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2005年08月18日

マカオ経済の発展

 古くからの友人から久しぶりにメールが来ました。
 このIさんは昔S証券時代に、90年代のアジア株の上昇を予測して、インドネシア、マレーシア、タイの株式投資で一大ブームを起こした仕掛け人の一人です。
 アジア株は一般の人にはあまり知られていませんが、90年代初頭に大幅上昇して日本の証券会社も重要顧客に投資を進めて、その結果、億というお金を儲けさせた時代もあったのです。
 しかし残念ながらヘッジファンドによるアジア通貨危機でアジア諸国の財政が壊滅的に打撃を受けて、しばらくアジア諸国の株式は低迷を続けることになります。
 Iさんのすごいところはその行動力でマレーシアに自費で単身渡り、向こうの財閥と渡り合い、マレーシアへの株式投資を日本にもたらす仕組みを作ったことです。
 やっぱり現場にいって経済の伸びや、儲ける勘みたいなものを持たないと投資は成功しません。
 そのIさんが今手がけているのが、ユナイテッドワールド証券で発売したマカオファンドだということです。

 マカオは昨年30%という脅威の成長をしています。
 私がマカオを最初に訪れたのは99年くらいでしょうか。
 当時マカオはポルトガルから返還されてまだ2年くらいで、大陸から派遣された行政庁長官とマフィアとの抗争がまだ生生しい時代でした。
 確かマカオには4つぐらいの財閥グループがあって、それぞれのグループが系列の複数のホテルを持っているという状態だったと思います。
 その中で一番力を持っているのが、有名なリスボンホテルのスタンリーフォーです。
 マカオのホテルにはカジノとナイトクラブがあります。この博打と女がマカオの財閥に巨額の利益をもたらしていたのです。
 当時ホテルを所有する条件にはマカオから外国との輸送手段を持つことが義務付けられていました。
 スタンリーフォーのグループはスターフェリーという高速フェリーで香港とマカオを24時間運行しています。
 他の財閥もヘリコプターやフェリーなどで香港マカオ間を結んでいました。これが事実上の参入障壁だったのです。
 マカオが中国の特別行政区になり、マカオは大陸から行政長官を向かいいれました。
 そして、カジノ、ホテル事業に対して事実上の規制緩和を行い始めました。
 同時に大物であるスタンリーフォーに対して、融和政策を行います。フォーは現在マカオ選出の国会議員であり、香港上場企業のオーナーでもあります。
 中国国内ではマカオへの旅行がしやすいようにビザの緩和が進められました。
 中国大陸からは年々マカオへの旅行者が増え続けました。
 今まで陰湿なカジノと娼婦の町マカオは、次第にエンターテインメントの街に変貌し続けています。
 中国国内ではパチンコや競馬などの賭け事は禁止です。ちなみに売春も禁止(これは有名無実ですけど)。
 賭け事もナイトクラブもある歓楽街はマカオだけなのです。
 私もマカオに行きましたが、カジノで分厚い人民元の札束をチップに交換して、賭け事に真剣に講じている中国人の熱気に押されました。
 マカオは商業都市香港にずっと後れをとっていました。
 やはり経済発展の金融都市香港は、お金が集まるため発展は加速度的です。
 中国が豊かになるにつれ、増える富裕層が次に足を伸ばすのはやはりマカオの可能性でしょう。
 一応ライバルはやはり新たにカジノを開設予定のシンガポールです。
 シンガポールの方は、カジノで先んじているマレーシアのGENTなどが運営するようです。
 

 
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2005年08月17日

アジア株の選び方

 アジア株といっても日本において、日本語で書かれた各国の上場企業の情報はほとんどありません。
 昨年から私が出したアジア株関連の書籍2冊。一冊は中経出版から出した「アジア株で一億円儲けよう」もう一冊がKKベストセラーズから出した、「アジア株投資術」です。中経の方はいわゆるブルーチップ(優良株)中心で、KKの方は、今年延びそうな業界を一定の切り口で選びました。
 それにしても膨大な企業群から、なるべく読者の方が納得しかつ「アジアの企業は伸びる」と確信を持てる内容にしないといけないので、選定に苦慮しました。
 昨年からタイやインドネシアなど私がいいと思っている企業だけのムックや香港でも私の知人のネットワークからこれまで日本の中国株本にはまったく紹介されていない企業群を抽出した本など、企画をいくつか出版社に打診したのですが、アジア株は日本から投資できない銘柄なのと香港のそういう銘柄は日本人にはまだ時期尚早など、そこがネックになっていつもペンディングになっています。
 アジアの企業を選ぶのは僕には簡単なのですが、それを日本語に訳すとういのが一苦労なのです。
 ボランティアでネットで公表するわけにもいきません。私自身は英語で読んで、英語のネットトレードで投資していますから、日本語にする必要がないのです。

 この間もこのコラムに書きましたが、アジア株投資は情報がないから、チャンスでもあるのです。
 企業の経営活動は日々変化しています。いくら努力して日本語にしてもそれをフォローするにはあまりにもアジアの変化は激しい
 
 英語の情報でも毎日、読み込んでいると勘みたいなものが出てきます。
 例えば、私はこの間、以前からずっと欲しかった紫金鉱業(2899)という福建省の金の
会社の株へ投資しました。この企業は昔からお気に入りで、私のホームページの「私の好きな株」にも最初からリストアップしていました。
 石油高と商品市場全般が高いというなか、優良な金を扱っているこの企業がピンと来たのです。もちろん、企業の発表している情報などは日々チェックしていましたが。
 売買高が妙に高くなったので、気になって、思い切って投資しました。
 運が良くその後大幅に上昇しています。(逆にいつ売ろうかと考えています)

 アジア株なのですが、まず基礎としては、香港の投資顧問協会のサイトから
有名な投資顧問会社のサイトを見て回ることが第一にお勧めです。
 各社のサイトへ行くと、色々なファンドのパフォーマンスが紹介されています。
 そして、そのファンドの目論見書をじっくり見るのです。
 これはこの間のエンジュクの講義のときにも最初の一歩として、お伝えしました。
 目論見書には、具体的な投資先企業が上げられています。
 そういう企業の名前を今度はヤフーなどで検索すると、ホームページがわかります。
 今度はそのサイトへ行って、アニュアルレポートをダウンロードしてみる。


