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2011年08月05日

【イノベーション講座】可変要素を見つけ出す

 昨日のブログでは、<創造的危機感>のある組織をつくるためには、社員全員が変化に対して敏感になる必要がある。

 そして、社員にあまり難しいことを要求しても、ややこしくなるので、


 顧客を徹底的に観察せよ

ということを書きました。
 今日は経営者として、どういう風に<変化>への対応力を備えるべきか?ということを書きましょう。
 私の知りうる限り、日本人というのは、

 勝利の方程式

が大好きです。
 また水戸黄門などに代表されるような予定調和的なドラマも大好きです。
 ハラハラドキドキ、でも最後は安定的な結論で終わる。

 経営においても、そりゃ、誰でも、<勝利の方程式>が欲しい。
 ところが、どっこい、この世の中は常に変化しています。
 だから、2年前くらいにはベンチャーの雄みたいに賞賛されていたカリスマ経営者が、見るも無残な失敗経営者になっている。
 皆さんの中で、数年前のビジネス誌を保管している方がいるなら、見てみると面白いです。
 トップインタビューで雄弁に語っている創業社長の会社で、現在も順調な企業は非常に少ない。

 なぜこんな事態が多く見られるのか?
 昨日書きましたように、油断とか自信過剰(奢り)とかありますが、直接的な原因は、
 変化を見誤る

こととその対応を誤る、ということにつきるのです。

 方程式的にいえば、戦後から経済成長期というのは、

Y(企業経営の結果)=ax(可変要素)+B(変動しない要素)

でした。とりわけ、Bの変動しない要素がほとんど固定していて、可変要素だけを考えていればよかった。
 企業は、いいものをより安く作って、一生懸命売ればよかった。
 そういう、あまり変化の枠がない、安定軌道の中にいるから、ちょっと突然の変化が起こると、対応できなくパニックになる。
 オリルショック然り、プラザ合意の円高しかりです。
 
 現代、今ついて考えてみると、

Y=ax+bx+cx。。。。

と可変的要素がほとんどです。
 それは世界経済のグローバル化、ネットの普及。あらゆる情報のオープン化などの要素が挙げられましょう。

 今円高傾向が続いています。日本の政府が介入して、円はちょっと安く戻しています。
 もともと考えてみると、こんなに政府債務が多く、消費市場の拡大が見込めない国の通貨がなぜ買われるのか、常識ではわからない。自然ではありません。
 しかし、円(日本)より、アメリカ(ドル)、EU(ユーロ)の方がより深い問題を抱えている。だから円に資金が逃げている。ということのようです。
 しかし、10年くらいのスパンで考えると、債務が増え続け、経済の停滞が増えるといつの日か、ダムが突然決壊するように、雪崩を打って売られる日は想像に易くありません。
 ただ、アメリカ、ヨーロッパの経済情勢の変化とのバランスにおいて円高なだけです。
 だからとても未来を予測することは難しい。

 さて、経営において可変要素ばかりだ、という話に戻ります。

 変化が激しいといいながら、実際に変化というのは、木が太陽を浴びて生育していくように、少しづつ少しずつ変化している。
 突然目に見えて変化に気がつくことはありますが、実際には、その背後で少しづつ変化が信仰しているものです。
 
 ですから、経営者の方は、ご自身が経営環境に考えるときに、

 ○あらゆる可変要素を細分化する
 ○その細分化要素を徹底的に定期観測する

ということは基礎的な分析として必要でしょう。
 顧客の観察の基礎は、データです。
 最初は基本的なデータ分析なのですが、そのうち、色々な分析の視点が見えてくるはずです。
 それは、どんな産業、市場についてもいえることだと思います。
posted by WOODY at 19:26| Comment(0) | TrackBack(0) | イノベーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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