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2011年07月16日

野生知(2)

<野生知>は、状況に応じた臨機応変な対応、知恵を生み出す力です。
 情報に溢れた現代社会では、人は流通している情報頼みになる。これがいわゆる<固定概念>というものを生み出し、状況を打破できなくする。
ではその<野生知>はどうやって身に付け、研ぎ澄ませることができるのでしょうか?

 いくつか方法をあげたいと思います。

(1)マニュアル本を全部捨てる
 書籍の中で最も安定的に売れるものは、自己啓発・ノウハウ本だと言われています。
 ダイエット、能力開発、精神力強、出世から願望実現に至るまで様々な<ノウハウ>い
ついての書籍は数多く出ています。どれだけ多く出版されているかは毎日の新聞の書籍広告を見ればわかるでしょう。
 人が抱えている問題を解決したい、というニーズはそれだけ高い、ということでしょう。
 しかし、この<ノウハウ>情報ばかり頼っていると、脳が自分から考えることをやめてしまう。結果的に応用力、臨機応変な対応力が損なわれることになります。
 だから本棚から思い切って並んでいるノウハウ本を全部捨ててしまって、自分で考える癖をつける。なければ、人間は自分で考え出すものです。
 マニュアル本などを読まないで、自分でノートを取り、『自分だけのマニュアル』をつくることができれば最高のトレーニングになります。

(2)群れない
 情報化社会という言葉が今から数十年前に生まれました。当時から<情報化社会になればなるほど、人は孤独になり、情緒的なニーズが高まる>と予測されていました。 
 情緒的なニーズ、とは、人と人とふれあい、コミュニケーションの場への要求です。
 現代社会は<孤独>な社会といわれているように、地域単位の共同体はほぼ消滅し、家族という絆もあやういものです。
 だからこそなのかもしれませんが、SNSなどのソーシャルサービスが普及しています。
 この根底にあるのは、人間の孤独感から来るニーズ、<自己確認>へのニーズです。
 人は誰でも自分の存在を認めてもらいたい。
 それは誰でも本来持っている性質なのですが、誤った方向にいくと不幸が起きる。
 それは<他者評価への依存>です。
 自己確認があまりに過ぎると、他者評価への依存となります。
 他者評価に依存すると、本来の自分がどこへ行っていいのか分からなくなってしまう。
 だから私は基本的には、あまり人とは群れない、好かれたいが為に群れないようにしています。
 古典(論語)の言葉にありますが、「和して同ぜず」=調和して節度のある付き合いはするが、なんでも同調してなれ合いにならない、という姿勢が、自立して自分で考える思考・生き方を形づくります。

(3)一人で旅をする
 若者ならばこの言葉を贈る人は多いでしょう。確かにその通りで若者が貧乏な一人旅をすることは自立心を養うのには最適です。
 もう一つ、ビジネスマン、あるいは経営者の方へおすすめしたいのが、仮に海外へ進出などを前提に旅をする場合に、人を頼らないで行くこと、です。
 近頃は一般の旅行ツアーのほかに、不動産投資ツアーであるとか、ビジネス視察ツアーなんていうものも沢山あると思います。
 こういうツアーは主催者側の目的は不動産の販売や、現地への工場投資などの進出です。
 概ねが昼間は目的の見物、夜は美味しい料理と場合によっては女性のある店などという場合が多いでしょう。
 ようするに<心地よく>視察ができるように設計出来ているのです。
 だからポジティブなことは分かっても、ネガティブなことは覆いに隠されてわからない。
 投資にしろビジネスにしろ、そんなに簡単にうまいこといって誰でも成功するなら、日本中海外に移っています。
 努力や苦労しないで成功するビジネスや投資なんてあるのでしょうか?
 海外投資や進出で失敗する人の多くは一瞬の<夢>で判断を誤ったり、準備を怠ったりする場合が多いのです。
 ですから海外の視察はできるだけ、自分で手配する。自分で安ホテルを予約して、2,3日でなく1週間以上滞在する。そして自分の足で見て回る。
 高級で快適なレストランもたまにはいいですが、一般庶民が食べるような食堂で食べてみる。そうすれば物価や人々の暮らしや価値観もわかるでしょう。
 観光で行くのと、ビジネスでお金儲けするのとでは、その国(街)は全然違う顔をしています。
 旅行なれしていない人にとっては、海外で一人で自己完結するというのは大変かもしれません。だから初回は一般のツアーで行っておいて、2回目からは自分でという風に慣らしてもいいかもしれません。
 
  日本という国はこれまで必然的にあってしかるべき<変化>が意図的に抑えられていたといえます。
 それは行政の規制であったり、大企業同士の連携やマスコミの報道などが要因でしょう。
 原子力発電事故に端を発して、やらせ番組ややらせメール、情報隠蔽などそれ以外の大企業や行政の<操作>が明らかになってきています。これらはネット社会で情報がオープンになって隠し事ができなくなってきている。 
 自然に変化すべきこと、修正すべきことを今までは大企業は隠蔽して、捻じ曲げてきました。
 必然たる変化が起こらなかった、とはそういう意味です。
 一事が万事、これからも、必然な変化がどんどん起こってきます。
 必然と捏造が戦うような事態になる。
 そんななか<情報知>だけでは正しい判断はできません。
 体と脳の原始的な部分で感じ取る<野生知>はそういう意味でも必要だと思います。
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posted by WOODY at 18:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 海外進出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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