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2009年02月17日

円安に向かうのかなあ

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今は経済生態の変革期。
変革期とは主役が変ることです。
国や産業、主軸通貨、価値観、社会のシステム。
経済生態変化の視点でコラムをお送りしています。
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麻生首相に辞表を提出した=中川財務・金融相
(ロイター)

 政権の混乱にますます拍車がかかっています。
麻生総理と同じく中川財務金融相も誤読が多かったようです。

財務省が大臣の財政演説で26カ所の訂正願


渦中(かちゅう)を「うずちゅう」ってなかなか読めません。
しかもこの人東大法学部ですし。。。

 日本のことだからメディアが大騒ぎしていることでしょう。

世界が大不況の中に撃沈している中での国際会議。世界のメディアが中川大臣のおかしな行動を報道したので、辞任はやむなしでしょう。

この人、右派の政策通で人材がいない伊吹派のホープでした。次の次の次くらいの総理候補だったのですが、これで官邸への道も遠のいた。

世界経済=とりわけアジア経済ははじわじわと地合いが悪くなっています。

 Asian Currencies: Won, Rupiah Slide as Global Slump Deepens
Feb. 16 (Bloomberg) -- Asian currencies fell, led by the South Korean won and the Philippine peso, on concern a deepening global recession will hurt regional exports and curb demand for riskier assets.
続き


 アジアの通貨は軒並み安。韓国ウォン、フィリピンペソ、インドネシアルピア、ベトナムドン、タイバーツ、マレーシアリンギみんな下落。
韓国ウォンは年初来12%対米ドルで下落で、アジア諸国の中で下落ナンバーワン。
 
世界経済が悪化すればするほど、アジア通貨は下落するというトレンド。
アメリカのGMが破綻したら、さらに下落しそうです。

円はというと、唯一高止まりしています。
ブルームバーグの調査では円は昨年170カ国の通貨に対して値上がりしている。

ところが、やっぱり歴史的な不景気は円の下落を呼ぶ。という記事も。

Yen May Weaken 13% Against Dollar, Hedge Fund Says
(円は13%対ドルで下落も、ヘッジファンド語る)

Feb. 16 (Bloomberg) -- The yen may weaken 13 percent against the dollar this year as Japanese exporters lose competitiveness and the nation’s economic slump deepens, according to Asia Genesis Asset Management Pte.
続き
 
 シンガポールのヘッジファンドマネージャーが予測しています。
円は年度末にかけて戻すだろう。(つまり円安にぶれる)
今がピーク。

日本経済は年率で12.7%のダウン。一方で韓国は同時期マイナス3.4%。
韓国ウォンはこの1年で米ドルに対して34%下落、日本円は18%上昇。

日米での介入はwin - win foreign exchange interventionで、年度末までには105円まで戻す。

シンガポール人の予測ですから。私も分からない。

できれば円高でいて欲しい、アジア通貨安ならば投資の仕込みには有利ですから。

でもこの先の変動はFXプレイヤー泣かせですね。





posted by WOODY at 21:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 相場変動の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月16日

日本経済の行方

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今は経済生態の変革期。
変革期とは主役が変ることです。
国や産業、主軸通貨、価値観、社会のシステム。
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10─12月期実質GDPは前期比‐3.3%、年率‐12.7%=内閣府


内閣府が発表した2008年10―12月期国民所得統計1次速報によると、実質国内総生産(GDP)は前期比マイナス3.3%、年率換算マイナス12.7%となり、7―9月期の前期比マイナス0.6%に比べ、成長率は低下した。
続き


Japan Economy Shrinks 12.7%, Steepest Drop Since 1974 Oil Shock
Feb. 16 (Bloomberg) -- Japan’s economy shrank at an annual 12.7 percent pace last quarter, the most since the 1974 oil shock, as recessions in the U.S. and Europe triggered a record drop in exports.
続き

 日本の場合は輸出型製造業が外貨を稼ぐという経済構造ですから、アメリカの減速は痛い。
とりわけ自動車が底なしの様相だから。。。
電機、精密機械、半導体関連同じです。

