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2010年09月18日

ドラッカー

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今は経済生態の変革期。
変革期とは主役が変ることです。
国や産業、主軸通貨、価値観、社会のシステム。
経済生態変化の視点でコラムをお送りしています。
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 久しぶりにドラッカーを読んでいる。
 事業プランを書いていて、基本に戻るときはかならずドラッカーを読む。


マネジメント - 基本と原則 [エッセンシャル版] ~ P・F. ドラッカー

 ところで、サイトを見ていたら、こんな本が売れているらしい。


もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら ~ 岩崎 夏海

 いったいどんな内容なのかわからないが、面白そう。
 今度日本に帰ったときに、買おうと思っている。

 さて、本家のドラッカーの「マネジメント」は日本の本棚から先日こちらへ帰るときに持って帰ったものだが、実は読んでいなかった。

 日本の私の本棚にはドラッカーの本が数多く並んでいるが、何度も読んでいるのは「現代の経営」と「イノベーションと企業家精神」でこちらは英語の原書も読んだ。

 「マネジメント」はドラッカーの何冊かの名著を抜粋して構成していて、この一冊でイノベーションや組織マネジメントについての基本理論がほぼ網羅されている。

 有名な「3人の石工」の話も紹介されている。

 今回私がこの本を読んで、『なるほど!』と感銘を受けたのは、

 マネージャー

 という項目で、

 少し心に引っかかる言葉を書き出すと、
 
 ○組織の目的は凡人をして非凡なことを行わせることにある
 ○組織の焦点は問題でなく機会に合わせなければならない
 ○間違いや失敗をしないものを信用してはならなことである。それは見せかけか、無難なこと、下らないことにしか手をつけないものである。
 ○真摯さなくして組織なし
 ○真摯さよりも頭のよさを重視するものをマネージャーに任命してはならない。そのようなものは人として未熟であって、しかもその未熟さは通常なおらない。
 ○部下に脅威を持つものを昇進させてはならない。そのような者は人間として弱い。
 ○いかに知識があり、聡明であって上手に仕事をこなしても、真摯さに欠けていては組織を破壊する。組織にとってもっとも重要な資源である人間を破壊する。組織の精神をそこない、業績を低下させる。

 この項目でドラッカーは何度も真摯さ−誠実であることの重要性を強調する。

 ドラッカーの文章というのは、経営学の本の中では、本質をずばずばついて、畳み込むような迫力がある。

 ベンチャー企業の中で、一時だけ輝いた企業は沢山ある。

 私はそういう企業を一瞬だけ輝いて、消えるという意味で『流れ星企業』と呼んでいる。
 こうした『流れ星企業』の多くは、自分の能力や実績を誇示し、自慢をする。そして類は友を呼ぶ、という言葉通り、同じように誠実さのない、口ばっかりの人間が幹部になっている場合が多い。

 孟子の言葉だったと思うが、

 天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず

という言葉あるが、強い組織、というのは古今、人の能力を束ねることが上手な企業である、ということなのっだろう。




posted by WOODY at 20:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 生態系経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月03日

勝者の驕り−Gコミュ脱税

 実は今中国広州まできていて、おもいっきり接続が悪い。

ジー社会長5億円所得隠し NOVA英会話事業を継承
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090802/crm0908022209009-n1.htm

この、Gグループというのは、名古屋で学習塾からスタートして、あれよれよという間に不振な上場企業を買収していきました。
 ULLETというベンリなサイトがあるので、ある株主がどこの株主かもわかります。

 http://www.ullet.com/s92176.html

ジーコミュニケーションという会社が、旗艦企業となっていて展開しているみたい。

 http://www.g-com.jp/group/index.html

代表者が上場を目指しているジーコミュニケーションの第三者への譲渡益を申告しなかったのと、NOVA事業で不正な損金処理をしたというのが今回の概要です。

 2005,6年くらいからすごく目立っていて、すごい有能な経営者と祭り上げられていましたが、ワンマン体制で、すごい給与が低い企業といううわさもありました。

 いけいけどんどんで企業を大きくするのはいいけど、経営者の器以上に企業は大きくならないとのたとえどおり、こんなぼろがでちゃう。

 私はこの企業グループを観察していたのですが、勢いが良かったときから、UTホールディングス(JQ2146)の若山陽一代表とこの稲吉正樹代表がオーバーラップしていました。

 UTホールディングスのほうは技術系人材派遣で急成長、合併で大手企業となりましたが、GWホールディングスの買収に失敗して巨額損失を出してしまいました。会社のバランスシートは急激に悪化。
 http://profile.yahoo.co.jp/consolidate/2146
 なんとか原点にもどって、やり直しています。

 で、Gというグループも急速に業容拡大する途中で、必ず谷というか、壁がでてくるのではなかな、と感じていたのです。

 焼けるように加熱した成長は、いいともいえず、何かを犠牲にしていることが多い。

 終わりという風には思いませんが、こういうボロは、<宴の終わり>になるケースが多い。

 グループで千何百人規模だと思うんですが、大切なことは、社員が幸せ、やりがいを感じていたなら再生の可能性があるでしょう。
 
 会社というのは生き物で、未来のリスクを循環的に防ぐ生態系を持つ必要にがある。巨大化すればするほど、未来のリスクや危険を察知する修正機能をトップは持たないといけない。
 リスクを循環的に修正する生態系とは、簡単にいえば、マイナス情報を社内できちんと上に上げて、軌道修正する機能です。

 ワンマンになればなるほど、耳障りのいい情報しかこなくなる。

 王様さまの耳がロバの耳、みたいな体制になると、順風満帆の船のはずがあっという間に泥舟になります。

 経営に<勝ち組経営>なんてありえません。
 蹉跌を正面から受け止めて立てなおすのか、<大丈夫大丈夫>とマイナス情報に背を向けるのか。
 この経営者の賢さが問われていると思います。
posted by WOODY at 19:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 生態系経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月15日

企業衰退の予兆

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今は経済生態の変革期。
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 企業再生投資というのは、ようするに業績不振の企業にお金を入れて復活させることです。
 ただ、不振企業のなかで見込みのある企業に投資すればいい、というわけではない。

 ここ数年流行った企業再生投資企業−Jブリッジ(9318)、プリヴェ(4233)、Oak キャピタル(3113)などは、業績不振へ投資して、再生するというコンセプトです。
 しかしうまくいかない。
 なせうまくいかないかというと、彼らは、絵を描くのは上手だけど、経営ができない。
 人にフォーカスしてないのです。
 人材こそ、企業革新の要であり、人材こそ利益の源泉なのです。

 優秀な人材と、優秀な人材を育成する組織マネジメントが導入されれば、企業は再生します。
 たとえ成熟産業であっても、新しい産業を生み出すことが可能です。

 人にフォーカスできない再生投資企業は、ゴミ企業のポートフォリオと同じです。

 さて、現在、そこそこの企業でも、<ちょっとあやういな>という兆候のある企業も見受けられます。


 ガリバー(7599)
 2008/04/07 代表取締役の異動に関するお知らせ

羽鳥 兼市氏が会長。羽鳥 裕、介羽鳥 貴夫兄弟、専務から両名代表取締役社長へ。

2009/03/31 取締役の辞任に関するお知らせ村田 育生(専務取締役=その前は代表取締役副社長)辞任、顧問へ。

2009/04/06 取締役及び執行役員の人事に関するお知らせ

専務取締役吉田 行宏氏→常務取締役

 景気低迷で、中古車市場も大打撃。
 ガリバーは前期3度業績を下方修正しています。

2008/09/19 業績予想の修正に関するお知らせ

2008/10/15 業績予想の修正に関するお知らせ


2009/04/06 業績予想の修正及び配当予想の修正に関するお知らせ

 
 当初予想
 売上 196,300
 利益  4,000

 最終予想
 売上 163,000
 利益   450

(前期EPS 445.27 今期予想EPS 47.54)