 全部英語です。かなり地道な作業です。
 でもかのウォーレン・バフェットもまずは図書館へ行って、Aの欄から片っ端にアニュアルレポートを読んでいったそうです。
 長期投資ならばまず、優良企業のアニュアルレポートを読む。
 これがまず第一です。

 
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2005年08月15日

クールドリーマーたれ

 昔 ベンチャー投資をしているときから、新興株投資をする心がけの一つとして「クールドリーマー」たれ、と言い聞かせている。
 ベンチャー投資の場合、5万円の投資が上場によって数十倍に化けます。
 だいたいほれ込んだ企業に投資しますから、どうしてもわくわくしてしまいます。
 ところが多くの未公開株投資は、紙くずになる場合が多い。だからベンチャーキャピタルはファンドを組んで、何十社かに分散投資します。1勝10敗でもその一勝がホームランだったら高いパフォーマンスが期待できます。
 だからといって、甘い投資ばかりすると連戦連敗、意気消沈の日々です。
 物事なんでも常に思い通りにいくものではありません。
 必ず山あり谷あり。
 投資の際にも、いい面も悪い面両方考えなくてはなりません。
 
 アジアなどの新興国投資も、業績は右肩上がり、経済成長も8パーセント、今後様々な産業が生まれる期待など、いい要素ばかりが目に入ります。
 特に中国株などについての本を見ると、ばら色の未来みたいなことが書いてある。
 投資した瞬間からわくわくして、億万長者になるような気がしてうれしくてしょうがない。
 そういう経験をした人は多いでしょう。
 ところが、何があるのか判らないのも中国です。
 いけいけ だと思ったら、原油高、過当競争、不正経理、過剰人員など思いもよらない自体で失速する銘柄もあります。
 夢ばかりみて投資すると、思い通りに行かなかったときのショックも大きいです。

 私は投資する際には、必ず、ネガティブファクターアナルシス(消極分析)をします。
 この企業の弱いところは何か、どんな環境にになったらマイナスか、という点の分析です。
 駄目なところを散々分析して、それでも投資する水準の価格ならば投資してもいいでしょう。
 常にマイナス要因を考えて、クールに見つめなければなりません。
 逆にマイナス要因を良く知る尽くすから、いい買い時を見極めるトレーニングにもなります。

 
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2005年08月14日

アジア投資に向いている人、向いていない人

 日本は金融鎖国だ、ということは私が盛んにいっていることです。
 何が金融鎖国かというと、基本的に金融機関が顧客に対して公平、公正な自由競争をしていないということです。
 日本国内では金融業界などを中心に、似非平等がまかり通っています。
 一見平等のような仕組みにしておいて、事実は不公正、不公平がまかり通っています。
 例えば銀行預金にしても、取引が何千万円の人に対しても、数十万円にしても定期や手数料は一律です。
 ただしそれは外見上で、一部の大金持ちは銀行の関連会社経由で特別なリスクの少ない金融商品が提供されたりします。
 なぜこんな状態かというと、日本はほとんどがサラリーマンで、会社に所属し、中間所得層だからです。
 大多数には適当なサービスをしていれば銀行はいいのです。
 金融自由の国香港はおろか、アメリカでも、金融サービスは「経済合理性」を基本とされています。
 お金持を持っていればいるほど、サービスは手厚く、多様性のあるものになります。
 HSBCのパワーバンテージにしても、残高が1万ドル以下は毎月60香港ドル手数料がかかります。10ドルまでは20ドル、10ドルを超えてから無料となります。100万ドル以上になるとプレミアという特別のカードになり、豪華なラウンジで専用スタッフが相対で相談に乗ってくれます。(一香港ドル 14.5円で計算してください)
 こうした傾向は華僑社会では結構あたりまえで、マレーシアでも残高が高くなればなるほど預金金利は高く設定されています。
 いわゆる金持ち優遇ですね。
 しかし誰もこうしたことに文句はいいません。
 むしろ、逆でこうした自由競争の世界の条理を自分の目標、ライフプランに重ね合わせる人が多いようです。
 社会人になったら、まず普通のSAVING accountをまず持つ。そしてこつこつ働き貯金をする。そして一定額になったらパワーバンテージのような中間所得層向けの口座を持つ。
 最終的にはプレミアを持ち、不動産を投資する額までまた働く。。。
 金持ち優遇の世界は日本でも、世界中のどこでも本質的には変わりません。
 金のない人間が、コネもバックボーンもない人間が豊かになるための道には、たった一つしかありません。
 それは個人の知恵と行動力です。
 日本という国は集団の国です。ほどんどが企業戦士として組織に忠誠を持つことによってなりたちます。
 一方華僑社会や欧米は個の社会。会社の名前よりも、個人同士の関係でビジネスが進みます。
 どちらがいいとは断定できませんが、日本の場合戦後、企業という組織に忠誠をもった多くの人間の団結力が高度経済成長をもたらしました。ところが今はその過去の成功があだになって多くの弊害をもたしてしまっている。経済的合理性よりも、過去からの無駄の方が優先されて、革新が出来なくなっているということです。財政赤字や年金破綻、道路公団の巨額の赤字、続発する企業不祥事。いままで国が悪平等で隠蔽してきたうみが一気に出ています。
 これまで我慢強く見てきた人々も、ようやく目を覚ますようになってきました。若者は国や企業を信じなくなってきて、それが年金の未払いやフリーターの増加、独立志向の若者たちの増加といった現象にあらわれてきています。
 
 話を戻しますが、日本人は長らく似非(えせ)平等の金融制度に慣れっこです。
 みんな同じ条件になれています。情報についても同様で、ただでいい情報が入ると無条件に思っています。ある意味では、国にとってはとてもありがたく、扱いやすい人たちです。
 だからペイオフで預金の限度が出来ると、一斉に投信を販売します。
 売るほうも、買う方もまったくそれがリスク商品だという感覚がずれています。
 ただ最近ようやく、「なんかちょっとおかしいな」と思って、自分なりの投資方法を模索する人が出てきました。
 アジアの投資に向いているのはそうした人たちです。
 「なんかおかしいな」と感じて、自分で行動する人たちです。そういう人はたとえ失敗しても失敗は成功の糧になります。自分で考えて、リスクをとった失敗はかならず後々役に立ちます。自立の一歩です。おっかなびっくりでもとりあえず自分で考えて、投資してみる。
 アジア各国の投資にしても、実際にその国に行ってみる冒険心のある人は、短期的に無駄でもかならず役に立ちます。
 逆にアジア投資に向かない人、というか「投資」そのものに向かない人は、「疑問を持たない」人たちです。
 本や雑誌で誰か権威のある人が推薦したから、とか、知人がしていて儲かっているからということが「きっかけ」なら問題はありません。その後、自分で検討する姿勢があるかないかが重要です。
 疑問を持たない人たちは、日本という金融鎖国のなかで、常に「なんとなく搾取される」人たちです。金融資産はなんとなく国に守られるけど、増税で搾取される。「まあいっかみんな支払う増税だから」とみんなで損することには何の疑問を持たない人たちです。
 残念でかわいそうなのですが、世界中が自由競争を繰り広げている金融の世界では自己責任ということが自分を守る唯一の砦です。