グローバル社会となり世界はつながっているので、中国の回復、米国の復調がないと日本にお金が循環することは少ない。

別項で書きますが、そもそも「構造改革」っていうのは経済構造の改革も含むはずだったのですが、小泉総理は、とんちんかんなことに集中してしまった。
経済構造改革とは、新陳代謝を高めることのはずでした。

郵政民営化を<郵政利権化>と評されていますが、誰も異論を挟まないでしょう。

「改革」という言葉で国を食い物にしたつけが回ってきている。

政治家に天罰が下るのはいいにして、民間経済が低迷するのは困りものです。

それにしてもトヨタが信用で売られています。

トヨタ自動車 7203
3,030 前日比 -20(-0.66%)
信用買残  3,687,600株(02/06)
信用売残  7,702,000株(02/06)
 貸借倍率  0.48倍

このほかにも信用で売られている銘柄は多い。
銘柄 コード 貸借倍率

デンソー(6902) 0.18
京セラ (6971) 0.29
村田  (6981) 0.16
ダイキン(6367) 0.45
信越化学(4063) 0.73


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2009年02月04日

ロシア株は買いか?

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ロシア・ルーブルの下落激しい

ロシアのルーブルがかなり米ドルに対して下落していたのは、知っていましたがここに来てついに1ドル=35ルーブルを突破して、36台というルーブル安です。

日経の記事

WSJ

原油価格の下落や投機筋の資金介入など複雑な要素あがあるようです。
景気低迷、不動産バブル崩壊、金利を上げるのがルーブルを守る方法なのですが、それも出来ず。ということ打開策なしというのが現状でしょうか。
1yusruble.png
株価の方も一時の5分の一です。

rts0902.gif

 これを凋落と見るか、好機と見るか、難しいです。
日本円とルーブルを見るとこんな感じです。


日本においては、アル・ジゲート証券からロシア株は買えるようです。


二階堂イリーナ新社長ががんばっています。



posted by WOODY at 21:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 相場変動の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月16日

是川銀蔵翁の格言

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kisikaisei.gif
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 最後の相場師といわれた、是川銀蔵氏の唯一の著書に、

相場師一代

という本があります。
 住友金属をめぐっての仕手戦で昭和57年〜58年の間に300億円以上も稼いだといわれるのが是川氏だ。
是川銀蔵氏は、小学校を出ですぐに貿易会社に奉公。その後、中国にわたり大成功をしたものの破産。なんどか成功と破綻をしたあとに、株の世界で成功し、最後の相場師として著名です。

是川氏は小学校を出ていない分、徹底的に勉強を独学で行い、貿易や製鉄所経営、鉱山経営で是川グループというコングロマリットを組織するまでになります。
戦後はグループは解散して、株の世界で活躍します。

現在の仕手というと、企業に入り込んで灰色の増資を行い、投資家を騙して、虚構を描く、つまり儲かりそうな企業に仕立てて売り抜けるというのが主流です。

しかし昔の仕手といえば、買い方、売り方それぞれ相場師というのがいて、企業の将来価値をめぐっての売り買い合戦の要素が強かった。

つまり企業が割安だと思う買い方と、いや高い、もしくは妥当だとする売り方(受け方)との攻防の意味がつよい。そういう面では今風には<アクティビスト>の面がありました。
もっとも今も昔も犯罪まがいのインサイダーで相場操縦や投資家を騙して売り抜ける仕手筋もいたことにはいました。

明治生まれの是川氏は、徹底した企業研究、市場研究の積み重ねで、「これは」という銘柄を手がけました。

その是川氏が読者に送る投資指南は今でも、参考になります。

是川銀蔵の投資5カ条

@銘柄は人が奨めるものでなく自分で勉強して選ぶ
A2年後の経済の変化を自分で予測して大局観を持つ
B株価には妥当な水準がある。値上がり株の深追いは禁物
C株価は最終的に業績で決まる。腕力相場は敬遠する
D不測の事態などリスクはつきものと心得る

何百億も儲けた是川氏であるが、著書の中で何度かの失敗も告白しています。
 その多くは、欲に負けた、ということです。
「勝つことのみを知りて負けること知らざれば、害その身に至る」