 一株利益が10分の一に減るのですから、厳しい環境です。株価も低迷
7599.gif7599.gif



 人事を見ると、羽鳥さんが会長になり、ご子息が二人とも代表に就任。
 急成長を共に支えた、村田さんは退任。吉田さんは専務から常務に降格。

 あらじめ書いておきますが、私はガリバー創業期から知っており、前職のVC時代に投資を経験させてもらいました。
 村田元専務はVC時代の同僚で、彼はVCからガリバーに移りました。(興味ある人はガリバーの有価証券報告書に経歴が書いてあります)
 彼とはよく京都で飲んだものです。(私の彼への印象は、いつも忙しそうにしていて、まるで「不思議の国のアリス」のウサギさんみたいな人です)

 しかし2000年以降ほとんどVCの関連とは接点がありません。。香港に移り中国・アジアに関わる企業ファイナンスを中心としていて、その後ガリバーがどうなったかまったく知りません。

 ですから私が今書くことは、単なる公開情報から思うことです。

 絶対的なオーナー社長が、子息2人を代表にする。
 創業以来の役員を更迭する。

 一般には子供かわいさで、跡継ぎとしてのトレーニングを自分の目の黒いうちに。という風な見方でしょう。
 
 そういう面もあるかもしれません。

 私は決して、ビジネスにおける血縁後継を否定するつもりはありません。
 羽鳥家はガリバーの45%以上を保有するオーナーです。人事に口出しする権利はあります。
 実績があるのならば誰も文句はいはない。
 そういう意味で、今後数年間業績が、この人事の成否を決めますし、下落しきった株価も戻るかどうかは、業績次第です。

 唯一気になるのは、絶対的なオーナーとその子息を支える組織になっているのか?ということです。

 どんな人間にもいい面と悪い面がある。
 優秀なトップマネジメントは、それぞれのいい面悪い面を組みあわせて、相互補完するチームを組成する。
 野球でも全員が4番バッターのチームは強くない。バランスが重要なのです。


 ガリバーのこの人事、掲示板などでは、色々と書かれているようですが、もしトップマネジメントに弱点があるのならば、トップマネジメント・チームとしてそれを補完する構造を作ることが必要です。
 弱点や経験を補うための人材が、今のところガリバーには見えません。

 まったくの直感ですが、この会社の組織は、柔軟性に欠いている。
 上が柔軟性、変化対応力に富んでないと、上と下にギャップ(歪み)ができます。
 具体的には下(現場)で今起きている現実=問題が上に正確につながらない。
 だから、ただでさえ機能しないトップマネジメントグループは、正確な情報さえみておらず、偽りの現実に基づいて間違った判断をしやすくなる。

 これが経営がおかしくなる根源なのです。

 この会社が業績回復するかどうかは、景気には関係なく、弱みを補えるような組織マネジメントを完成させるかどうか、現場とトップマネジメントチームにあると想定されるギャップを修正できるか、ということのような気がします。
posted by WOODY at 17:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 生態系経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月05日

財務諸表はヒントの山

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 土日も、企業ファイナンスの仕事で、資料を作ったり、決算書を読んだり、スカイプで日本と会議。
 
 景気悪化で企業業績が悪化の企業が増えています。
 したがってバランスシートもボロボロの企業が多いわけです。
 
 最近の案件は再生形投資というのが増えています。
 単に増資するのではなくて、資本増強すると同時に事業構造を変えるというものです。
 ですから増資のアレンジをするというよりも、<どうやって企業価値を高めるか>というプランを提示しないと投資サイドは乗ってきません。


史上最強の投資家 バフェットの財務諸表を読む力 大不況でも投資で勝ち抜く58のルール
 バフェットは数年前から、オーナー型の未公開企業の買収を進めています。
 
 彼はわずか十数分バランスシートを見ただけで意思決定する。

 財務諸表から会社の本質的価値(intrinsic value)を見出す。

 これはなかなか難しい天才技だと思います。

 バランスシートは、利益をどんな経営資源から生み出していて、経営資源をどこから調達しているかを示す資料です。

 数字をよく見るとその企業の弱点や優位な点がわかるのはわかる。

 しかし経営資源から利益を生み出すプロセスまで想像することはとても難しい。

 バランスシートから大まかなことがわかるには、知識はもちろん、経験も必要です。

 そう考えると、私はまだまだ初心者。
 
 そう思って、今目の前にある案件に取り組む日々です。


posted by WOODY at 20:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 生態系経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月26日

ほっかほっか戦争

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 どうもイギリス経済、とりわけ不動産金融はひどいことになっています。

2月の英住宅価格、過去最大の下落率(ロイター)
[ロンドン 26日 ロイター] 英住宅金融大手ネーションワイドが26日発表した2月の英住宅価格は前年比17.6%下落し、下落率は過去最大となった。前月比では1.8%下落し、15カ月連続の下落となった。ロイターがまとめた予想は前年比17%下落、前月比1.3%下落だった。
続き

英国が銀行の不良資産損失の保証制度、RBSなど活用へ
 [ロンドン 26日 ロイター] 英財務省は26日、銀行の不良資産の損失を保証する資産保護スキームを発表した。同スキームにより、政府は最終的に5000億ポンド超の損失を引き受ける可能性がある。
続き

RBS(ロイヤルバンクオブスコットランド)というのはロスチャイルド系の名門。英国ではHSBCに次ぐ規模です。

RBS Takes U.K. Insurance, Splits Assets After Losses

Feb. 26 (Bloomberg) -- Royal Bank of Scotland Group Plc will put 325 billion pounds ($462 billion) of investments into a state insurance program and shift toxic assets to a new unit after posting the biggest loss in British history.
続き
 
事実上国有化して、銀行経営を安定化させた上で、不動産などの民間向け融資を増やすという算段です。
RBS(ADSの株価)
rbs2009226.png




 AIGの去就もあり、信用危機はまだまだ続きそうです。

 硬い話はこの辺にして今日はネットゲリラネタ。

仁義なき弁当屋戦争
http://shadow-city.blogzine.jp/net/2009/02/post_ea02.html#more

元ネタの2chはこちら。

【経済】「ほっかほっか亭」FC店運営の「マルコフーズ」が自己破産 「ほっともっと」との競合激化が要因か
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1235562413/

詳細はスレに書いていますが、弁当持ち帰りFC店のほっかほっか亭を巡る争いです。

ほっかほっか亭総本部というのがFC本部なのですが、地域本部制をとっていました。

プレナス(9945)が九州地域

ハークスレイ(7561)が関西。

ダイエーが東日本で、かつ総本部の株を44%保有し、商標も保有していた。

ダイエー保有分をプレナスが取得。
ハークスレイが創業者から54%を取得。

という展開で泥沼状況になった(らしい)

プレナスは新しいブランド<ほっともっと>で展開。

仁義なき戦いが続いているようです。


プレナス(9945)
株価 1,394
時価総額 61,883百万円
PER 11.24
PBR 0.99
ROA 6.92%
ROE 9.01%

ハークスレイ(7561)
株価 750
時価総額 8269百万円
PER −2.6
PBR 0.41
ROA −9.53%
ROE −14.65%

私は日本でも持ち帰り弁当というのを食べたことがなく、この両社とも味やサービスは良く知りません。
財務はプレナスの方がいいのですが、ハークスレイは変な会社を買収して財務を悪化させています。
ハークスレイはTRN(名古屋3351)の32.4%を保有。
そのTRNはリンクワン(2403)の45%近く保有していました。※2008,9年に2回の増資で13%に低下

リンクワンは店長派遣を主体とした飲食人材企業でしたが、TRNがハークスレイに買収される前に、大型増資とM&Aによっておたる寿司などを所有。
M&Aが裏目に出て、赤字会社のおたる寿司が経営の重荷になった。※おたる寿司もつい最近売却しています。

TRNはリンクワンのおかげで連結赤字になっていた、といっても過言ではありませんでした。
リンクワンはTRNの連結対象外となり、TRN自身の来期の見通しはいいでしょう。従ってハークスレイの財務もよくなる。

