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2011年07月29日

イノベーションは<類が友を呼ぶ>

 とりわけITや製造業など、技術的な進歩がものをいう業界においては、同業が集積している地域から画期的な商品、産業が生まれやすい。
 インターネットなどITにおけるサンフランシスコ郊外のシリコンバレーなどがそういうモデルの代表的なものです。他に有名なのはやはりサンフランシスコのサンディエゴがバイオベンチャーの集積地になっています。
 日本のインキュベーションをになっている経産省なども、こうした事例を勉強していて沢山報告書などが出ています。

 産業の集積地には、

 ○技術開発を担う優秀な学生を育成する大学が集まる
 ○見本市などが頻繁に行われる
 ○その産業に強いベンチャーキャピタルや高度な技術評価が出来るOBがエンジェルとして資金提供をしている
 ○同じ産業内で、分業の連鎖の経済生態が成り立っていて、様々な産業の支流が生まれている。

 つまり、人や技術やお金、アイデアがどんどん集まっては新しいことが創造される環境が成り立っているわけです。

 シリコンバレーなどでは、サラリーマンで一生を終わろうなどと考える人はいなく、誰もがアイディアを温めて独立の機会を狙っています。
 そういう人たちが集まっているのが、シリコンバレーなどの産業集積地です。
 つまり<類は類を呼ぶ>なのです。

 私の観察からいうと、こういう集積地は3つのIが起きて、革新的な技術やサービスが生まれ続けています。
 
 Imitation 模倣(創造的な模倣)
Improve  進歩や改良
Inspire  きっかけやヒントを鼓舞される

例えば新しいコンセプトのサービスが生まれて、反響を呼ぶようなことがあったら、すぐに、それを創造的に模倣したものが後追いする。
 同時に改良や進歩が行われる。
 時に創造的な技術者はそのコンセプトに鼓舞されて、さらに全く違った新規性のあるものを創造する。

そういう風に、産業集積地というのは進化しています。

 ですから、(出来ることならば)、ITの世界で天下を取りたいのならば、シリコンバレーに行って、コミュニティに入るべきなんです。

 <類は類を呼ぶ>という法則は世界中どこでも起こっていて、アメリカでは数十の特定産業集積地があるといわれていますし、ロシアやイスラエル、インドなどでも同様の現象が起きている。
 アジアにおいては中国では軽製造業においては広東省に何分野かの集積地があります。(中国は広大でいくつもの集積地現象がおきているので別の稿に改めます)
 シンガポールでは国策として石油化学、半導体産業などの企業を優遇して招致していて集積化を目指しています。

 日本も古き良き製造業の時代には、繊維業はどこ、陶器はどこ、という風に集積地があって、それは今は地場産業と言われている。
 しかし地場産業の問題点は、グローバル化に対応できなかった
 自動車および部品産業の集積が愛知近隣にまたがっているくらいでしょうか。

<類は友を呼ぶ>というのは、どういうわけか企業体質などにも現れることがあります。
 1900年代の中期コンピューター関連の新興成長企業の創業者のほとんどがNCR出身者でした。IBMのトーマスワトソンもNCR出身者です。
 日本では、ネット関連では日本IBM出身者が多い(かった)。
 私はリクルートについて取材して書籍を書いたことがありますが、リクルートからは非常に多くの上場企業創業者を輩出している。上場企業ばかりでなく、自営業であったり中小中堅企業の社長になっている人が多い。
 数十人のOBの方に取材をしましたが、一様に答えられたのは「リクルートには全員が自営業者であるという文化、DNAがあった」という言葉でした。

ですから、新しいことに挑戦したい方には、この

 類は友を呼ぶ

ということを心に深く刻む必要があると思います。

 海外進出したいのならば、海外に出かけていって、実際に企業している人と付き合ったりする。あるいは同じ志を持つ人と交流する。
 否定的な情報は、それがどんな種類であれ、否定的な影響しか与えません。
 物事を批判したり、否定したりする人は<問題を機会とする>発想は生み出せません。
 そういう人たちと交流すると、同じことを考えるようになります。
 だから<類は友を呼ぶ>というのは大切な考え方なんです。
posted by WOODY at 19:04| Comment(0) | TrackBack(0) | イノベーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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