 「相場は天井において最も強く見え、底において最も弱く見えるもの」

毎日の乱高下、上がりそうであがらない相場です。

弱い相場は格言のように、いつかは上向きに転じるでしょうけど、上昇したら今度は欲との戦い、と投資というのは自分との戦いです。

posted by WOODY at 09:00| Comment(0) | TrackBack(2) | 相場変動の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月18日

円高は投資日和

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 ドル−円が88の壁を突破。13年ぶりの円高だそうです。

香港ドル         1HKD=11.32円
シンガポールドル     1SGD=61.01
オーストラリアドル    1AUD=61.57
タイバーツ        1THB=2.54
韓国ウォン        1KRW=0.07
(YAHOO ファイナンス 17時現在)

とアジア通貨危機の頃を思い出すレートです。
 年末年始の旅行には圧倒的に安い料金で遊ぶことが可能です。
バリ島(インドネシア)なんかは、インドネシアルピアが1IDR=0.007966ですから食事なんかめちゃくちゃ安く感じるはず。

投資に関してもそうです。

香港市場の企業は通常香港ドル建て、シンガポール市場もシンガポールドルです。(一部はUSドル)

先のことはわからないけれど、昨年くらいから香港株へ投資している方はその割安感は感じているはずです。

こういう景気後退期というのは、新興企業、借金が多い企業、問題業界業の企業への投資資金流入はしばらくありません。
逆に相場全体の雰囲気で売られこんでいるブルーチップ(優良企業)は割安になることが多い。

このところシンガポール企業を重点的に調べていますけど、驚くほど下落しています。 シンガポールの企業は、不動産、物流、海運など不景気になると逆風の産業の企業が目立ちます。
加えて石油価格が低迷ですから石油加工関連企業や石油開発企業も大幅安です。

借入金も少なくて。何年もROE15%以上というCAPITALANDなんかも大幅に値を下げている。

cpl1220.png

WILMARというパームオイルの企業がありますが、ここも低迷。というかどの企業も低迷なんですけど。
wilmar1220.png


底がいつかわからないのは確かなのですが、こういう優良企業はいつか必ず復活すると思います。
posted by WOODY at 17:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 相場変動の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月04日

情報の解釈力

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 あれあれよと週末を越えたら12月に入ってしまいました。
こちらは、来年に向けての準備で若干多忙です。なるべく毎日更新を目指しているのですが、、。
香港も朝晩冷え込んできましたので、寒い日々が続いています。

日本の方は暦の上でも<師走>で、寒い中誰もが忙しい年末年始モードに入っているのでしょうか。

アメリカ相場も、相変わらず景気に関する悪い数字や政策面での期待などによって乱高下しています。

だいたいこの時期には、主要マスコミ(テレビ、新聞、雑誌)等に「来年の経済予測」が出ます。

一番有名なのは元旦版の主要4紙(朝日、読売、毎日、日経でよかったんでしょうか?)に掲載される著名経済人(内外経済評論家、アナリスト)などによる景気や株式相場予測意です。

日本の個人投資家の中には、毎年元旦の特集だけは切り抜いて保存している人多い、と聞いたことがあります。

 昔日本にいたときに、やはり経営者の方で、年始の元旦号を毎年保存している人でした。

5年、10年単位で登場してくる経済評論家が変わる、主要産業の移り変わりの大きな流れがわかる、とそのお客さんは投資ではなく自社の経営に参考にしているといっていました。

 2009年の経済見通しと投資戦略

なんていうテーマに頭を抱えている証券会社のアナリストは多いかもしれません。

冷静に考えてみても、アメリカやヨーロッパの景気後退の長期化は避けられません。

単純な景気後退=踊り場ならいいのですが、今回の景気後退は後の経済学者や歴史家にとって、(The Great Ressession)という風にいわれる可能性が高い。

あえてリッセッション(緩やかな景気の減速)という風に表現されていますが、金融機関が危機的な状況、自動車産業の破綻の危機、それに伴う小売などの減速と失業率の上昇はリセッションの範囲を超えています。

