世代の成長産業を見定めて企業育成をしているのですがまスタート段階の企業が多い。
もっとも、アジア全域的に見て次世代産業のメッカは生まれていません。そういう意味ではシリコンバレーが、この不景気でももっとも活力がある。
アメリカ市場が失速するとシンガポール経済も打撃を受ける、ということは、シンガポール政府が昨年から発表していることです。株式市場は昨年夏から織り込んでいて、ケッペルやキャピタランド、セムコープなどの株価は結構下がっています。
シンガポールの上場企業(とりわけ優良企業)は、事業を米国、欧州、アジアとバランスよくポートフォリオを組んでいて、借入金に依存しない財務政策を長年続けています。
レバレッジをかけた経営ではないので、株価的には底は浅いと思っています。
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