とはいえ、デューデリをきちんとしていない時点でハークスレイの経営陣は、投資の才能がなかった、ともいえる。

私はハークスレイもプレナスも、サービスや味はわかりませんし、道義上どっちが正しいのかもわからない。

しかしプレナスの経営資源の投資管理とハークスレイのそれを比べたら、一目瞭然です

ハークスレイ側についている加盟店には気の毒ですが。






posted by WOODY at 20:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 生態系経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月25日

ジェイブリッジに思う

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 風邪でちょっとブログを休憩しよう、と思ったら、どうも怠け癖が出てしまいました。

週明けに仕事が立て込んでしまい、夜に帰宅すると、どうしても眠気が遅い、ブログは後回しに。。。

世界経済も相変わらずダウンを続けているし、日本の政治経済をさえないので、面白いテーマがないこともブログを書くエネルギーが出ない一因かもしれません。

旧商工ファンド SFCGが破綻 負債総額3380億(MSN)

商工ローン大手のSFCG(旧商工ファンド)は23日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、受理された。負債総額は約3380億円で、帝国データバンクによると今年最大規模の倒産になる。平成18年の貸金業法改正で事業環境が悪化したうえ、利息制限法の上限を超える金利の返還請求額が年間100億円を超えて収益を圧迫。金融危機で資金調達も困難になり、行き詰まった。
<続きを読む>
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/090223/fnc0902232107008-n1.htm

 
創業者の大島健伸代表取締役の突然の会長への降格など、不可解なことがあります。

※WIKIより
2008年2月20日- 臨時株主総会で、辞任した2人の代わりに取締役2人の選任、取締役の報酬を月額2億円以下への改定などを決議。その後の取締役会で、創業者の大島健伸が代表取締役会長兼社長から代表権の無い取締役会長になり、小笠原充執行役員副社長が代表取締役社長となる。

この大島氏漫画家に自伝を書かせています。

http://www2.sfcg.jp/manga/

 すごい美化されています。

もう一つ気になっているニュースは、

海外口座でインサイダーか 監視委、元会社役員を聴取(時事通信)

 業績予想が大幅に下方修正されることを知り、公表前に海外口座を使って自社株を売却したとして、証券取引等監視委員会が証券取引法(現金融商品取引法)違反のインサイダー取引の疑いで東証2部上場の投資事業会社「ジェイ・ブリッジ」(東京)の元役員から事情聴取していたことが23日、分かった。
<続きを読む>
http://www.47news.jp/CN/200902/CN2009022301000274.html

このジェイブリッジという会社は、私は投資したことはありませんがずっと以前から観察していた会社です。
だいたい2003年くらいからです。
http://www.j-bridge.jp/ir/release_jb/2003.html

ジェイのリリースを見るとこのあたりから、変な会社が増資を引き受けている。

2004年のリリース
http://www.j-bridge.jp/ir/release_jb/2004.html

を見ると、ますます怪しくなってきます。

株価の方は2004年5月ごろまで200円くらいだったのが、突然吹き上げて、翌2005年4月には1500円を突破。
2005年10月の2080円の最高値をつけた後はゆっくり下降していきます。
2004年の春から2006年まで夢をみた投資家は多いと思います。

ちなみに今の株価は10円。。

9318.gif


ジェイブリッジは旧社名を日本橋倉庫、その後NDBと名を変えた後にジェイブリッジとなりました。

旧態然とじた倉庫業というオールドエコノミーから、投資会社への転換し新しい成長ビジネスへ投資というモデルは、ウォーレンバフェットの<バークシャーハザウェイ>のモデルの模倣です。

 模倣は悪くないのですが、問題は、転換後投資会社の実態がまがい物だったということでしょう。

ジェイの<オールドエコノミー>の会社の投資会社化→人気株化という構図をみて、今度はジェイブリッジのモデルを真似た<企業再生会社>が多く登場しました。

ジェイブリッジ同様、多くのオールドエコノミー転換型の<再生投資型企業>は、投資のプロとは思えないような投資案件に投資し続けて、沈没していきました。

今回、インサイダー取引の捜査対象となっているのは、日本橋倉庫を投資会社に転換させた立役者といわれる元会長のN氏だと一部で報じられています。

私はN氏とは面識はありません。
ただ大株主になったり、役員に就任された方で知人はいます。
赤坂の蕎麦屋で、ばったり昔いた証券会社の知り合いがジェイの社員になっていたこともありました。

企業再生企業

ってかっこいいですね。

 今回N氏がシンガポール法人からジェイの株を売却したことがインサイダー取引の容疑ありということで、調査が進められているようです。
その真偽は分かりません。

投資家を出し抜いて企業の業績不振の情報発表の前に売却したならば、法令違反なので罰されるべきでしょう。
とはいえ、ジェイブリッジのしていることを見たら、とうてい成功するように私には見ええませんでした。
 投資先を見ても、仕手系でごちゃごちゃになっている企業が多かったですし。
トランスコスモス、ダイナシティ、レイコフと自分から嵌めらているんじゃないかなと見えてしまいます。

<投資会社ブーム>というのは、アメリカでも日本でもかつて何回もありました。
でも投資家が長期でいい思いをするような投資会社が生まれたことは稀です。

投資家の方は、そのことを肝に銘ずるべきでしょう。


posted by WOODY at 21:37| Comment(1) | TrackBack(0) | 生態系経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月10日

キヤノンのDNAは復活するか?

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キャノン

「大光」社長に逮捕状 キヤノン工事(大分合同新聞)



キヤノン関連を集中受注 脱税主導容疑の大光社長(時事通信)

キヤノン関連施設工事を受注した鹿島の裏金をめぐる脱税事件で、東京地検特捜部が法人税法違反容疑で逮捕状を取ったコンサルタント会社「大光」(大分市)の社長大賀規久容疑者(65)が2003年から07年にかけ、キヤノン関連の工事を集中的に受注していたことが10日、分かった。
続き



裏金、キヤノン株購入に充てる 脱税容疑で逮捕状の社長(時事通信)



 大賀社長は、御手洗富士夫の私設秘書を名乗っていたそうです。

キヤノンという会社の本を私は数年前に書きました。

キヤノン自体は非常に閉鎖的で、一切協力はしてくれなかった。それでインターネット情報と開示情報、国会図書館で集められる情報を片っ端に集めました。

この御手洗富士夫社長というのは、功罪がある人です。

社長に就任当初の1995年のキヤノンは有利子負債8400億円で、売上は2兆円ちょっと。事業部製の非効率が目立った硬直した企業でした。
御手洗富士夫という人はアメリカキャノンの社長を長らく務めて、帰国後は人事総務経営企画担当常務。

戦後から今日のキヤノンの基礎を作った実質的創業者の御手洗毅(たけし)しの甥ですが、当時の社長は毅氏の子息の御手洗肇氏で、肇氏の急逝によって急遽御手洗富士夫氏が社長に就任した。
もっともこの一族世襲にはマスコミなど世間も社内も厳しかったようです。
そもそも技術中心のキヤノンでは技術畑と営業畑が交互に社長になる慣わしがあって、総務出身の経営者はキヤノン中興の祖といわれる賀来龍三郎氏だけでした。

ですから御手洗富士夫氏の社長就任は決して、準備されたものでも、祝福されたものでもなかった。

むしろ「アメリカ帰りが何できるか」くらいの雰囲気だったようです。
御手洗氏は、就任後にまず在庫の圧縮につとめて、その浮いた資金で開発費に充当した。
続いてパソコンや液晶部門など赤字部門を撤退し、利益体質を作った。

セル生産方式も社内の反対から、一気に全社導入はせず、滋賀長浜工場などで実績をつくってから全社導入。

売上も2004年には3兆1980億と3兆円企業となり、2007年には4兆156億円、純利益も98年に1095億も19年は4888億と超優良企業となった。

御手洗氏の企業改革のキーワードは<連結経営><キャッシュフロー経営>だったのですが、何よりも賞賛を浴びたのは終身雇用制を維持しながら改革をした、ということでしょう。成果主義によって年功序列を廃止しながら、終身雇用は維持する、というのが御手洗氏が絶頂の時に経済紙に語っていた<キャノンの日本式経営>です。