 それから、前にも書きましたけど、やはり投資する国や企業、産業が好きなことが条件です。
 中国が嫌いな人は、中国の企業に投資しても成功する確率は少ないと思います。
 タイが好きな人と、あまり興味ない人では、やはりタイが好きで自腹で旅行をするくらいの人の方が投資感覚が優れていると思います。
 今回8月頭の香港銀行証券口座開設ツアーに来た人たちは、みんな「疑問を持ち、自分で考える人」で「アジア大好き冒険家」でした。
 香港を拠点に「こんなスキームを作って、こうすれば、ネットで世界中に投資できますよ」と私は昨年から本や雑誌で言っていますけど、まだまだ本気で行動する人は少ないですね。
 だいたいこういう初物にリスクを背負って参加してくる人たちは、みんな冒険家です。誰もいない場所は競争も少ないし、情報もレアで本物のものが手に入りやすいのです。
 そういうことが判って皆さん参加してくださいました。
 次回のツアーは9月26日。
 「自分で疑問を持ち、自分で考える、アジア大好き冒険家」の参加をお待ちしています。
 
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2005年08月13日

『読み』と『背景分析』と『勝負勘』

 中国を含めたアジア市場の株は長期的な投資で とはよく言われることです。
 ところが実際に投資しようとするときに、どんな銘柄に投資しようかというときに銘柄に迷う人は多いようです。
 香港だけでも800以上も銘柄があります。
 投資経験が豊富な人ほど慎重になるように思われます。
 私も昔日本株投資をしていたころ、まだ初心者のころ随分やられました。
 その原因を考えてみると、大部分が本や知り合いから得た「上がる」という情報に基づいて何にも考えずに投資してしまったことだと今分析しています。
 一般に株式の銘柄情報はネットのものでも、証券会社や投資顧問会社のレポートでも、無責任な情報提供者ほど、いいことしか書いていません。
 投資するサイドは、その情報の質を自己責任で見極めないと、投資するたびに損をしてします。あるいは非常に非効率的な投資をしてしまうことになります。
 日本の株でもアジア株でも、こうした情報から、成功する投資の決め手は、投資家の情報に対する「読み」と「背景分析」と、「投資のタイミング」、つまり勝負勘だと思います。
 なんでそのような情報、レポートが流れているのか。その背景にはどんな事情があるのか。
企業業績はどちらに変化しているのか。など情報をどう読むのかということです。
そしてその銘柄は価格的に買い時なのか。という部分への意思決定です。
 アジアの株式市場の場合、相場自体がわりとシンプルな波動です。上下の波を描きながら右肩上がりのラインを引いています。
 まず、財務的に秀でていて、長期的な成長が見込める企業を選ぶ作業をすることです。
 株式市場全体的に需給や、一時的な不安定要素のときに大きく下げるときがあります。
 例えばタイ市場は、原油高やロンドンのテロ、貿易赤字などで7月に下げに転じました。堅調だった消費にかげりが見えることから相場は総じて悲観的なムードでした。
 しかし内閣改造と、景気てこ入れの期待感から8月に入り上げに転じています。
 下げの局面で、代表的ね銘柄であるバンコクバンクも96バーツくらいまで大きく下げましたが、今は99バーツくらいに戻しています。
 こういう下げのときこをチャンスなのですが、あとは買う勇気、つまり勝負勘です。



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2005年08月12日

儲けには「リスク」と「不便」が横たわる

 今日は本の取材でリクルートのOBの方と会っていました。
 そのうち本格的にご紹介できると思いますが、今日会った方はリクルートを辞職してまったくの裸一貫、人脈もなしにマレーシアに移住してコンサルタントとして活躍している方です。
 マレーシアへの進出、移住、マレーシアの人材の日本への紹介などをしています。
 お互いアジアが大好きということで思いっきり盛り上がって、結局気が付いたら喫茶店で4時間も話していました。
 9月末に香港銀行証券口座開設ツアーをしますが、その際に私はマレーシアに訪問することにしました。
 マレーシアといえば、イスラムの国で我々日本人にはなじみがないのですが、政治も安定し、経済成長もアジアの国ではシンガポールについて順調な国です。
 この数年、イスラム圏とアジア圏とのハブの役割を果たして、驚くほど成長しているようです。
 株価も順調に推移しています。
 実際に住んでいる人はその経済のダイナミックな動きをリアルに知っています。
 いい情報交換になりました。
 今日会った方と「激しく同意」したことがありました。
 それは日本に住んでいる日本人の自己リスク感覚の欠如です。
 彼は裸一貫でマレーシアのビザを取得し、会社を設立しました。頼れる人は誰もいませんでした。しかし自らの行動力で華僑系の人々とビジネスパートナーとなり、今日を築いています。
 これはすごいことで、多くの東南アジアに住む日本人は大企業の駐在員で、日本人同士のコミュニティに安住して、ローカル(地元)のソサエティには真に溶け込まないのです。
 だから単身で行って、日本人として地元の人間たちと組んで仕事をする、ということはとても勇気がいることです。私はその勇気を尊敬しました。
 さて投資や海外進出コンサルティングにおても、私の経験上でもどこか「おんぶにだっこ」みたいな人が多くいます。
 受身というか、できるだけ自己負担のコストやリスクをかけないで儲けたいという人たちです。
 そういう人たちは、日本のように同じ民族で住んでいる環境に慣れている方々です。
 ところが海外は、チャンスもあればリスクもある世界です。
 みんな自分で儲けようと必死な世界です。相手からお金をまきあげようと、おいしい話ばかりします。
 ノーリスクで大きな儲けみたいな話です。
 海外の華僑をはじめ多くの人は、リスクなきところに儲けはないと自覚しています。だから甘い話ほど乗りません。
 