ただあまりに<危機だ>とあおると、心理的に谷はより深くなる、大手マスコミの情報が発端で取り付け騒ぎになったら、責任問題となります。

ですから世界中を駆け巡る情報は、<ソフト>なものになっています。

そういう意味で今の経済の実態に関して発信されるマスコミ情報は、意図的ではないにしても、潜在意識的に<マイナス情報>に対して避ける傾向がある、ということは頭の中に入れておいたほうがいいと思っています。

今日の日本のニュースを見ても、製造業において派遣や期間工の解雇のニュースが出ていました。
やはり一時的にも雇用情勢は悪化しています。また低所得者層にダメージが大きいという意味で、いっそう社会を暗くします。

日本のマスコミについて私はしばらく触れていませんので、なんともいえませんが、日刊紙ではWSJとかFINANCIALTIMES、週刊誌ではECONOMIST、TIMEといったメディアは、よく読むとヒントがある。

激しく誇張することはしないけど、決して政権や金主(スポンサー)に擦り寄ることはしないと感じています。
<情報を鵜呑みにするな>とよく言われる言葉です。

ただ私はそういう言葉から<だから情報は信用できない>という風に解釈するのはナンセンスだと思います。

問題はどんな情報であれ、その背景や意図を読み取って自分なりに解釈する力が重要じゃないかと思います。

特にこんな波乱の時代には。


posted by WOODY at 18:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 相場変動の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月28日

僕的アジア相場概観2009

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 アメリカが感謝祭ということで休日。
そんなわけで今日のアジア市場は主役不在の相場でした。

どこも上昇しました。
多くの皆さんが思っているように、まだまだ混乱は始まったばかりです。
一喜一憂するような状況では決してありません。

材料・テーマがないのか今日のフィナンシャルタイムス(電子版)はインドでのテロに相当のスペースをさいていました。
テロ自体は世界にとって衝撃的で許されるものでははありません。
日本人の方が一人犠牲になっていますが、傷ましい限りです。

さてアメリカの経済動向なんですが、感謝祭に入って、一応しけているもののクリスマス商戦に入りました。
2,3年前は景気もよくきらびやかなショーウィンドウでニューヨークは世界の消費の中心というイメージでしたが今年はそうは行かないようです。
ウォール街では大手金融機関のリストラで大量の失業者が出ていて、豪華な買い物どころじゃないでしょう。
シカゴなど自動車産業を抱えている大都市もムードは決していいものではない。

 日本も今日のニュースでは非正規雇用者の失業が3万人にのぼるという、これまた暗いニュースが流れています。

来年は世界規模でのリセッション(景気後退)です。

私たち一般庶民も、ビジネスや投資においても

不景気・不況シフト

への準備をしていかないとならないと思います。
 不況といっても今回の不況は景気循環の上での、調整というレベルとはるかに超えたものでしょう。
覚悟が必要だと思います。

覚悟は必要だけど悲観することはない。

アジアの経済エンジンである中国も景気は後退していますが、マイナス成長ではない。

中国政府はものすごい勢いで利下げと財政出動をしています。

心理的な要素は不確定ですが、いいシナリオならば予測の8%をはるかに超える結果だったということもありえます。

 アジアで心配なのはアメリカ依存度が高い国は、悪影響は避けられないということです。
とりわけ価格競争力だけでこれまで来たベトナムなどは悪い度合いが高い。
韓国なども相当注意が必要でしょう。

 資源高の恩恵を受けていたマレーシアやインドネシアも忍耐が必要。

南アジアの優等生であるシンガポールは、それまでのブームがいい感じなだけにバスト(後退)もきつい。
私はシンガポールの経済構造や政策はものすごく評価していますが、この国を支えてきた基幹産業である石油、物流、造船、輸送(船舶)が世界経済後退で超逆風です。

人もの金が動けば、シンガポールに集まる、その結果シンガポールという小さな国の土地などの付加価値が上昇する、という絵は激しいリセッションであだになっています。
シンガポールの不動産はこの数年でもっとも高い上昇をしました。
これは香港華僑も間違った認識を持っていました。それは何かというと、

