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2011年07月18日

産業空洞化

日本の中小企業、中国内陸部への進出を加速
日本貿易振興機構(ジェトロ)は17日、内陸部の中心都市の一つである武漢で事務所の開所式を開き、日本企業への支援体制を広げた。日本企業の取り組みの背景には、中国国内の市場の成長に加え、東日本大震災で部品の供給網が寸断された経験から多極的な産業集積を目指す狙いもある。
(読売新聞 つづき

  みずほ総研のレポートによると、北京・シンセン・上海などの法定最低賃金は2004年の約600元から2011年約1200元と大幅に上昇していて、単純労働ではもはやっていけない、といわれています。
 多くの日本企業は賃金や物価が安い内陸部か東南アジアへの移転が始まっています。

  でアジア諸国ならどこを検討しているか?というと、

  ベトナム
  タイ
  インドネシア

ということです。
 ベトナム、タイ、インドネシアともに人件費が安い、国民性として素直で真面が共通点として挙げられます。
 しかし一方で、

  言葉の壁によるコミュニケーション=意思疎通の問題
  運輸などの物流インフラ、電力などの産業インフラの整備不足

などが問題となるでしょう。
 ベトナムにしてもインドネシアにしても私は何回も行っています。いい国なのですが、ベトナムでは高速道路がない、鉄道も単線だけ。という点でなんらかの策を考えなければなりません。
 インドネシアもかつての政策のために英語がほとんど通じない、ベトナム同様物流網が貧弱という点があります。
 労働費用だけを考えるのなら、東南アジア諸国は魅力的でしょう。

 一方で中国内陸部について考えると、

 鉄道や高速道路網が整備されている
 言葉が中国語(普通語)だけでコミュニケーションが可能

ということで、仮に中国沿岸部に既に進出している会社ならば、コスト低減のひとつとして内陸部へ工場設置はメリットがあると思います。
 とはいえ、心配になるのは日本の空洞化です。
 一方的なペースで日本の製造業が海外に転出する、ということはないとは思います。
 日本の政策次第でしょう。
 
 世界の経済構造は日々新しいものに変わっています。
 それにキャッチアップしていくためには、陳腐化してしまった産業にとって変わる、代替産業を育てないといけない。
 産業構造の新陳代謝が必要なのです。
 電力産業やメディア産業など規制ががっちに既存企業が守られている産業からは新しい発想の企業は生まれません。
 陳腐化してしまって世界に通用しない産業をお金をばらまいて守っても、砂漠に水をまくようなもので何も育ちません。
 財界の人たちは、一部のグローバル企業以外は、陳腐化している自分に気がついていませんので、政治家やお役人が先頭切らないといけないのですがね。
posted by WOODY at 18:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済生態概論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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