あまりに偉くなると、周りがちやほやして、改革も改革じゃなくなるのでしょうか。
2006年に経団連会長に就任したあたりから、おかしくなりはじめます。

終身雇用制の維持だったはずが、利益のために単純作業は派遣労働者を使うようになった。

これは口でいっている理念と実際が違うじゃないか

という風に思った記憶があります。

 盈れば欠けるいいますが、ちなみに2008年12月期の決算は、連結売上4兆941億、純利益3091億でした。
 
今回の事件がキヤノンにどう及ぶかは分かりません。
御手洗氏がどうなるのか興味ありませんが、キヤノンには復活してもらいたいと思います。

私はキヤノンの歴史をずっと追いかけて、企業のDNAの素晴らしさを学びました。

キヤノンのDNAを築いたのは実質的創業者の御手洗毅氏です。

キヤノンの前身は戦前に作られた精機光学研究所だったのですが、御手洗毅氏はここのスポンサーで今で言えばエンゼル投資家でした。
目白で産婦人科の医院を開設していた毅氏は、経営にはタッチせずに資金だけを提供していました。
第二次大戦の戦況が激しくなり当時の経営者が召集されて、にっちもさっちも行かなくなり社員に懇願されて、毅氏は社長に就任したといいます。

戦後には海軍などの技術者が失業したのですが、こうした帰還兵を積極的に受け入れた。そういう人員がレンズなどの光学機器の基礎を作ったといいます。
御手洗毅氏は、経営の勉強をしたことのない医師でしたので、「私は技術や経営の細かいことはわからないから一般常識で経営する」という姿勢で経営したといいます。

 まず当時世界NO1だったライカを目標に「ライカを追い越せ」をキーワードに当時は町工場並みの企業が世界一を目指した。
次に社員は家族という家族主義の浸透。
そして利益3分の考え方で、利益は三分の一は会社の将来への投資、三分の一は地域社会、最後は社員という方針を徹底した。

戦後は労働紛争が絶えなかった時代でしたが、キヤノンは御手洗毅社長の労使協調姿勢もあって、争議はなかったといいます。

この御手洗毅時代に会社に根付いたキヤノンの組織内のDNAが、カメラやコピー機で世界NO1に導いたのだと思います。
企業のDNAとは社員全員が共通に持つ価値観です。
価値観とは、

どんなことが褒められて
どんなことはしてはいけないこと

 最終的には

どんな人間がトップになるか

という社内文化を作り上げるものです。
 そういう意味で後に超優良企業に成長さえた甥っ子の御手洗富士夫氏は、叔父の毅氏が築いたDNAを上手に活性化させたともいえます。

ただ功なり名を遂げた後の御手洗富士夫氏には、幻滅を感ぜずにはいられません。

おそらくキヤノンの現在の組織は上をうかがうばかりの閉塞的な社風になっているのではないでしょうか。

企業というのは、日本であれ欧米であれ、優秀な企業というのは優秀なカルチャー・DNAを持っています。

そういう意味で日本の製造業を背負うキヤノンには、再び、DNAを蘇らせて復活して欲しいと思います。



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2009年02月06日

temasek トップ交代

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今は経済生態の変革期。
変革期とは主役が変ることです。
国や産業、主軸通貨、価値観、社会のシステム。
経済生態変化の視点でコラムをお送りしています。

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テマセクホールディングス トップ交代へ
6日
シンガポールの1300億ドル規模の資産を運用する、国有投資会社テマセクホールディングスは、Ho Ching女史に代わって、新しいCEOにChip Goodyear( 51)氏が就任すると同社会長のS. Dhanabalanが明らかにした。
Chip Goodyear氏は、オーストラリア資源大手のBHP Billiton Ltdの前会長。シンガポールのSWF(国有資産運用ファンド)を運用責任者としては初の外国人となる。

Temasek CEO Ho Ching to Leave; Goodyear to Take Over
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601087&sid=anBvGhDTLqn8&refer=worldwide

 知っている人は知っていると思いますが、このHo Ching氏というのは、シンガポール首相の Lee Hsien Loong氏の夫人です。

スタンフォード大学電子工学修士を取得後、シンガポール国防省に入省、その後シンガポールテクノロジー(singapore engeering and technologies)に転じ、CEOまで勤めた才女です。

 2001年にSTENGを退社後、2002年にテマセクの取締役に就任、同年暮れにCEOに就任しました。

彼女がCEOに就任後に、テマセクはそれまでシンガポール国内企業中心の投資からアジアパシフィック地域へ投資を拡大します。

それは彼女の意思というよりも、小国シンガポールがこれから生き残っていくために、アジアの成長市場へ投資する、という国家の意思だったでのでしょう。

中国、インド、オーストラリア、タイ、ベトナム、インドネシアなどに積極的に投資していきます。

投資先一部(WIKIより)

金融・銀行業

DBS Group Holdings(DBS銀行;シンガポール)
Hana Financial Group(ハナ銀行;韓国)
Bank of China(中国銀行;中国)
Standard Chartered Bank (スタンダード・チャータード銀行;イギリス)
PT Bank Danamon Indonesia (ダナモン銀行:インドネシア)
UBS(UBS銀行;スイス)
Merrill Lynch(メリルリンチ;米国)

通信・マスメディア

MediaCorp;(メディアコープ;シンガポール)
Singapore Press Corporation;地元紙Sraits Timesを発行;シンガポール
Singapore Telecomunications (SingTel;シングテル);通信;シンガポール
Shin Corporation(シン・コーポレーション・グループ;通信その他;タイ)

交通・運輸
Neptune Orient Lines (ネプチューン・オリエント・ラインズ);海運;シンガポール
Singapore Airlines(シンガポール航空);航空;シンガポール
SMRTコーポレーション;交通;シンガポールの交通システムMRTを運営;シンガポール
その他

Capita Land;国際的不動産投資会社。日本にも投資案件を複数持つ。;シンガポール
Singapore Power;電気、エネルギー;シンガポール
Wildlife Reserves Singapore;シンガポール動物園、ナイトサファリを経営。;シンガポール

 彼女の責任というわけではありませんが、タイ元首相のタクシンが保有していたShin Corporationの株式を引き受けたことは、タイ国内の政財界、国民から激しい反発を受けて、これが元でタクシンはクーデターで政権を追われることになりました。

また最近の金融危機はこれまで金融機関への投資を拡大していたテマセクのポートフォリオを毀損しているのではないか、といわれています。

テマセクは100%シンガポールMOF(ministry of finance)=財務省保有の会社で非上場企業です。

財務公開の義務はないものの、3月決算のレポートは毎年出していました。

この会社は閉鎖的でHPもタクシン事件以降、情報を出さなくなっていたので、昨年の夏に2008年3月期のアニュアルレポートが公開されたときに、保存しておきました。

予感があったというか、秋ごろからアニュアルレポートはWEBには公開されなくなっています。

そういう意味でポートフォリオは結構痛んでいるかもしれない。

HO CHING女史から欧米人のBHPの元CEOへの経営交代は有る意味で、シンガポールの賢さかもしれません。
シンガポールは常に次の時代へ投資をしてきました。

2000年から昨年までのアジア株バブルは同時に、金融業が成長しました。

そして次の時代は「資源の時代」という風に見ているのかもしれません。


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2009年01月27日

野村證券に見える闇

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 野村、08年4―12月期は4923億円の最終赤字

野村證券といえば日本市場ではガリバーといわれるほど強い企業です。
数年前からグローバル化の流れから欧米のビジネスに力を入れていました。
今回の赤字の要因は、欧米の保有株式、投資の損失に加えて国内市況の低迷、リーマンブラザースの買収も足を引っ張っている模様です。

今回の損失の対象はアイスランド投資損失や米国フォトレスの株価下落などだといいます。
記事によると野村は、これまで米国住宅証券などレバレッジ関連ビジネスから撤退していて、バランスシートはきれいだといいます。つまりこれ以上大きな損失がないと匂わせているんですが、どうでしょう。

