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2011年07月15日

野生知を鍛える(1)

 豊かなころの日本経済の感覚からいうと、<海外で暮らす>というコンセプトは優雅なものでした。
 <プチリタイア>なんていう言葉も流行りましたが、基本的には日本で蓄えた資産を海外へ投資して、運用益で暮らす、というものです。
 
 不動産投資による家賃収入
 株式投資による配当やキャピタルゲイン

こうした投資によって、豊かな生活をしよう、ということを目指す人はここ数年すごく増えた。
 しかし私は、こうした投資はあくまでも<サブ>として捉えて、投資で海外生活をする、なんていうことはとてもリスクがあるという風に考えています。

 まず第一に世界経済は、アメリカ、欧州を中心に金融システムが非常に不安定であること、そして景気の先行きがまったく不透明であること。
 その結果、世界中の投資資金が一喜一憂して右往左往して、様々な市況が乱高下し続けることが予想されること。です。
 その結果為替も不安定です。財務の脆弱な新興国では、為替、金利の先行きが見えないし、不動産価格も右肩上がりとは限らない。
 ですから、これから海外で暮らす、ということになると、投資はあくまでもおまけで、

 海外で稼ぐ

ということを念頭に置かないといけない。
 海外で稼ぐということは、まず第一に言葉を最低限のレベルで習得しないといけません。
 また海外でも通用する、専門技能、専門知識があると有利でしょう。
 理美容技術や料理調理などで専門性があれば、食っぷちに困りません。プログラミングなどのIT技術は英語が世界共通なのでやはり有望です。
 そういう技術がない人はどうすればいいのか?
 答えは、

 その人の知恵と行動力の中にある

といえます。
 私は日本という社会はあまりにもなんでも便利になりすぎているという風に思っています。
 あらゆることが標準化、マニュアル化されて、提供されることが当たり前になってしまっている。
 就職にしても、業者が資料請求からなにまで全部斡旋してくれるし、面接も金を払えばノウハウを教えてくれる。
 全部受身なんです。
 だから本人が死ぬほど努力する、ということなしに、欲しいものが手に入りやすい。(就職氷河期の現在になってはそれは少し変化しているかもしれませんが)
 海外においては、マニュアルはありません。
 全て本人の行動力がものを言います。
 言い換えれば他人から教えてもらったり、そこらに流通する情報、つまり<情報知>ではなく、個人個人がみずから養ってきた判断力<野生知>が必要だということです。
 いくらインターネット情報が溢れていて、あらゆる情報がインデックスデータベース化されていても、海外の情報だけは、変化が激しいのであてにできない。
 例えば危険じゃない、という場所でも危険になってしまうこともある。そんな場合は個人の<野生知>を頼りにするしかないのです。
 今日本は閉塞的な状況と言う人が多いのですが、あまりに情報知に頼るから事態を打開できない、という面もあるかもしれません。
 そういう意味で<野生知>というのはこれからもっと必要になるかもしれません。
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posted by WOODY at 13:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 海外進出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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