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2011年07月26日

既成概念を打ち破る

 経営革新、画期的な新商品、これまでにない新しいニュービジネスに共通なことは、

 これまでの常識を覆すようなアイデア

を実行し、ビジネスに結びつけることに成功したことです。
 いわゆる<既成概念><いままでの常識の枠>を打ち破る方法が、これまでの障壁を突き破るのです。
 製造業においても、今では当たり前の<流れ作業>も、フォードが考え出したイノベーションでした。
 今では逆に数人で一つの製品をつくるセル生産方式が新しいイノベーションです。
 金融においては、ATM(自動預入支払機)というのは、<顧客が機械で対応するなんて、そんな失礼を許すはずがない>という風に銀行全体で思われていて、シティバンクがこの常識を破ってATMを本格導入されてはじめて、<人は窓口担当で預金出し入れするよりも機械を好む>ということが明らかになりました。

 <既成観念><常識>の裏には、実は<真の顧客ニーズ>が隠れていることが多いのです。
 ですから、私たちは、通常<当たり前>だと思っていることをまず疑ってかかる必要があります。

 現代はとりわけ情報社会です。

 若年層はインターネット情報にどことなく影響されて、<常識><既定概念>をインプットされています。
 日本など先進国は新聞雑誌テレビメディアが発達しています。
 こうしたメディアの情報は、使い古された<常識>を土台に放送番組が作成、放映されています。
 別の稿で細かく解説しますが、
 
 情報というものは、真実ではなく欲しい情報や心地よい情報を選択される

という傾向があります。
 本当のことより、その時一番、見る人が見て<面白い、気持ちいい>情報を優先的・しかもより強調されて繰り返し繰り返し放送される。
 ですから、インターネットやテレビ情報をただただ受身にインプットしていると、実際とは全く違う常識をインプットしてしまうことになる。

 ところで、<既成概念>というものは明文化されていません。
 私たちが、ありきたりの日常生活の中で当たり前に考えていることだからです。
 ですから<既成概念>をひっくり返すためには、<既成概念>を見つけ出さなければならない。
 そのためには、常に<何故>という概念を持つ必要があります。

 例えば、自動車買取専門店という業態があります。
 この業態は、だいたい1995年位に出現した業態です。
 通常自動車というのは中古を下取りに出して新車に取り替えるのが一般的です。もしくは中古車を売ってさらに違う中古車を買う。
 自動車買取というこの業態はおそらく同時多発的に複数の経営者が考えていた。
 その中の一人の経営者は常に、大量に発生する中古車を<なんで直接ユーザから仕入れられないのか>と考えていました。
 だから自分で経営している中古車販売店で何回も試験的に事業を行なっては、失敗をしていた。
 ところが、転機が訪れます。
 業者同士の中古車オークションが盛んになり始めた。
 このオークションの拡大と充実がなければ中古車買取という業態は生まれなかったのが、一般から店舗を構えて中古車を買い取るという業態を考えついたのは、既成概念を破る新しい発想ですし、業態創造というイノベーションです。

 かなり古い話になりますが、ダストコントロールのダスキン(清掃用化学雑巾のレンタル)も雑巾のレンタルという新しい業態を開発してトップ企業となりました。
 
 いずれも<車は買うもの><雑巾は作るか、買うもの>という既成概念を打ち破った例です。
 
 ○売るのではなく買う
 ○売るのではなく貸す

 単純なことですが、単純な既成概念の中に、隠れたニーズがあるのです。
posted by WOODY at 18:28| Comment(0) | TrackBack(0) | イノベーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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