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2011年07月18日

イノベーションこそ企業成長の源泉

 私は日本では十数年近くベンチャー投資に携わってきました。
 現在の仕事である企業投資(株式投資)の基本となる<成長企業を見分ける知識や眼力>もこうした経験が基礎となっています。
 日本でベンチャー投資に関わっている期間に、全国各地で様々な企業を訪問して企業を見て回りました。銀行や信用金庫や地域の商工会での経営相談会の場合もありましたし、当時在籍していた企業の営業マンやコンサルタントからの紹介で会社を訪問したこともありました。
 ベンチャー企業といっても実態は中小企業(SME)と変わりありません。ほとんどの企業は財務諸表だけでは判断がつかない。成長企業の<卵>なわけで、驚くほどの利益を出す企業なんてほどんどありません。
 あるのは<可能性>だけです。
 投資した企業の中には、上場した企業もあります。上場した企業の中には一部上場となった企業もありますし、上場後様々な事情から上場廃止や倒産してしまった企業もあります。もちろん投資した企業で上場する企業はまれで、ほとんどが当初の思惑通りにいかない企業も多い。

 こうした経験からまず第一にいえることは、

 成長する企業はイノベーションを生み出し、そのイノベーションを進化させる努力を続けている

ということです。
 イノベーションとは何かという点については、これから稿を改めて様々な角度から説明していきたいと思います。
 重要な点は<イノベーションを生み出し、そのイノベーションを進化させる努力を続けている>という点です。
 経済生態という観点見ると、資本主義社会というのは競争社会です。
 商品開発、販売営業、マーケティング、顧客開発などあらゆる面でしのぎを削っています。
 だから一発のイノベーション(革新)だけで市場構造をひっくり返すことはできない。
 イノベーションも開発された時点から陳腐化が始まるのです。
 だから企業経営者は常にイノベーションを進化させ続けなければならない。
 一時の勝利に安住する企業はすぐに追い越される。 
 それは技術開発型の製造業であれ、小売業であれ、サービス業であれ同じことが当てはまります。

 かつて経済成長の時代の日本では、欧米を追随し、追い越すためのイノベーションが数多く生み出されました。
 技術的なイノベーションは主に電器や自動車、精密機械などの製造業を中心に生み出され、それが新しい市場を創造しました。
 そればかりでなく、サービスや飲食業の分野でも数多くの新しい業態が開発された。これもまたイノベーションです。
 経済成長は企業がイノベーションを創造することによって成し遂げられたのです。
 
 さて成熟社会といわれている現代日本社会。
 少子高齢化・人口減の社会で、あらゆる市場が飽和状態だといわれています。
 小売店にしても飲食店にしてもオーバーストア状態だという指摘もあります。
 こんな中でイノベーションは生まれうるのでしょうか?
 
 イノベーションは<問題を機会とする>ことで生まれます。
 だから、現在の日本が抱えている問題も企業がイノベーションを生みだす努力をすることによって必ず解決していく、と思っています。

 また、<アジアの時代>といわれ中小企業ですら<グローバル化>の必要が叫ばれています。
 <イノベーションとは変化を受け入れ、変化を巻き起こすこと>です。
 仮に中小企業が海外に出ていくにしても、進出先で<自らを変える>必要がある。なおかつよりイノベーティブでなければならない。
 グローバル化をしかたのないこと、として捉えるよりも、イノベーションによって新しい企業に生まれ変わるきっかけになると思うのです。
 イノベーションを見極めることによって、成長企業を見てきた私にとって書きたいことは沢山あります。
 このブログでは、随時<イノベーション講座>と称して連載形式でエッセイを掲載していきたいと思います。

posted by WOODY at 23:04| Comment(0) | TrackBack(0) | イノベーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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