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2011年07月22日

閃きは努力から生まれる

【イノベーション講座4】
 多くの方は<画期的な発明発見・商品開発=イノベーションとは天才が<ぱっと閃く(ひらめく)>ようなもの、という印象があるのではないでしょうか?
 確かに、あらゆる発想・着想には<ひらめき>という要素があります。
 しかしエジソンが自身の発明は「99%の努力(perspiration=汗)と1%のひらめき(inspiration)だ」と表現したように、飛躍的な発想を得るためには、それなりの努力が必要です。
 多くのヒット商品などの商品の開発ストーリーなどを読み聞きしても、何度も何度も失敗や困難を乗り越えた後に、偶然であった出来事などから<閃いて>、商品開発を成し遂げた例は多い。

 かなり昔の話ですが、とある空調メーカーの社長の話です。
 その社長は当時社会全体が禁煙ブームになるのを見越して、分煙に関する装置を開発していた。
 ところがどうしても開発がうまくいかない。
 悩みながらも、営業もしないといけないので、街中を歩いていた。
 ある地下鉄の駅の階段を上って地上に出たときに、秋の落ち葉が竜巻のように舞っていた。<これだ!>と思って、竜巻の仕組みを分煙装置に応用した。
 だからその会社の名前も竜巻=トルネードにあやかって、トルネックスという風に命名しました。

 何かの商品開発や取り組んでいる課題への答えは、論理的に出るものではありません。
 立ちはだかる壁、困難がかならず立ちはだかります。
 コスト面での問題、普及に関しての見えない壁、法的な壁、巨大なマーケットリーダーのブランドの壁などなど。。。

 しかし、<頭や理屈>であきらめていては、決して解決策は出てきません。

 昔、投資会社に勤めていたときに、長年大手セラミックメーカーの開発部長をしていた方を技術評価担当の顧問として迎えていました。K顧問としましょう。
 K顧問によると、新しいセラミックヒーターの開発などの際には合宿で、部員に一日100個のアイディアを義務付けて、それを整理して開発を進めたということです。
 部下も自分もへとへとになってしますが、アイディアを出し尽くして、議論をし尽くした後で、画期的な解決策・妙案というものが出てくるそうです。
 K部長の開発したセラミックヒーターは、自動車の製造工程における塗装後の乾燥システムとして採用されたそうです。

 新商品を立て続けに開発・ヒットさせているといえば、アップルのスティーブ・ジョブスがあげられます。
 彼は自分のイメージした商品が完璧に頭の中にあり、仕様からデザインまで一切の妥協をしないので有名です。
 曲線が少しでもイメージと違うと何度も作り直しをさせる。
 あまりにも細かいところまで介入するので、<マイクロマネジメント>と揶揄されているほどです。

 イノベーションを創造するということは、一つには完璧なまでのイメージを持つこと。
 同時に、徹底的に考え、試行錯誤し、何度も何度も繰り返す労力、努力が必要です。
 
 <閃き>は簡単に天から舞い降りてくるものではありません。
 熟慮に熟慮を重ね、追求に追求を重ね、頭脳と体力のあらゆるエネルギーを注ぎ込んだ末に天が与えてくれるご褒美なのです。
posted by WOODY at 19:13| Comment(0) | TrackBack(0) | イノベーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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