野村は米国同様、欧州やヨーロッパでも他の外資系金融機関と同様に証券化ビジネスで競争に参入していました。

グローバル経済の中で生き残る姿勢は立派だ、という風に随分前のブログに書いた記憶があります。
確かその時は、「グローバル競争の中で同じ土俵で競争しようとする姿勢は他の証券会社には見られず、もし日本の証券会社で投資に検討するに値するなら野村くらいしかない」ということを書いたような気がします。

海外企業と同様の土俵と姿勢=つまり海外法人においては優秀な人材を、成果主義で評価して、現地の経営陣に経営を任せる=という姿勢をとっている(ことが本当ならば)、それはやっぱり評価できます。

ただ、私は途中のいくつかの不祥事で、野村ホールディングスのコンプライアンスというか、体質に疑問を持つようになっていました。

それは数ヶ月前にあった子会社ジョインベスト証券のシステム障害事件です。
ストップ高で比例配分の銘柄の約定が大幅に遅れて無効とした事件で、くわしくはこちらです。

前代未聞ですし、疑ったら疑い切れないような悪いことも想像している人のいました。(私もそう想像しました)

仮に本当にシステムトラブルだとしても、野村という日本で一番大きな証券会社の子会社のネット証券が、こんな、独立系のネット証券会社でさえ絶対しないことをする、ということは組織が腐っているのではないか、とまず疑いました。

 それから野村が幹事証券を勤めたGREEなのですが、この企業の財務諸表がおかしかった。
 それなりの理由があるにせよ、なぜそういうことに対して、説明を事前にしないのか。

グローバルマーケットで利益を果敢に取ろうとしてきたのですから、リスクはある。結果的に海外の金融機関は相倒れなのだから、同じ土俵で勝負してきた野村のグローバル部門が深い傷を負うのはいたしかたありません。
損失や失敗は経験として社内の資産とすればいいでしょう。

しかし企業体質は、もし仮に腐っているのならば、絶望的だといわざるをえない。

バランスシートは健全だというけど、1000人近くリストラしているロンドン法人に膿はないのか?

推測で物事を語ってはいえけないが、ジョンベスト証券の事象からこの会社の体質がどうにも引っかかるのです。



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2009年01月14日

資源・クリーン関連のETF

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資源etf

 株価が乱高下して、これからもこの激しい値動きは続きそうです。
こんな時だから、資源関連のETFも面白い。
景気後退懸念だからほとんど下げていますが、資源やクリーン関係は注目です。

水関連事業
PowerShares Water Resources (PHO)


同じく水なのですがグローバルな水資源中心。
PowerShares Global Water (PIO)http://finance.yahoo.com/q?s=PIO



クリーンテクノロジーのポートフォリオ
PowerShares Cleantech (PZD)http://finance.yahoo.com/q?s=PZD



クリーンエネルギーに絞ったETF
PS GBL CLN EGY PTFL http://finance.yahoo.com/q?s=PBD



農業関連のETF
PowerShares DB Agriculture (DBA)http://finance.yahoo.com/q?s=DBA



戦争近しといえば金ですね。
POWERSHARES DB GOLDh ttp://finance.yahoo.com/q?s=DGL









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2009年01月13日

節倹勤勉奇策

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 司馬遷の「史記列伝」の中に、

貨殖列伝

というのがあります。
 貨殖というのは商売で成功した人という意味なのですが、その中に出ている商売成功の秘訣として、

@節倹 倹約してお金をためる

A勤勉 まじめにこつこつ働く

B奇策 以外な方法、人の意表をつくようなアイデアで商売する

の3点が挙げられていました。
 
なるほど、確かに商売人=経営者として成功し、企業の規模を大きくしていくためには、無駄のない生活@が望ましいし、A一生懸命働くということも必要。

抜きん出て大成するためには、人と同じことをしていては、競争に負ける。

基盤のしっかりしている大企業ならともかく、財務的にも人的にも脆弱な中堅中小企業は、@、Aでしっかり基礎を固めながら、ここぞ、というときに奇策=人の考えないようなアイデアで勝負する必要があると思います。

古代中国とは時代が変わり、インターネット通信革命と金融グローバル時代の21世紀でもこの教訓は当てはまると思います。

あてはまるというより、国際競争が激しい現代においては、知恵を絞ってアイデアをきわめて、

奇策

を考え実行すべきです。
 奇策といっても、決して人を騙すとか、倫理に外れた道を勧めているわけではありません。

意外性のある方法
人が気がつかないギャップを見つける

ということだと思います。

 以前のブログで書きましたが、不況だ不況だとみんなが思っているときは、先入観で

景気が悪くてチャンスがない

とみんな思い込んでいるのです。
 だから、ギャップが見つかりやすい。

先日、日本のVCの人と話しました。この方は大手VCではありませんが、長年に渡って独立ブティック系VCとして活躍されている方です。

その方は、

不況こそチャンス

と、積極的に投資しているそうです。
 VCというのは規模が大きくなればなるほど、パフォーマンス向上のために大型投資をする。
景気の流れが好況から不況に転じると、それまでの大型投資がおじゃんになるケースがあって、大手VCは銀行のようになってしまう。
一方で、不況の底には将来の有望産業を担うベンチャーが芽を出しているそうです。
小規模ブティックVCにとってはチャンスなんだそうです。

その方のVCは好況やバブルと判断したときは、小休止。そもそも競争が激しくてなかなかいい案件にめぐり合えないそうです。

しかし不況はチャンスなのだそうです。

 大規模なファンド組成をしていない、ブティック系VCだから出来ることですが、バブルに乗らないというのは、なかなか出来ることではありません。

そういうわけで、陰気なニュースばかりですが、経営者の方は

この時期だからこそ奇策で打開

して欲しいです。また投資家(私自身を含めて)は、

 奇策(他人が見てない分野の企業)

の視点で投資したいものです。







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2009年01月12日

天の時地の利人の和

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 NHKの大河ドラマは直江兼続をテーマにした、

天 地 人

です。この天、地、人というのは中国古典の「孟子」が出店だと思われます。

孟子曰、「天時不如地利。地利不如人和」公孫丑章句下

天の時は地の利に如かず。
 地の利は人の和に如かず。

 天の恵みの絶好のタイミングは地の利には及ばない
その地の利でさえ、人々の団結力には及ばない

というような意味でしょう。
 ビジネス書での紹介されている有名な格言ですので、大手企業の方は研修で耳にしたことがあるでしょう。

 孟子の言葉はこの後に戦場での攻防を例で解説されています。

この言葉をビジネスに当てはまると、

幸運・ラッキーなタイミングで機会があったとしても、その企業のおかれているポジショニングや企業の持っている既存資産やノウハウの方が勝敗を左右する。
いかにすぐれたノウハウや資源を保有して、マーケットで優位にあっても、団結力、組織力に秀でた企業に勝つことは難しい

そんな解釈がなりたつでしょう。

企業は人なり

という言葉にあるように、企業の競争力の源泉は人材です。

 その人材をいかに育成し、強力な戦力とすること
いかに求心力のある組織にしていくこと

この2点に秀でることが成功する経営者の条件といえるでしょう。

日本企業にしても、欧米アジアの企業にしても、絶不況下の中、人減らしを続けています。

私が注目しているのは、

こういう人を減らさなければならない局面で、人心掌握に努力をし知恵を絞っている経営者がいるか

という点です。

経営が厳しい、企業が生き残っていくためには、人員を減らす。
赤字体質に陥らなければ、コストを削減しなければならない。

それは資本の論理として、正論であり、ある種仕方がない。

 しかし、人減らし、コスト削減にしても、やり方があるはずです。

かつて欧米の企業は利益(株主利益)、短期的視点に偏重しずぎた経営戦略によって優秀な人材が流出して、長期的には大きな打撃をこうむっている、と指摘されていました。

80〜90年代ほど現在の欧米企業は短期的利益偏重ではなく若干修正されていると思います。

逆に日本企業は、終身雇用・年功序列という長年の慣行から脱し、労働力の流動性によって経営裁量の自由化が進みました。

利益偏重・人より内部留保重要視、と批判されている日本の大手企業ですが、これまでの長期的雇用慣習から脱出する方向に生きすぎがあった感は否めない。

いい、悪いと議論は分かれますが、そのメタファーが<派遣切り>となって世相に写っているように私には見えます。

この逆境下で、いかに<人の和>を維持するか。

難しい問題ですが、それは正しい悪いという論理、損得の論理を超えた、もっと情緒的(エモーショナル)な問題なような気がします。


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2009年01月11日

景気後退期は企業観察の絶好機

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先週末のNY株式相場は大幅な失業率の増加で下落。
明日の日本は休日です。アジア市場は下落が予想されます。