香港やシンガポールは土地が狭く、需給バランスがそれほど崩れない

という神話です。
 これがシンガポール、香港とも大きく崩れつつある。
やっぱり大きなリセッションは過去の成功体験なんか吹き飛ばします。
シンガポールの超優良企業の不動産企業キャピタランドですら、PBRは0.73倍、PERは4倍を切っています。十数年ROE20%、昨年は31%だった企業さえこの調子です。
もちろん長期では買い時であることは私の認識なのですが、シンガポールの相場は心理的に逆風だということは認識すべきでしょう。

来年は、

種まき

の年と割り切って、仕込む年です。
 
2006年とか7年みたいに買った株がすぐ上がるなんて、ありえません。

来年の相場で注意しないといけないのは、

バブルの余韻

が投資家や証券業界にあることです。
 いわゆる

バブルよもう一度

なんですが、これだけは何度痛い目にあっても、一度いい思いした人は忘れられない。

 冷静にみたら投機的なことは危険と分かってもやっちゃう人はやっちゃう。
あれほど先物は危険でやられている人が多いし、国際的にレバレッジに規制がかかりつつあるのに、投機的金融商品は生まれ続きます。

欲望を持つ人間の業

というものなのでしょうか?
 香港では法制度が遅れていて存在しないのですが、日本では、

CFD(contractg for difference)

という取引手法(というか金融商品)が流行りはじめているようです。

 直訳すると差額決済、なのですが、Fxの株式や商品版と考えていいでしょう。
CFDは指数や日経225などの大型銘柄、海外の銘柄、商品などを対象に、証拠金の数倍から百何十倍(証券会社によっては200倍とかもあるらしい)のレバレッジを利かせて行う取引です。
ロングもショートもあります。
買値あるいは売値と決済値の差額掛けるレバの分だけ儲かる、もしくは証拠金が吹っ飛ぶという仕組みです。
 
コメントは差し控えますが、傷口に塩を塗るようなことだけは避けてほしいですね。





posted by WOODY at 22:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 相場変動の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月24日

冬の時代の生き方

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 今日は日本は振り替え休日ですね。
香港をはじめアジア市場は開いてましたがいずれも低調でした。香港・ハンセン指数は12457.94(−201.26)。
ほかのアジア市場も総じて低調。
今日のNY市場がどうなるか?なんですが、アメリカ自動車産業はどうころんでも大型再編は避けられそうにありません。
また今日のFINANCIAL TIMESによるとアメリカ政府がCITIグループの増資を引き受けるとのことです。
200億ドルの資本注入と3060億ドルの債務保証という支援策に先物市場は上昇しています。
とりあえず今日はアメリカ市場は上昇しそうな感じです。

米国および世界経済は、<金融危機>と<景気後退>という両輪のアキレス腱を抱えています。
金融危機に政府が支援して、丸く収まるわけではなく、金融機関のバランスシートが痛んでいるということは、貸し出しが大幅に減退していることを意味します。

景気後退が業績不振に追い討ちをかけている米国自動車業界、米国ばかりでなく日本の自動車業界も業績は大幅に後退を余儀なくされています。

小売業界も後退しているでしょうし、なにより失業率が大幅に悪化している。
アメリカばかりでなく日本でも悪化しています。

今年のクリスマス商戦も、予測するまでもなく縮小データが予想されます。

この<冬の時代>はいつまで続き、われわれはどうしたらいいのか?

なかなか難しいテーマです。

実は来月12月に香港で2回ほどフィリップ証券(香港)でセミナーを開催する予定なのですが、そのテーマが

2009年の景気−投資の傾向と対策

を予定しています。
 正直いって、ばら色のことなんか語れません。もともと口下手なんですから。

日本においてはマスコミは結構<一色報道=通り一遍の横並び報道>が多い。
だから格差社会で不景気となると、世の中終わりみたな論調になりやすい。

ところが過去の歴史を見ても、私の経験からも言えるのですが、不景気が次の好景気の温床(という表現をしていいのかわからないが)=種が育つ時期=の場合が多いのです。

現に私の知り合いのVCは休み休日で仕事してます。

新しい時代の新しい事業コンセプト、技術革新の種が育っています。

だから<冬の時代>だからといって、しみったれた視点で世の中を見たり、マイナス思考で考えるのでなく、

次の時代はどうなるのか

という視点が大切です。 
 投資家の方には厳しい時期で、株でもうける時代はしばらく終わりつつある。相場はそうとう低迷するでしょう。
いけいけで年率何十パーセントなんてありえません。

