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昨日私が感じたように、アジアの上げは<蜃気楼>でした。
昨日のNY市場は大幅な下落。
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GEの決算が減益だったことから始まり、米消費者態度指数(速報値、ミシガン大学調べ)が23年来の低い数値と、売りを誘いました。
G7が開かれていますが、決定的な解決策は見出されないでしょう。
株式相場に関して言えば、先行きの見通しがしにくい。
資金が行き場をなくしています。
不安が不安を呼びます。
この数年間好景気でしたが、その好景気の中で経済構造が大きく歪んできた。
景気後退はこの歪みを修正するという自然の法則です。
世界というのは不思議と同期性というものがあります。
昨年暮れくらいから世界のトップが替わるということが続いています。オーストラリア、韓国、台湾、ネパールなどなど。
日本の首相も交代の可能性が高い。
新しい経済秩序は新しい考えの人間が構築すると歴史が言っているかのようです。
経済構造(経済生態)が新しい秩序に移行していく上ではどうしても大混乱は起きます。
そして大混乱の中に未来への芽がかならず潜んでいます。
安定期というのは、既存勢力が常に優勢です。
勝ち組は油断しない限り、自分のパイを守っていればいい。だから格差社会の中で、敗者が這い上がるのは大変なことです。
ところが混乱期は、秩序が変わる。
物事の価値観やルール、決まりごとが変わるのです。
つまり
混乱期こそ逆転が可能
なのです。
そのためには、何が変化しているのか、をじっくり見極める目、観察力が必要です。
不景気だ、株安だ、と悲観をする必要はありません。
とりわけ大企業中心の内向きな鎖国経済に向かっている日本の方で、勝者側(大企業、官僚、政治家癒着型企業の人)でない人は、世界の変化、とりわけ<価値観>の変化に目を向けることです。