欧米の企業ばかりでもなく、日本企業も下方修正やリストラに追い込まれています。

株式市場もしばらくは、右下がりのトレンドでしょう。

 株式投資を長く経験している方は、何度かの景気循環や企業盛衰を見てきていると思います。
そういう方はなんども見たりしてきていると思いますが、こういった不景気の時こそ企業の本質、経営者の本性を見分ける絶好の機会です。

私も日本や海外企業の上場企業、あるいはベンチャー企業の盛衰を見てきました。

企業においても人生においても、本性が現れるのは、次の二つの時期です。

(1)苦境から好調に転換した時
(2)好調から苦境に陥った時

(1)の苦境から好調に転換した時、というのは経営者の別の本当の顔がわかるときです。人は誰でも苦しい時は謙虚になります。他人の助けが必要だからです。
ところが苦境を脱して、順調・好調になってくると、企業・経営者の本当の体質、本性が現れます。
謙虚だった顔がいつの間にか傲慢になり、自信がいつの間にか過信となっていきます。
私がよくいう<成功体験が元で失敗する>というケースの多くは、謙虚さを忘れて傲慢に陥り、自身の力を過信し、成功要因を誤解する。そして油断して自滅するのです。

こんな例がベンチャーには多い。
あるIT系の企業なのですが、2000年の空前のITブーム前には、自営に等しい小さなソフトハウスでした。社長はアイディアマンで、なかなかいいビジネスプランを作っていました。
通常ならば投資資金なんて集まらないのですが、おりからのブームで数千万を集まっちゃった。
ベンチャーキャピタルや証券会社からちやほやされて、資金が入った途端に社長が勘違いしてしまいます。
まだ利益を出ていないのに都心の一等地にオフィスを構え、社長は証券会社などを毎晩夜遊び。
かつて貧乏なことには一生懸命働いていた社長も午前様の連続で、優秀な社員が辞めだす。
苦言を呈していた番頭もさじを投げて退社。そのころにITバブルが崩壊。半分決まってあてにしていた追加増資も中止。あっという間に廃業。
 まだ成功していないのに奢って油断した典型的な例ですが、大金を手にして人間性が変わる経営者は多い。

今不景気なのでこんなことをいっても仕方ありませんが、苦境になった時に生き残れるかどうかの種、要因は好調時の企業経営者の心構え、言動にあるといっても過言ではありません。

(2)の好調から苦境の転じた時もその企業の本質を見るいい時期です。

 もともと(1)好調時になった途端に経営者が変貌して傲慢に陥るというのは、それだけで失格で、まわりにはろくな人間がいません。
好調から苦境に陥った時に、そういう傲慢に気が付き体制を立て直す経営者が中にはいます。しかしこれはきわめて最近は珍しい。
逆に開き直って嘘や虚言をならべてなんとかしのごうという企業経営者もいます。
新興市場で上場している中で、業績不振、下方修正を重ねている企業が沢山います。

 こうした企業の多くは苦し紛れの増資などを連発しています。

その中身を見ると、私から見て見るに忍びないような虚言、実行不可能なことを書いている企業が本当に多い。

常に順風な企業などありません。景気の変動循環の中で生きていくのだから、いいときも悪い時もあります。

そんな中で出来るだけ成長軌道を描いて実現していく為には、逆風の時こそ企業力を付ける努力をすべきでしょう。
賢い経営者ならば順風の時に逆風のことは考えるはずです。
あるいは予期せぬ大変動で苦境に陥っても、正直に受け止め、改善と変革に取り組むべきでしょう。

新興市場の企業ならずとも、一部上場の一般的には優良企業も同じです。

 この不景気は確かに、企業経営者にとっても従業員にとっても苦しく、明日を生き残ることは一番大切です。

しかしその苦境を未来の糧にしようと知恵を絞ったり、努力を重ね続ける経営者なら拍手を送って応援したい。

この不景気に言い訳ばかりしている経営者と、とりたててアピールせずとも日々の経営管理や経営戦略にそういう<意思>を強くもって実行している経営者を、じっくりと探そうを思っています。






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2008年12月21日

向かい風は弱者に有利

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 今日は冬至。
ということで、日本の皆さんはゆず湯に入っていることでしょう。
冬至は一年で一番夜が長い日。字の通りで冬が至る(極め)わけです。

香港では冬至だからなんだ、ということは目だってはありません。

冬至について私が興味を持ったのがマヤ文明の預言書で、2012年の冬至以降新しい時代に入るとして記載されていない、という点からです。



冬至について調べてみると、古代中国では季節の変わり目、新しい年の初めとして冬至の日を祝ったとありました。
http://www.peopleschina.com/zhuanti/2007-12/11/content_89768.htm

冬至は陰の極みで翌日から日が伸びる。

つまり陰から陽の転換点なのです。

このことはメールマガジン
新世界投資マガジン
http://www.mag2.com/m/0000139082.html

でも書きました。

 イラン人の知人の家庭では、昔からの風習として冬至を新しい節目として、祝うそうです。

イラン人(テヘラン在住)といってもモスレムではなくて、インドやパキスタンに勢力をもっているソロアスター教系らしいのですが。

古代文明エジプトやペルシャ(イラン)、インカなどでは太陽信仰で天文学が発達して、冬至は特別な意味あいがあったようです。

陰から陽への転換。

しかし、暦の24節の通り、冬至は陰の極めなんですが、寒さはまだ極めではなく、次の節は大寒です。

陰陽は逆転したものの、しばらく寒さは続く。

これは実態経済でも同様です。

陽が衰える、つまり景気が加熱してトップを通りすぎて、冷却していく。

冷えて冷えて、極限までいって底では転換しても、表面上はまだ冷え続ける。

現在の経済も大底で転換は始まっています。

しかし、陰の効果はまだまだこれから出続ける。

2009年は転換期なのですが前半は、底では転換をしながら、過去の大きな膿が出続けることになるでしょう。

もっとも社会的な現象として大型企業の倒産とか、業績不振などのことですから、私たち個人には関係ありません。

こういうマイナスの時期は前時代の勝者、大型組織ほど倒壊しやすい。

なぜならば勝者は油断が多く、大きな組織ほど個が確立されてなく依存しあっている。
だから変化に対応できないのです。

小さな弱者ほど、臨機応変に生き残れる。

資産運用や投資についても同様です。

数千億のファンドや、資金力を持っている企業ほど運用は大変。

数百万〜数千万は世界規模のマーケットに影響力がない分自由で臨機応変な対応が可能です。

弱者の時代なんですよ。皆さん。




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現役で東大合格する方法

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  東大合格生のノートはかならず美しい 著者 太田 あや



 ということらしいです。
実は私は高校1年生のときに本屋で立ち読みをして、≪無名高から東大合格作戦≫とかいう本を読んで、熱病になったかのように勉強したことがあります。

 紹介された参考書を買いあさり、Z会に入り、一日8時間くらい勉強して、、みたいな生活を半年くらいしました。
結局、数学の成績がまったく上がらず、冷静に分析した結果、国立大学の受験はあきらめました。
当時の基礎学力と共通一次試験と東大受験に必要な学力レベルと勉強量から試算して、現役での合格は不可能と判断したわけです。