私のもともとの仕事、原点はVCです。
VC投資は汗水たらして知恵を絞る投資、自己責任で自分で考える投資です。

だから株式市況が低迷してもまったく暗い思いはせず、これから新しい時代が始まると逆に気が引き締まります。

過去数年間株式市場の常識、安心感になれた人にはきついかもしれませんが、これまでのように相場で儲けるという常識を捨てないと、時代に取り残されることになると思います。







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2008年11月18日

漬物投資のススメ

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 気になる10銘柄

 アメリカの景気後退懸念は、株式相場の大幅な下落を巻き起こしています。
この数年間の好景気というのは、サブプライムローンの証券化による金融商品やヘッジファンドなどのレバレッジによる資金が株や商品市場を席捲した結果の、いわば虚構だったのではないか?という失望感があるように思えます。

 実際には実需やイノベーションによる新しい産業が創造されて、人々の生活は大きく変わったという面もあります。

だから今の市場は一部の企業については<本質的価値>を大幅に下回る評価がなされているわけです。

 私がずっと気になっていた銘柄も大幅に下落。
ちょっと見てみましょう。
いずれも数値は、昨日の終値です。

GE 発電などの需要は大きいはずなんですが。
16.11
ge18_2008.png


GOOGLE 広告減の見込みといってもイノベーションを創出し続けているんですが。
300.12
goog18_2009.png


APPLE IPHONEやITUNEなどまだまだ進化するとは思いますが。
88.14
apple18_2009.png


BIDU医療関係の広告に不具合があり罰金とはいえ、下げすぎでぇは。
134.09
bidu18_2009.png



BERKSHIRE HATHAWAY バフェット翁はitブームのときは「分からないものには投資しない」と発言、「バフェットは終わった」という声だったのですがその後名誉回復。今回は逆に積極的な投資で株価を下げているが、どうなるのでしょうか。
314.0
BEKB_18_2009.png

52.92

Pep 積極的なM&Aで、健康志向の企業へ変貌しようとしている。インド人女性CEOインディラ・ノーイなんですが。
pep18_2009.png


COKE 世界のコカコーラも苦戦です。
43.97
KO18_2009.png

NOKIA 圧倒的なシェアと長期間にわたり高いROEの実績も景気後退懸念に吹っ飛んでいます。
12.66

nok18_2009.png


ボーイング 原油だかや材料だかとはいえ世界No1ですが。

41.18

ba18_2009.png

 Rio TINTO 脱石油・石炭発電は原子力に追い風。ウランの圧倒的シェアなのですが。
146.75

rio18_2009.png


まあ、僕が好みの企業です。
 確かに安値なんですが、相場というのは、不安定で残酷です。
私たちの常識や希望をいとも簡単に吹き飛ばします。

 投資家の方にいえることは、自分のめがねを信じて、長期的な視点で投資するしかないとういことです。
そしてこの安値はしばらく続くだろうということです。

最安値なんて考えていたら、わからない。
ここは

漬物投資

だと思って、しこしこ買い増しして、漬物が漬かるのを待つしかないですね。
 ただ、

 おいしい浅漬けはない

ということです。
 古漬けまで待つ、そんな投資姿勢のほうが心臓にいいでしょうね。






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2008年11月14日

市場と実体経済と当局の思惑の歪み

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今は経済生態の変革期。
変革期とは主役が変ることです。
国や産業、主軸通貨、価値観、社会のシステム。
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 今日は11月14日。
あと1ヶ月と15日で今年も終わりです。土日などの休日やクリスマス年末年始を考えるとビジネス的には実質1ヶ月を切っているでしょう。
この先一ヶ月間も相場やジェットコースター状態が続きそうです

今日の相場は昨日のNYが大きくリバウンドしたのを受けて、軒並み上昇しました。
しかし冷静に見るとアメリカの金融・不動産・住宅は相当傷んでるし、家具やエクステリアなどの住宅関連産業や、小売もスローダウン。自動車産業も相当やバイ。小売やサービスが低調ならネット広告も縮小、ということでグーグルなどのITも業績が不透明です。
ということで先行きは暗い。

