2010年07月01日
ベンチャー投資はなぜ楽しいか?
またまたホリエモンのブログで発見した情報です。
日本証券業協会http://www.jsda.or.jp/html/oshirase/public/bosyu.html
新規公開前に行われる不適切な自己募集を規制するための「有価証券の引受け等に関する規則」等の一部改正について
http://www.jsda.or.jp/html/oshirase/public/10061001.pdf
重要なポイント
(新規公開時における株券の引受判断) ( 新 設 )
の2 引受会員は、上場発行者以外の発行者が新規公開前に自己の株券、新株予約権証券、新株予約権付社債券及び社債券について個人投資家に対して募集又は私募を行っていた場合には、細則に定めるときを除き、当該発行者が新規公開において行う株券の募集又は売出しの引受けを行ってはならない。
細則に定めるときというのは、発行企業が有価証券報告書を提出している場合と、有価証券の発行相手が株主、役員、家族などの時です。
私は大昔、1999年に宝島新書から「エンジェル投資」という本を出したことがあります。
創業時から事業初期段階(seed 〜early stage)投資するエンジェル投資家がアメリカには多く存在していて、そうした存在が、活発なシリコンバレーの企業家経済の基盤になっている、という内容の本です。
日本の制度が、個人投資家が投資した未公開企業は上上出来なくなる、ということは、日本でベンチャー投資家はいらない、ということになります。
プロ投資家というとVCとかになると思うんですけれども、そういうプロですら、創業期投資はほとんどしない。
ある程度形にならないと投資できないのは、大手VCというのは証券金融グループ属して、連結対象ですから、ある程度、クライテリア(投資基準)を厳格にしないといけない面もありしょうがない。
とにかく、証券業協会のこの意見は、未公開企業はプロしか投資できない、という状態にしようということなのでしょうか?
前述の「エンジェル」をなぜ書いたか、というと、日本にも未来を想像し創造しようという意思のある個人投資家を増やしたい、という気持ちがあったからです。
ベンチャー投資、とりわけ、イノベーションで世界を変えるような企業へ投資するのは、最高の楽しみです。
数多くの草創期の企業に出会うことで、その分野分野でどんな競争、進化が繰り広げられているかがわかる。
この世界の経済がよりよくわかる。
ベンチャー投資こそ最高の頭脳ゲームだと思います。
残念なことに、そういう私の理想論とは裏腹に、未公開詐欺みないなことが同時に起きていることです。
そういう闇の世界にいる人たち−未公開株ブローカー−に数年前に出会ったことがありますが、<儲かります>の一点張りで、ほんとうに胡散くさかった。経営的知識が全くなかった。
日本は成長産業を作っていかなければならない。国全体の産業ポートフォリオの入れ替えが必要です。
そのためには若い企業がばんばん生まれなければならない。
中小企業金融(SME)をもっと強化しなければならない。
エンジェル投資を否定するのでなく、逆にエンジェル教育をすべきなのです。
未公開詐欺を防ごうとするならば、投資ブローカーの代理機能を規制すべきでしょう。それも証券業界に有利に働くような仕組みでなく、登録性で、国家が情報管理するような方法にすべきでしょう。
今回の証券業協会の知恵は決して、良識とビジョンがあるものとはいえない。
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