それで、3科目だけの私立大学の受験に作戦を変更しました。

ところで、高校時代(私は新設2年目の不良高校でした)、東大の現役合格者を輩出するという高校に行っている人と友達になりました。

彼の言葉を聴いて目からうろこ。

多くの東大受験者は、高校1年くらいで3年までを終了、中には中学のときに高校3年までを終わらせて、高校3年間で受験勉強をしている

ということです。
私のように、高校1年で高校1年の勉強をしていては駄目なんです。

東大がすべてじゃないし、東大に合格、現役で合格することが人生の最大の賞賛ではありません。
人生山あり谷ありなんです。

私が得た教訓といいたいことは、

世の中にはスーパー奇跡的なことはない
なにごとも準備が必要

ということです。

 誰でも現役で東大に合格する方法がある

というと世間のお父さんお母さんは目を輝かせるでしょう。
 東大合格本は売れている。

しかし実際には、

その秘訣は中学3年で高校までの課程を終わらせ、高校3年間で受験の準備をせよ

となると、意外性があるがなるほど理にかなっている。

 楽して成果を挙げる方法なんてないんです。

 昨日香港でセミナーを開催しました。

2009年の展望と大変化に備える
内容およびセミナー資料販売はこちら

というものです。
 
投資や資産運用の世界でも、奇跡的に成功する方法なんかありません。

観察と忍耐と準備

だけなんです。
 今は景気が悪い。相場も総悲観。悪いことばかり目につく。
もちろん楽して方法なんてない。

でも、逆転の発想で、そういう時期に、チャンスがあるんです。

腐って目の前の小さな機会をものにせずに、楽して、頭使わず成功するそんな方法はありません。

余談ですが、昨日セミナー終了後、ささやかな打ち上げをしました。

そこで、逆転の前向き発想の話をしましたが、

景気がいいとき、のぼり目の時は逆に儲けにくい。儲かるスポットは競合が激しくなる。
逆に不況でみんな落ち込んで、やる気がないときは、競争が発生しいくい、ギャップがあるはず

なんです

問題はギャップを見つける眼力なんです。

現在は大資本、大手金融機関も財務損失でしょぼくれている時期。

チャンスは逆に広がっているんです。




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2008年12月20日

アメリカ政府」動車業界へつなぎ融資

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来週はほぼクリスマス休暇のために実質的に昨日が最終営業日でした。

 アメリカではブッシュが174億ドルの自動車業界へのつなぎ融資を発表。
 ビック3は年内の倒産を免れた。

 しかし、以前先行きは不透明とあってNYダウは微減におわりました。

次期大統領オバマの方は、「自動車産業の改革と同時に雇用を増やす」

My top priority in this administration is to create 2.5 million new jobs and I want some of those jobs to be in the auto industry

しかし米国民への世論調査によると、アメリカ自動車産業が苦境に陥っているのは、サブプライムが原因の景気後退はない、という声がもっぱらです。

○経営者の怠慢
○トヨタなどに比べて高い労賃と組合員が受けている保険などの待遇

だという声が多い。
 ぬるま湯にどっぷりとつかってきたのはプライベートジェットに乗っているトップばかりでなく、組合だという声が多い。

オバマがいう<reform>が一体何を意味するかはまだわからない。しかし労働者の待遇を変えずして自動車メーカーの収益構造を変えることは不可能だと思う。

労働組合寄りといわれているオバマ大統領。

来年1月20日までは、口三味線ですが、いざ大統領になったら、実業界・証券界からの反発が起こるような気がします。

市場が意見をいう

という事態は十分に予想される。
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2008年12月18日

ジョブズの健康不安でアップル下落

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今は経済生態の変革期。
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 アップルコンピュータは来年1月「マックワールド・カンファレンス&エキスポ」にCEOのスティーブ・ジョブスが出席しない、と発表。
スティーブ・ジョブスはアップル創業者であり、かつ一度追放された後、アップルが低迷期に呼び戻されて、再建した<中興の祖>でもあります。

しかしすい臓がんの手術を受けた彼には常に健康不安の噂がありました。

そんな中で、毎年参加し新商品発表の先頭に立っていたジョブスの欠席はいろいろな憶測を呼んでいます。

昨日のアップルの株価は、前日比6.27ドル(6.57%)安の89.16ドル。

 aaple1220.png

消費の低迷によって好調だったマッキントッシュの売上も、前年比横ばいを続けており、株価200ドル以上からの下落はいたし方ない。
それよりも、仮にジョブスの健康不安が現実的になったら株価はさらに混乱するでしょう。

私は実はマッキントッシュをほどんどいじったことがありません。
iPHONEも持っていない。

でもジョブスという破天荒な経営者に興味があって好きなのは、時代と産業を作り出したからでしょう。
彼が数年前に行った有名なスピーチ
http://www.freerepublic.com/focus/f-chat/1422863/posts


日本語の訳もたくさんでています。
http://okahiro.livedoor.biz/archives/50185568.html

 アップルがどうのこうの、というよりは彼ならどこでも、何かをやらかしてくれそうです。
そんな期待感のある人間はなかなかいない。



posted by WOODY at 20:56| Comment(3) | TrackBack(1) | 生態系経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月17日

新興企業はなぜ海外投資をしたがるのか

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今は経済生態の変革期。
変革期とは主役が変ることです。
国や産業、主軸通貨、価値観、社会のシステム。
経済生態変化の視点でコラムをお送りしています。
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業績不振でて株価低迷、新局面打開をあてこんで海外企業へ投資。
こういう事例が最近多い。
最近ビックリは、これ。
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日本エル・シー・エー(4798)
ロシア連邦における子会社設立に関するお知らせ
http://www.lca-j.co.jp/07ir/pdf/release/242.pdf

曰く

セルゲイ・アブラモフ(Sergey Abramov、元チェチェン共和国大統領代行兼首相)氏と会談の結果、当社がロシア連邦において子会社を設立した場合には、その子会社と業務提携契約し、様々な業務を共同で進めていく旨のお約束を頂戴できたことから、今後、本格的にロシア連邦における新規事業を推進するべく、当社取締役会にて子会社設立を決議いたしました。
 今後は、ロシア鉄道と駅ビル開発やプロジェクトの入札システムのコンサルティング、自動改札シス.......
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 お言葉を頂戴して新会社設立ってすごいですよね。
契約締結とか覚書とかなくして、新会社設立。。。。


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3.業績への影響
今後の業績に与える影響及び今後の見通しにつきましては、現在精査中であり、詳細が判明次第公表
いたします。
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 この文章、たくさん読んだ気がします。
サ○ダイヤとか、アー○ィストハウスとか、投資型企業ですけど、精査の結果を読んだことがありません。

 海外進出がんばってほしいです。

日本エル・シー・エーのロシア大作戦がうまくいくかどうかは、株主でもない私がとやかくいう立場にはありません。

ただ個人的な意見として、海外投資はコネや人脈で成功するほど甘くないということです。
 もっとも重要なことはコネでなくて、その海外法人のマネジメントトップです。

 日本の企業が中国などアジアの不動産ビジネスに進出するケースが目立ちますが、あまり成功した話を聞きません。

その原因はやはり人。

欧米の企業の場合、アジア地域で実績のある企業のマネジメントクラスをヘッドハンディングするのです。

日本企業も今後は得意の製造業以外の分野でも、アジア地域への進出はあと思いますが、その場合、コンサルタントやブローカーのコネでなく、しっかりとお金をかけてヘッドハンティングをすることが最低限必要だと思います。
posted by WOODY at 16:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 生態系経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月27日

勢ということ

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今は経済生態の変革期。
変革期とは主役が変ることです。
国や産業、主軸通貨、価値観、社会のシステム。
経済生態変化の視点でコラムをお送りしています。
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 このブログを比較的長く読んでいただいている方はご存知だと思いますが、私は中国古典が大好きで、とりわけ、「易経」「孫子」を引用することが多い。
日本から香港に来るときにカバンに入れた本は数冊で、全部古典でした。

易経(岩波文庫)上・下
孫子(岩波文庫)
正法眼蔵随聞記(岩波文庫)
菜根譚(講談社学術文庫)
言志四録(一)(講談社学術文庫)