それなのに乱高下するということは、市場参加者が先を読めないか、その日の材料でなんとか相場を作っているのでしょう。
 
あまり謀略説はいいたくないが相場の動きには恣意的なものを感じます。

日米欧は必死に景気対策、金融不安を打ち消してなんとか株式相場を安定的に上昇ムードに持っていこうとしている。

それの理由は、この数年、米欧が主体となった

グローバル資本主義、市場原理至上主義は、資本マーケット(株や債権、商品や先物やオプションなどのディリバティブ)への依存度が高い

からでしょう。
 証券会社や銀行、ファンド会社などが国や機関、年金などから預かっているお金は、世界中の資本マーケットで運用されている。
先進国では実体経済の中に<金融>が深く組み込まれている。
金融の影響度が高いのです。
株の変動が為替などあらゆ市場へ影響を与える。

私たちの生活は株などのマーケットの変動に大きく左右されています。
企業経営から年金生活者や物価にいたるまで影響がある。

だから先進国は必死に景気上昇に向けたベクトルに力をつぎ込んでいますけど、その理由の半分くらいは株価が下がると困るんです。

その努力や期待と実体経済の毀損が現在の乱高下。つまり無理に景気をよくしようとする力と、傷をいやしながら回復しようとする実体経済との歪みです。

新興国はまだそれほど影響はない。

中国の大型景気予算で、成長の鈍化に歯止めが期待されています。
インフラを中心に雇用を増やし内需経済を拡大させよう、というのが意図でしょう。
中国経済はこれで上向きのベクトルです。

しかし株価はおそらく上がらない。

株式市場は昨日も書いたと思いますが世界とリンクしている。
そっちに引っ張られる度合いが高い。

実体経済が上向きなんだけど、株式市場はそれを写す鏡ではない。
もともと景気と株価には時差があります。

これもまた歪みなのです。

いずれにしてもしばらくはジェットコースター相場、歪み相場を黙って見るしかありません。

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2008年10月15日

ドルジャブジャブ経済の始まり

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今は経済生態の変革期。
変革期とは主役が変ることです。
国や産業、主軸通貨、価値観、社会のシステム。
経済生態変化の視点でコラムをお送りしています。
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
 レバレッジ経済からドルジャブジャブ経済へ
 

今日のアジアは概ね下落。東京市場だけは最後の最後にチョイプラスに転じました。

米欧の金融危機はまだまだ現実とのギャップがあります。ただ先週末の大幅な下落で現実(真実の金融機関のバランスシートの欠損)と市場の評価が大分縮まったのではないでしょうか。

ただ問題は不良債権の対象となっている不動産価格は時間が経つにつれて下落しているということです。
いたちの追いかけっこのようになっています。

もともと株式市場というのは猫の目のように日替わりでテーマが現れては上げたり下げたりの繰り返しです。

大きな流れとしては、

まず
○世界経済の機軸通貨としてのドルの紙くず化と他国通貨のバリエーション、関係の再構築

 というファクターがあらゆる市場を混乱させながら、新しい経済世界を構築しています。 これから円高になったり円安になったり、ユーロ安、その逆になったり。ですね。
今日のニュースでもアメリカが過去最大の財政赤字(4550億ドル)が発表されました。ほとんどヤケクソ経済です。この赤字は誰が面倒見るというと世界各国なのです。
 
世界経済は大不況になるように見えますが、おそらく、逆で、

世界的な好況でアメリカの負債を返す経済生態

を米欧は模索しはじめていると思います。
 だいたいの流れは直感的に掴んでいるんですが、十分な調査とそれをしっかり書く時間がありません。
いずれにしても、背景にドルの問題があって、同時進行で次のような変化が進んでいきます。

○米欧の不良債権を起因とした金融機関の再編

○米欧の不動産市場の崩壊と再構築

○アメリカ自動車産業の不振と再編。

○新しい産業の誕生

このあたりはちょっとづつ書いていく予定です。
 
ようするに今回の不況で、世界はもう終わり、みたいなことを言う人もいるかもしれません。
そういうことを調べているジャーナリストなどもいます。
今回の金融危機はそれくらい、未曾有の不良債権を出しています。そのために刷られる米国債も半端じゃない。
その編の沼だとおもったら琵琶湖だった、くらい違います。
そうなると「どうなるの日本経済」とか「わたしたちの暮らしは?」というテーマで暗くあおるメディアもあります。