 海外の株式投資についてもそうです。
 前回のツアーの参加者の方に私が強調したことは、

 ○海外の投資は基本的に今は不便です。(送金や言葉の問題で)
 ○情報も集めるのが大変で、お金もかかります。(しかも英語です)
 ○日本でアジアへ投資している人は少ないです。

しかし
 
 ○だからこそ、儲けるチャンスがあるのです。

簡単に日本から証券口座が開設できて、手軽に海外へ投資が出来るようになる。
 あるいは、為替のリスクも香港のようになくなるように日本の法制度が変わる。タイやインドネシアの四季報が本屋で売られるようになる。
 そんなにマーケットが大きくなった場合、つまり便利になればなるほど、儲けるチャンスは少なくなります。
 今のところ、アジア株への投資といっても日本の証券会社は中国や韓国、台湾くらいの意識です。
 それは大きなチャンスなのです。
 日本人は情報やリスク、そして希少な情報にコストを掛けるという感覚がありません。
 その代わり横並び意識がとっても強い。そこが儲けのチャンスを逃す原因です。 
 トレンドやキーワードにすぐに飛びつきます。それでいつも外資にやられています。
 インドやブラジルといったBRICSも大手証券会社が参入しはじめていますが、もう既に日本人にババをつかませようとしている外資の売り攻勢がはじまっています。
 急いでファンドを買った方にはかわいそうですが、しばらくは下げの局面を覚悟しておいたほうがいいでしょう。
 (ただ長期的には伸びますから、投信を買っちゃった人はしばらく我慢ですね。それか下げたときに信念を持ってナンピンでコストを下げましょう。)
posted by WOODY at 21:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国・アジア株 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月10日

香港という街

 今朝、携帯電話がなって出たら、香港のチェンさんからの電話でした。仕事で日本に来ているとのこと。
 彼女はドイツ銀行香港の優秀なウェルフェアマネージャー。日本語でいうと富裕層顧客担当で、顧客のために金融商品を作るのが仕事です。私と秋に書籍を出そうということで何回もミーティングをしています。
 私の知人の上場会社の社長Kさんとあうとのこと。
 この会社はこの数年増資をしたり、転換社債を発行したりと資金的には忙しいのは理解しています。
 また最近彼の奥さんの父上(すごい有名な人)が亡くなったので、遺産の相談かもしれません。
 いずれにしても彼女は優秀なプライベートバンカーで口が堅いので、聞かないこととしておきましょう。
 チェンさんとの話は、彼女が草稿を英語で書いて私が預かっている本の話でした。
 9月の末のツアーまで時間がありますので、そろそろ書こうかなと思っていたので、詳細に話し合いました。
 忙しいチェンさんは昨日東京に来て、今日は名古屋、翌日大阪に異動して香港に帰るそうです。
 
 香港という街は世界中からお金が集まってくる街です。
 人も同様で中国大陸からも様々な手段を使って移住してくる人がいます。
 チェンさんも上海から親戚を頼って日本の一橋大学に入学して、日興証券に入社後、香港の銀行に転職して、その後香港人のご主人と結婚して香港の国籍を取得しました。
 一文もない人が立身出世を目指して働く戦場が香港なのです。
 香港に行くと、人々が朝から夜まで儲け話をしています。
 しかしその多くは、実体があるのかないのかまったく判らない話です。
 たまにお会いする日本人の方が「中国人、香港人は信用できない」というのは、こうした儲け話にお金を出して、おじゃん になった。つまり彼から言わせると騙されたということで、深い不信感を持っているのです。
 でもそういう儲け話に乗ったという自己責任も彼にはあることを、理解すべきです。
 多くの賢明な香港の人は、目先の投機的な儲け話には絶対にのりません。
 自分の責任で確実に資産を増やしています。
 香港やマカオの夜は華やかです。
 おいしい料理や、美女がはべるナイトクラブも沢山あります。
 そんな雰囲気に巻き込まれて、つい、ばかげた儲け話に乗ってしまう外国人、特に日本人は多いようです。
 投資は自己責任。それから、おいしい話には常に落とし穴があることを理解すべきでしょう。
posted by WOODY at 12:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国・アジア株 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月05日

アジア株の投資センスを磨く方法

 日本の株式投資でも最近は女性や主婦が結構稼いでいるようです。
 アジア株についても、いわゆる女性的なセンスが結構重要です。
 いったいどういうことでしょうか。
 それは、『お金の価値のセンス』です。

 私は年に数回香港口座開設ツアーというものを開催しています。
 ツアーと正式名称のものは今回が最初ですが、友人、知人をこれまでも連れて行っては、口座開設をしたことがあります。
 その時にかならず心がけているのは、行く場所を「偏らない」ということです。
 香港には、数万円の食事を出すところもあれば、数百円で済む食堂もあります。
 偽ブランド品まがいの商品も、最高級のブランド品を売っているショッピングセンターもあります。
 私は必ず、安いところ、高級なところと案内するようにしています。
 路地裏の果物を売っている屋台なども通り、値段をチェックします。
 なぜかというと、経済の活性度とどもに「値段」がわかるのです。
 価格のセンスがわかると、その土地の通貨の価値も体感できるようになります。
 香港に限って言えば、10香港ドル、100香港ドル、1000香港ドルあれば何が出来るか、という想像力が養えます。
 そういう感覚の上で、その企業の株価、時価総額、売上や利益が判れば、安い:高いの判断の大きなものさしになるのです。
 毎日の生活でお金をやりくりしている主婦はその点、価格の感覚が身に付けば、株価の判断にも大きな力になるはずです。
 これはタイやインドネシアなど東南アジアの諸国へ行っているときも同様です。
 多くの日本人は東南アジアへ行くと、円が強いために、「安い、安い」と買い物に熱中してしまいます。
 しかし投資感覚を磨くためには、逆の立場に立って物事を考える必要があります。
 彼ら(アジア諸国の人たち)は一日にどれくらい使うのか、平均月収はどれくらいで、彼らにとっての贅沢とは何か。
 そういう視点で見始めると、あらゆるお店や商店、買い物する人が勉強の対象になります。
 単なる観光旅行は、アジア投資勉強ツアーに一変するのです。

 夏休みで海外を過ごす人も多いと思います。
 今度海外に行ったときにはそういう視点で、自分のセンスを磨く、ということも面白いと思います。
posted by WOODY at 18:48| Comment(0) | TrackBack(2) | 中国・アジア株 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月04日