あとはソロスやバフェットの本が英語版と日本語版があるくらいで、小説とかビジネス書はまったくありません。
 テレビもないわけで、そんな環境じゃないと古典なんて読めないなと思ったのであえて日本語の本は買わないことにしています。(新聞雑誌も含めて)

 来年は貝原益軒センセイの「養生訓」(これはネットでデジタル版が配布されていて、たまに音読します)の影響で来年は「孟子」を読もうと思っています。

貝原益軒センセイは江戸時代の儒学者なのですが、養生訓には、子供の教育には孟子を毎日数行ずつ10回だか20回だか繰り返し素読ずるのがいい、と書かれていた記憶があります。

私も年も年なのですが、もう一度まともな人間に育っていく素養のために、孟子を読もうかと考えているえわけです。

 さて孫子には、戦をするにあたって、



が大切だ、と書いています。
 勢(せい)とは勢いのことです。

なんでも仕事に結びつけるのはよくないのですすが、

ビジネス(企業経営)においても勢というのは大切

だ、と考えることが多々あります。
 勢(勢い)には

@組織内部の勢い
 A勝てるフィールドの勢い

の2つの要素があると思います。
 @の方は、組織の規律や恩賞罰則規定、目標やビジョン(夢)の共有、個々へのモティベーションのシステム、なりよりもトップ(経営者)の先見性や才能、努力に基づく戦略やコミュニケーション(意思伝達)の能力に左右される。

A番目は戦いに勝つ場所、ポジショニングにかかわる問題です。
戦争においても風上とか山や川との関係など位置づけなど局地戦での戦術や、同盟国との関係など外交、提携にかかわることが勝敗に大きく左右されます。
ビジネスにおいても、そのビジネスモデルにおいて他社と比べてどんな強みと弱みを持っているかというマーケティング上のポジショニングの問題はとても重要です。
さらに競合や異業種との提携戦略も重要でしょう。

投資をする際にも、その企業は<勢>を持っているのかという視点はとても重要だと考えています。

なによりも企業の経済戦争(顧客にとっての価値を提供しあう戦争)において、経営者自身が<勢>というものを理解しているかどうかが重要だと思っています。

バブルとかブームというのがありますが、そういうブームは努力や判断がなく、ただ時流という<勢い>がある状態です。

ブームというものは、永遠ではない
易経の例を出さずとも、春夏秋冬が自然のリズムであるように、景気がいいときも、障害が現れる冬の時代を必ず迎えます。

優秀な経営者ならば、夏があれば必ず冬が来るということを自覚していて、いざ冬がきてもここは、忍耐と努力でブームに踊らされない真の体力、自力つくりの時期と心得るものです。

ですから不況の時期に体力をつける企業は本物なのです。

たとえば数年前から<人材派遣=軽作業請負>という市場が生まれました。

市場は年々倍増していき、事務所を作り広告を出せば誰でも開業できる。そんな状態が長らく続きました。
96年くらいに誕生したこの業界は、業者が乱立して過渡期を迎えて、再編となり、数社が生き残りました。
上場企業でいえば、代表的な企業は次の3社です。

@グッドウィル
Aフルキャスト
Bオープンループ

@とAは業界トップで正規上場組み。Bは札幌のシステム会社オープンループを、規模の小さなトラストワークが買収(表向きは合併)した裏上場企業です。 
 これらの企業の業績などを比較しています。

 面白い裏話も披露。(リンク先にあります)

まあ簡単な評価としては、

@勢いに乗りすぎて、同業を買収。さらに介護などに拡大したのはいいものの、法令順守などずさんで業務停止が相次ぎ、創業者折口氏退任。すべての業務を売却中。
A違法行為などは見られるが増資もほとんどせずに、堅実に業容拡大。今期は赤字だが建て直し中。
B万年赤字で増資に次ぐ増資。いつになっても赤字。増資企業。

という風に<勢い>を失う企業、勢いがなくても体質強化に努める企業。B勢いを得ることに当初から失敗して失速の連続企業という風に分かれます。

 これは完全に経営者の能力の差。
@は実質上経営者もかわりただの箱ですから、投資としては、この企業を買い取ったグループ(証券会社)がなんらかの事業をつかない限り難しい。
Bは問題外。
今回の不景気をてこに企業体質強化に成功したら大きく伸びる可能性をひめた経営者はAということになります。(あくまでも可能性ですよ!)
 ただしAの平野さんも、堅実なだけで生き残っているからわかりませんね。

 あくまでも勉強のために出した例で、決して投資を推奨しているものでも特定の経営者の悪口を書いているのでもありません。



の見極めが大切だということです。

 そういう私は、このところ、何冊か出版やらEBOOKSやセミナーの準備で毎日膨大な企業レポートを読んでいて、中国や新興諸国、目に付けている某国の企業郡のことばかり考えています。



posted by WOODY at 22:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 生態系経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月25日

持たざる人にはチャンスのこの不況

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今は経済生態の変革期。
変革期とは主役が変ることです。
国や産業、主軸通貨、価値観、社会のシステム。
経済生態変化の視点でコラムをお送りしています。
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 この不況をどう生かすか

株式投資している人にとっては、毎日、いったい何が起こるかわからない。
いいニュースが出ると思ったら、今度は悪いニュースが出るという具合で、精神が落ち着かないと思います。

相場に興味がない人でも、日々暗いニュース、失業や産業界の出荷数や売り上げ不振の情報を耳にするたびに先行きが不安になると思います。

<格差社会>や<年金崩壊>、<医療制度崩壊>など社会構造のきしみや国家制度の歪みなどの情報。これらの情報は一般庶民の興味を引くショッキングな内容であるがゆえにマスコミにセンセーショナルな形で報道されます。

マスコミも視聴率で持っていますから、どうしても内容はともかくタイトルは過激になりやすい。

とりわけ今は情報化社会です。

情報化社会=メディアやインターネット情報が氾濫している環境では、脳が文字情報であふれかえって、ストレス状態になっている。

いわゆる頭でっかちの状態で脳が興奮しやすくなっています。
刺激に対して冷静さを保つには冷静になろうとする意思が必要なのですが、そういう教育を私たちは受けていません。

私は幸い香港で日本のマスメディアには触れていませんし、そもそも部屋にテレビがありません。

テレビなんか1年くらい見ていません。

買うのが勿体ないというのもあるけど、テレビなんか要らないという風にも思っています。

話が少しずれましたが、こういったマイナス情報にさらされて、人によってはかなり悲観的になる人もいると思います。

私はこの不況について、

世界の経済秩序が大きく変わる大変化

が進行している、と申し上げています。

 シティグループがアメリカ政府によって救済されましたが、新聞テレビは金融危機拡大を防ぐためのいい政策、という評価です。

しかしよくよく考えてみたら、シティグループが、これほどの危機になると、誰が予測していたでしょうか?
シティーグループは2年前なら30ドル、2年前なら50ドルつけていました。

それが昨日の終値で5.95、金曜日の最安値は3.05ドルです。

これからもこんなことが起こると思います。

世界の根底では大きな流れが変化している、と私は思っています。

そういう大変化の時というのは、実は、

持たざる人にとってこそチャンス

なのです。
大銀行や大企業は、持てる人たちです。何を持っているかというと過去の成功の遺産です。
と同時に変化に対応できないような価値観、しがらみや偏見を引きずっています。

何もない、持たざる人たちは、過去の成功体験もなければしがらみもありません。

自由に行動できる。

だから、気がついたら、知りもしないような企業が台頭することがよくあるのです。

これは投資する側も注意が必要で、既成概念ほど大変化の時代に不必要なものはありません。
知らず知らずのうちに私たちの視線、価値観の中には、偏見がまじって正しく物事を見えなくさせているのです。

これは起業家(これから起業する人)、企業家(現在の経営者)で持たざる人たちにとっては大きなチャンスが到来することを意味します。

不景気だとか、何とか崩壊みたいなマスコミ情報に気をとられるくらいなら、

今、どんな機会があるのか

を目をさらのようにして見て、考えてみる。
 それが暗い世の中で明るい未来を見つける方法の一つだと思うのです。






posted by WOODY at 22:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 生態系経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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