香港ツアーから帰ってきました。

 香港ツアーから帰ってきました。
 今回は初回です。参加者の方のほとんどが私の読者か、「円塾」セミナー参加者の方でした。

 今回の参加者の方は、HSBCの口座開設、TISCO証券の口座開設、HANTEC、PHILLIP証券の口座開設が完了しました。
 これでアジア、米国、ロンドンと世界中の証券市場などの金融市場への投資が可能となりました。
 おまけに、私の華僑の知人が飛び入りで紹介してくれて、中銀国際という中国銀行の子会社の証券会社の口座も開設できました。
 この証券会社は中国銀行の子会社で大陸の新規上場銘柄に強い証券会社です。
 また今回わかったのですが、HANTEC証券は外貨取引が香港最大で、FXトレーディングのスプレッド(手数料に相当)が日本の半分以下ということもわかりました。
 参加者の方の中には外貨取引をされている方もいるので、大喜びで外貨(FX)の口座も開設しました。

 口座開設については、間違いなく、一人で香港に訪れるよりも効率的な形で出来たと思います。
 やはり華僑は人脈社会だとつくづく思いました。
 本当に友達に感謝です。
 また投資の面でも、参加者の方は満足していただいたと思います。
 参加者の方には日本では絶対に手に入れることが不可能な資料や情報が入手できました。
 みんな帰国したらすぐに投資する、ということです。

 夜は毎日、絶対に普通の観光ツアーではいけない場所での食事を開催しました。
 私の知人の華僑が連れて行ってくれたのです。

 そういう意味で今回の最初のツアーの方はラッキーだったと思います。
 参加者の方からの要望で、日本でも分野や国を絞っての「アジア株勉強会」をして欲しい、ということになりました。
 また今回の内容は中身が濃すぎて、料金が安すぎるという声も頂きました。
 確かに、初めてなので私個人は赤字でした。
 赤字は覚悟なのでしたが、アジア投資マーケット拡大への私自身の意欲と、「いくらでもかまわないから、とにかく、口座開設のツアーを開催して欲しい」という意欲から実施しました。
 結果的にとても良かったと思います。

 次回は9月中旬を予定しております。
 また勉強会も開催しますから。ぜひ、楽しみにしてください。

 
posted by WOODY at 22:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国・アジア株 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月31日

タイの株式市場

 マレーシア、インドネシア、シンガポール、フィリピンの株式市場はようやく90年代初頭のころに戻してきた。
 それに引き換えタイ市場は上がったり、下がったりと出遅れの感が否めなかった。
 政府の慎重な政策もあったし、石油などのエネルギーの輸入依存度が高いことから、石油高などが成長に歯止めをかけていくのではないか、という懸念もあった。
 先月段階で輸入と輸出の差額の貿易赤字も10億ドルになって、ようやく政府も景気対策に本腰をいれはじめた。新聞によると8月か9月には大幅な内閣改造をするようだ。
 こうした動きから、インドネシアに天然ガスを保有するPTTなどが上昇をはじめた。
 僕はずっと安い今が仕込みどきだと考えているので、あまり上昇しないでほしいと思っている。

 今日から香港です。
 口座開設するみなさんとタイ株の勉強会が楽しみです。
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2005年07月29日

投資方針の立て方

 アジア株にかぎらず私は相談や依頼があったときに必ず、投資方針を立てることをまず薦めます。
 資産運用のアドバイスのときも同様で、まず、どうしたいのかを詳細に聞きます。
 大方の人は最初は「儲かればいい」みたいな感じです。
 しかしみなさん、そこが日本の優しくない証券会社や悪徳投資顧問会社の思う壺なんですね。優しくない証券会社とは、おいしそうなことばかり言って投資信託や国債を売りつける証券会社のことです。
 ネット証券のように手数料を徹底的に安くする、システムも安定的に提供する。その代わりに投資家は自己判断で投資する、これが今の世間一般の求めているニーズです。
 しかしいまだに投資銘柄を「商品」のようにして売っている証券会社もあります。さすがに具体的銘柄にノルマをつけている会社はもうないでしょうけど。
 しかし『儲け情報』に基づいて投資家の方も自己責任で、投資しているわけですから一概に証券関係者の方ばかりせめてもしょうがないのかもしれません。
 とにかく、投資にはまず投資方針を立てるのが第一です。
 投資方針とは、

 ○投資の目的
 ○期間と目標利回り
 ○投資対象の市場・商品
 ○投資対象の企業の産業
 ○投資対象企業の適格用件(時価やPERなどの条件)
 ○以上の投資対象のポートフォリオ(組み合わせ)

ちなみみ一定の大きな金額の場合もありますし、だいたい月平均いくらくらいを
三ヶ月単位で投資する、というプランもありえます。
 その人の収入や持っている資産の額や種類によって千差万別になるわけです。
 この投資方針をじっくり考えることは、すなわち自分の人生を考えることに直結します。
収入や支出の見通しや、リスクなどをじっくり考える機会になるからです。
 
 貧すれば鈍す、といいます。 
 心が貧しくなり、あせって目先の儲けばかり追いかけていると、一体何のために投資しているのかわからなくなります。
 私はそういう投資方法を「パチンコ投資法」と呼んでいます。
 どういう意味だか判りますか?
 パチンコみたいにばくち的に投資するという意味もありますが、パチンコは誰が一番儲かるのでしょう、それはパチンコ屋さんです。
 証券会社だけもうかる投資方法だということです。 

 ちなみに私の投資方針は大雑把です。
 アジア株の場合でも私は安定株7割 新興株3割と決めています。
 銀行、エネルギーがメインとは雑誌や本で書いています。
 他に国別に色々あるのですがそれは秘密です。
 
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2005年07月27日

投資成功の秘訣はあせらず、自分の意見を持つこと

 株の本が売れているそうです。
 本屋さんにいくとかならずコーナーがあります。ムック形式の本から単行本、さらに投資関連の週刊誌まで山のように積んでいます。
 投資の手法もデイトレードから、長期のバリュー投資、外貨証拠金取引、投資信託など様々な分野について出版されています。
 また、主婦や一般の個人投資家が書いているものもあります。
 多くの書籍は、簡単にいうとどうしたら儲けられるのか、ということを書いています。
 唯一例外なのはウォーレンバフェットなどのバリュー投資系です。彼らの主張は一度もったら一生売らないくらいの株式銘柄へ投資することを推奨しています。だから儲けというよりは、資産の増大という考え方ですから。
 こんなに沢山出しているのですから、それだけ読者がいるということですね。
 みなさん、いったいどんな方針で投資しているのでしょうか。
 短期なのでしょうか、中長期なのでしょうか、両方なのでしょうか。
 その辺がぜひ知りたいです。

 最近私のところにも一般個人投資家から様々な問い合わせや依頼が来ます。
 雑誌の執筆などの依頼も舞い込んでいます。
 その多くが「資産運用の指南」であったり「金儲けの方法」です。
 やはりペイオフや郵貯の問題があったりと、環境の変化なんでしょうね。
 みなさん、自分の資産を今後どう築いていくか、なやんでいるのでしょうね。
 
 簡単な資産投資の方法を時折書いていきましょう。

 @投資は自己責任だということをまず胸に叩き込むこと
 ●●銘柄で儲けたという記事があります。
 私のSPAの紹介でも、インドネシアやタイの銘柄で百何十パーセントと書いてありました。
 ではその銘柄に投資したら同じだけ儲かるのでしょうか?
 答えはNOです。紹介した銘柄は投資したときはとても安かったのです。
 これは他の人にも当てはまります。
 人の情報から投資するとたいがい損をします。
 良く「株の神様」みたいな人がいます。
 中国株にもいます。
 私は絶対にそういう人の推奨は買いません。
 そういう人が推奨する株が仮に魅力的な企業であっても徹底的に調べます。
 そして株価がどんな水準なのかも検討します。

 投資は銘柄も大切ですが、何よりも大切なのは価格です
 その価格が安いか、高いかはその会社や産業についてよく知ることが必要です。
 また株式市場には需給という要素もあります。みんながいいな、と思うときはかならず
高い価格になります。
 これは万国共通なのですけど、上がったと同時にみんな買うという傾向があります。
 つまり市場には勢いというものが存在するわけです。
 勢いがないときに将来の上昇を見込んで投資するということはなかなか勇気が入ります。
 投資である程度成功している人は、その眼力と勇気がある人です。
 おそらくそういう人はほとんど人に「どこに今投資している」なんて言ってないと思います。
 検討するだけで精一杯ですから。
 ですから皆さんも、まずは自分で考えて、自分で調べて、自分で勇気を持って投資する
ということからスタートすべきです。
 ほとんどの人が小さくスタートしています。小さな失敗はするでしょう。
 でもその小さな失敗が、将来の決定的な失敗を防いでくれるのです。
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2005年07月24日

アジア株大幅上昇

 中国の人民元の切り上げが世界経済に大きく波紋を投げかけている。
 ちなみに同日マレーシアも切り上げ(バスケット制度への移行)を表明した。
 長期的にはアジア通貨はかならず切上げという傾向ととられて、機関投資家の資金がアジアマーケットに異動した。
 通貨の力が強くなることによって、追い風なのは石油、内需関連。
 マレーシアでは娯楽大手のGENTや通信のテレコムマレーシアなどが続伸した。GENTはシンガポールのカジノ関連としてこのところ注目を浴びていた銘柄だけど。
なおアジア株式全般のチャートはこちら

 31日から香港口座開設ツアーに行くけど、今回行って口座開設する人はラッキーかも。
 8月は絶好の買い場だから。
 まあ、チャンスは、待つことと、注意深く隙間を見続けることでいつでもあるからあせる必要ないけど。
 タイなんかはまだ安い水準だけどいつか爆発すると思う。
 それまで資金をためておこう。
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2005年07月21日

しばらく中国は要注意かも

 中国が4−6月期のGDPが9.5%増だったことが明らかになった。
 貿易収支は396億ドル(1−6月)となり、昨年の一年間の319億ドルを超えている。
 景気の過熱は頂点をきわめているようだ。政府は必死に不動産市場を締め付け、金融のも制限を設けているが、熱気は一向に収まらない。
 
 未開発の内陸部のことを考えると、北京、上海、シンセンエリアが異常に過熱していることが想像できる。
 
 私の知人の香港人が上海の巨大ショッピングモールに行ったのだが、その日は休日で客がごった返し、レジでの清算が1時間待ちだったという。
 香港では大陸人のツアー客がブランド品を買う姿が目立つ。

 ただこうした好景気が株式投資にとってプラスになるか、というとそうでもない。
 これだけ好景気で輸出が増加しているということは、貿易摩擦が懸念される。
 人民元の切り上げ圧力も対中貿易赤字を抱えているアメリカを中心に高まっているであろう。
 しかし中国政府は簡単には応じられない。中国全体を見てみると、インフラ整備もまだまだの段階である。圧倒的に貧しい人がいる。
 今は一部の人間がその成長の恩恵を受けているに過ぎない。

 将来のことを考えると、中央政府はまず中間所得層をより多く作っていかなければならない。
 そのためにこの先数ヶ月、微妙な舵取りとなっていくことであろう。
 金融政策や貿易政策で景気になんらかの歯止めをかけるという観測をしている市場関係者は多い。

 株式市場も全体的に上昇にストップをかける可能性がある。
 香港市場は時に大幅な下げを見せるときがある。
 個別の銘柄の選別と同時に、安値を拾っていくべきか、損切りしてしまうか、の判断の準備を今から必要だと思う、


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2005年07月10日

華僑はなぜ風水を気にするのか

 華僑といえば風水ですね。
 華僑の生活と風水はきっては話せません
 香港やシンガポールのオフィスの入り口には必ず、水槽の中に金魚がいます。
 この金魚というものは商売の守り神で災いを守ってくれる、ということです。数はかならず4の倍数です。
 そして死んだりしたら、すぐのその不足した数を補充します。
 アジア各国では、一つの街に必ずあるのが金魚屋だというのは、日本とちがい金魚のニーズが圧倒的にあるからです。
 水晶や緑の植物などの置物なども風水上の配慮からです。
 通路な机の配置から、入り口、出口の設計までかならず風水師が関与しているのも特徴です。
 有名なのは香港のHSBC本店や中国銀行本店です。
 これらの建物は香港を代表する風水師によって設計・指導されています。

 あまりに風水ばかり気にしすぎるので、香港やシンガポールの街は、赤や金のへんてこなビルや置物の街で、ファッションやセンスという観点からは少しかけているという声もあります。
 風水をなぜ気にするかというと、商売繁盛と一家安全なのです。そういう視点から考えると『お金のために全部決めるの?』という風にも考えてしまいがちです。

 ところが、風水の原理原則をよく読んでみると、必ずしもお金だけではないということがわかってきます。

 風水理論の原点は陰陽思想です。
 易経という古典がありますがそれが最も古い陰陽思想の原点です。
 それによると全てのものは陰(−)と陽(+)からなっている。天気や地形、木や土、水など万物はこの陰と陽の組み合わせだという考え方です。
 そして全ては混沌(大極))から陰と陽が現れ、組み合わせてできたものだというのが根底にあります。
 季節に四季があるように、全ては変化する、そしてその変化は自然の法則にのっとるという考えかたをします。
 易経といえば、占いの易の原典でもあります。
 易(うらない)も、本来はこの思想から発展してできたものです。
 易はもともと、国の大事、すなわち国民がいかに安定した暮らしをできるか、と王が自然から答えを得るための手法でした。
 その時の状態を64の形で解説したのが易経です。
 だから良い、とか、悪い、とかはないのです。全ては変化して流転するので、その状態それぞれの特徴と心構え、対処の方法を陰陽理論で解説しているだけなのです。
 例えば全てが陽である卦を「乾為天」といいます。
 最高の状態なのですが、逆にいうと後は後退しかありません。得意にならず謙虚にする必要があると書いています。そして最高のあとは下降しかありません。永久に繁栄が続くとは考えずl、下降に備える重要性が書かれています。最高が永遠に続くことはないのです。
 また全部が陰(−)は「坤為地」といいます。究極のマイナスなのです。
 無理にもがいては凶です。しかし自分をしっかり見つめて、力を蓄えれば将来かならず光が見える。という示唆があります。これ以上暗い闇はなくあとは朝日を上るのを待つだけなのです。

 変化という観点から見たら、良いも悪いも常に流動的だということが、易の基本思想です。
 そしての立ち振る舞いにいても、厳しくかかれています。それは、人間としては上に立つものは上にいればいるほど、「公」に尽くす存在でなければ国は滅ぶ、という教えです。
 私の手元にある香港の風水の先生の書いた本には、「運を向上させる一番の方法は陰徳を積むこと」だとはっきり書いています。
 つまり見栄や虚栄心を捨て、誰にも見られなくても他人のために尽くすことこそが、風水理論からも運を開く鍵だというのです。

 他人とくに困った人を助ける、とは案外香港人からは見えません。
 しかし実際には成功した香港人は多くの寄付をしています。
 税制上の処置もありますが、貧しい人、困窮した人へ無名で寄付している成功者はおおいんです。

 あのスマトラ沖地震で政府以外で界で一番多く寄付をしたのは香港の個人です。
 
 そういう深い理論や哲学の上にあの赤いぎらぎらした風水があるのを私たち日本人も理解すべきでしょう。
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2005年07月09日

儲け話には気をつけろ

 よく香港人(中国人)は信用できないという人がいます。
お金を出して騙された。という日本人に何人も話を聞かされた経験があります。
確かに香港にいると、朝から晩までお金の話です。つまり儲け話のオンパレードです。
大きくわけると中国の事業の権益を持っているとか、中国の共産党の○○(新聞に載るような有名な指導者)に話がつなげるとかが多いです。
日本でも○○大学(中国の指導者をいっぱい輩出している大学)の出身者で共産党の偉い人とすぐ会える、ということを売り物にしている中国人コンサルタントが沢山います。
しかし私の経験では、ほとんど、こういう話は乗らない方が無難です。
香港の華僑実業家は本当に信用できるまで相当時間をかけます。
相手がどんな実力なのか、約束をしっかり守るのか小さなビジネスから初めて、相手を観察します。
あとは中国人同士ですからそういったネットワークから情報を仕入れて過去の実績などを調査します。
 そして彼らの主眼は<個>として独立してぎるということです。自分の選択は自己責任です。また相手を信用するときもバックボーンでなくその相手を個として観察する、ということです。
それに引き換え日本人はすぐに相手のバックボーン(学歴やコネがある)というところから入ります。
そして安易に相手を信用してしまいます。

中には○○さんの親戚と友達(太陽と地球くらい遠い親戚)
○○さんの学友(だけど学友は数千人もいる)

だったことが後で判明なんてこともあります。

それから多いのが香港の上場企業への投資話です。
だいたい、その上場企業は長期的に業績が低迷している企業です。そういう企業に本土の企業が投資して(つまり株を持って)、ある一定の本土事業をつけるという話です。
一緒に投資すると0.1ドルの株価が5ドルくらいになる、みたいな話です。
確かに昨年もこうした提携で株価が何倍にもなった企業はあります。
しかしそんなおいしい話を日本人に持ってくるわけはありません。
だから日本人に儲け話を持ってくるという時点で疑うくらいのセンスが必要です。
なんで彼らはこの儲け話をもってくるのか?
必然ないところに宝の山はありません。

私の知り合いで、1999年当時一発日本の株で当てて、数億円儲けた人がいました。
拠点をシンガポールに移し、大豪邸に住み、フィリピン人のメイドを雇い、朝は相場で少し投資をしたら午後からは毎日ゴルフみたいな暮らしをしていました。
その人はもともと投資家というより投機家ですから、儲け話が大好きです。
ある華僑ブローカーから香港のGEM(新興市場)の投資を持ちかけられます。株価は0.05ドル。円でも一株75銭です。
 事業転換で大化けするということで数千万株投資しました。
ところがその数ヶ月後にCEOが退任して、会社はもぬけの殻になってしまいます。
株価は値を下げ続け、買い支えているうちに筆頭株主になってしまいました。l
それが2001年くらいの話です。
ちょっと疎遠になっていましたがその人の近況をある人に聞くと、なんと、その後も儲け話にのっては騙されたりして、一文無しになってしまったそうです。
今は日本にもどり、都営住宅に住んでいるとのこと。

彼からすれば『騙された!』ということですが。

基本的に儲け話にはかならず裏があるということを知るべきでしょう。
それから投機でなく、投資が基本です。
posted by WOODY at 17:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国・アジア株 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月29日

なぜアジア株なのか

 私がなぜアジア株に注目し始めたのか。
 そしてそこそこのパフォーマンスを得るようになったのか。
 今回はその点を説明してみましょう。

 私は2000年頃ビジネスのの拠点を香港と東京においていました。
 仕事の内容は華僑系投資会社のディレクターです。
 元々日本のベンチャー投資をずっとしていたので、日本のベンチャーと香港や大陸系のベンチャーや投資会社とのコーディネートをしていたのです。
 シンセンや珠海などはよくいきました。
 その当時、まだアジアは通貨危機のダメージの余波があり株式市場もそれほど上昇はしていませんでした。
 日本の方は一時的なITバブルに沸いていた時期です。
 当時、シンセンにいくと近代的なビルの建設が進行中ながら、街を歩く人はみんな貧しい身なりで歩いているのが目に付きました。
 しかし町全体は、言葉で表現できないほど活気があります。
 人々も明るい。
 景気はそれほどよくないのに、活気あがある。、ういう不思議な印象を持ちました。
 2001年暮れに中国がWTOに加盟することが正式に批准されたころから、実態経済もよくなり、2002年頃から株式市場も上げ相場になりました。
 私がシンセンの印象を受けたときから2年くらいたっていたと思います。
 中国株は2002年頃から日本での投資する人がぼちぼち出てきていました。
 2003年に中国株は大幅に上昇しました。
 
 私は2003年頃から、タイ、ベトナムなどを訪問するようになります。
 その時にシンセンを訪問していたときとまったく同じような印象をもちました。
 その頃からインターネットの普及がアジアでも進み、ネットトレードが香港やシンガポールによってかなり進んだサービスが提供されるようになります。
 新聞や証券会社の情報のネット経由で入手可能になりました。
 以前のシンセンの印象がよみがえり、『もしかして次はアジアかもしれない』という直観がよぎるようになります。
 その直観は見事昨年の夏以降あたることになります。
 投資していたタイやインドネシアの企業が軒並み上昇しはじめたのです。

 ここで冷静に考えてみると、

 ○中国はこれからももっと成長する 
 ○それにつられるように、東南アジア諸国も成長する

という大きな構図がみえてきました。
 その内容を整理したのが、

 アジアで1億円儲けよう(中経出版)
 アジア株投資術(kkベストセラーズ)

です。
 
 アジアで一億円儲けよう  は 基礎編
 アジア株投資術      は 応用編

と考えてください。

 私の投資の基本方針は

 人の行く裏に道あり花畑

です。
 中国株(香港株)にしても大型株にかくれて、安くて上昇する可能性のある株は沢山あります。
 アジアにしてもそうです。
 儲かる、というよりもそれを見つけて投資するということに意義があるのです。
posted by WOODY at 19:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国・アジア株 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月21日

一口情報−長江実業

 最近、少し動きが鈍くなった香港の不動産市場。2年前から香港の不動産価格は上昇を続けています。中国から大量の移民が来て需給が逼迫したせいでしょう。 
 一方で株価の方は市場の過熱懸念から、1年前と比べてほとんど値を下げています。
 香港市場に上場している不動産関連企業を調べてみると、ほとんどが10%程度マイナスです。
 1年前に比べて価格が上昇しているのは、

swire $69.25 (+6.5%),
china estates $6.6(+25.7%)
sino land $7.90(+3.3)

不動産ディベロッパーは積極的に不動産開発を進めています。
 不動産物件自体は順調に動いているようです。
 そして特筆すべきことは、
 長江実業のオーナーである、李嘉誠(lee ka shin)が先週から自社株を買い増していることが判明したのです。
 李嘉誠といえば香港で最大の企業グループである長江実業グループの総裁です。傘下に通信企業のハチソンワンポアなどを擁しています。李嘉誠の保有株式は香港証券取引所の時価総額の15%を占めているともいわれています。 
 李嘉誠氏はほとんど今まで長江実業への追加投資はしておらず、今回の投資は5年ぶりだということです。
続きを読む
posted by WOODY at 18:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国・アジア株 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月19日

さあお金を貯めておこう

 このところ中国株(香港株)が少し風邪気味のようです。
 H株なんかも上がりそうであがらない。
 レッドチップも昨年の年初の水準に戻したけどなかなか、ロケットスタートという
わけでもない。
 明るいニュースといえば、あの株の神様ウォーレンバフェットが中国人寿(2628)英語名china lifeの ニューヨーク証券取引所に上場分のADRを18.7百万ドル分投資した。
ということくらいでしょうか。
 ウォーレンバフェットといえば保険業のプロですから、5ドル近辺の価格は安いと見たのでしょうか。
 それはそうと、3月から5月にかけての香港市場の株価はかなり、神経質です。
 だいたい香港市場は6月から7月が底をうつという傾向があります。
 先日の対日の騒動はそれほど香港市場に影響はあたえていません。
 しかし、中国本土の景気の過熱には相当神経質になっていました。
 ことし年初に友人の香港人が来日したときに彼は、年前半は大丈夫だけど、後半は注意(cautious)という表現をしていました。
 もともと、香港市場は鉄火場のように株価の上下が激しい市場です。
 中国の燃えるような成長に対して、政府は水をかけて冷ましたり、と思ったら石油を注いだりします。
 火加減の調整がつかない風呂、という風に香港・中国を例えても良いでしょう。
 だからこれからも乱高下はあると思います。
 まだ本格的な上昇になるには、時間がかかるでしょう。
 ということは、

 良い株に安く投資するチャンスは絶対にある

ということです。
 アジア株の投資先選定も面白いけど、香港・中国株も想像力のトレーニングになるので楽しいですね。
 
posted by WOODY at 21:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国・アジア株 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月18日

アジア株考察−バンコックバンク

 
BANGKOK BANK コード BBL.BK
株価 104バーツ(6月17日現在)

 私のお気に入りの銀行株の中の一つです。
 数年前からチェックしていました。
 タイで最大の商業銀行。タイの民間貸し出し資金の20%を占める巨大銀行です。
 潮州出身の客家華僑のSophonpanich陳弼臣(チン・ソーポンパニット)が創業者。一族が今でも経営権を握っています。
 国内に672支店、海外に21の支店があり国内のATMは1760.
 大手企業とのパイプが太く、海外支店もタイとの貿易金融が中心となっています。
 タイの銀行は通貨危機からようやく回復したとはいえ、多くは完全復活とはいえません。
(その分、多くの銀行はめちゃくちゃ株価が安いという面もあるのですが)
 バンコックバンクは2002年にはいち早く回復基調に戻りました。
 2004年の決算数値 
 
 営業収益   48,742 
 純利益    17,620
 EPS     9.23
 配当      1.75
 総資産  1,407,347
 株主資本  115,251
(百万バーツ)
 ROE    16.24% 

ずっと無配でしたが、2004年決算で復配を果たしました。
  http://www.bangkokbank.com/
posted by WOODY at 21:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国・アジア株 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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