ところが世界経済は<破滅>してはならないのです。
それを米欧の首脳、金融機関、その背景にあるユダヤはよく知っています。
このテーマについてもおいおい書いていきたいと思っています。












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2008年10月12日

今週の下げは未来を織り込んだ下げ

 ロイターなどの論調を見ると概ね来週の相場に悲観的です。
ただ、だいたいのCDSなどの損失額が市場に公表されているため、今週の下げは、残る不良債権による金融機関の不良債権などの処理を織り込んでいく下げ。つまり、

未来を織り込む下げ

ということはいえると思います。

 今までは未来が不確実すぎることから来る不安からくる下げです。

未来がわからないから換金売りをする。
 勿論その概算は政府ならびに米欧の大手金融機関しか知りません。

唯一の不確定要素は、現在予測されている景気後退がどのレベルなのかということです。

市場は嘘をつかない

といいますが、時に、

 市場は政策に意思表示する

ことがあります。
 本当に今回の金融恐慌を封じ込めるためには、私はG7で、

 金融危機脱出のロードマップ

を提示すべきだったと思います。
 世界のマスメディアの論調はより具体策を求めているわけですから、具体策は出てくると思います。
中央銀行マンというのは伝統的に、

インフレを沈静化する

のが使命だと思っています。口先介入などで、出来るだけ自らの最大のツールである、

 利下げを回避

しようとう傾向があります。
 
通貨の番人

といわれるように、通貨の出来るだけ緩やかな変化を望みます。
 しかしもう、

利下げと大量資金供給というパイは投げられたのです。

今まで人類が経験したことのないような世界に突入しました。
 しばらくは誰も未来を予測できない。事実迷っています。
その証拠に、10日に高値をつけた、

金価格が急落http://netnavigate.net/kikinzoku/

しています。
 為替もより一層値動きが激しくなるでしょう。
1929年の大恐慌のときと世界の秩序はかなり変っています。
過去はまったくあてにならない手探りで考えるしかない、と私は考えています。
 

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2008年10月11日

新しい金融生態を考える

今日はいくつかの与太ごとを書きましょう。今週は疲れたから。

 今進んでる金融業態のシャッフルは、しばらく続くことでしょう。
と同時に負の遺産の整理が進むのは今日のG7の発表で明らかです。
多くのメディアで、今後のことが予測されています。
概略は以下の通り。昨日書いたこととかぶります。

○既存の金融機関の負債の整理

○あわせて安定的な信用システムのための資金投入
○今回の危機を再び起こさないための新しい国際金融システム
G7がいいたかったことはこの3点でしょう。引用しなかったのは、私はあまり今回の声明を信用していないからです。今回の目的の最大のものは市場参加者の動揺を沈静化させることだからです。
具体的に詳細になると各国の利害が対立するのはわかっているので、出来るだけそこは触れないようにした。
だから今後も乱気流です。
ところで多くの新聞などでいわれているのは、

○それは規制が強化されるだろう
○とりわけレバレッジとヘッジファンド
○グローバル資本主義と市場主義至上主義は修正される

みたいな論調です。
 これも私は結論をいうと時間をかけて今と同じになると思う。
その理由の第一は、理想論は絶対に現実論と混ぜ合わせになって修正されていくからです。
もちろん金融業界はこれから、淘汰されていくでしょう。法規制も厳しくなる。
かつてのジャンクボンドなどの歴史を見ても、

行き過ぎて破綻した金融手法は再び同じ形では戻らない。

 しかし、次には必ず新しい手法が開発される。それはおそらく、

新しいコンセプトに基づき、過去の金融手法の組み合わせ

になると思います。
 例えば、私は今回の金融危機によって、

○より一層グローバル資本主義は強化される

と考えています。具体的には大手何社かの世界中のネットワークは強化される。ということです。
 、今はきわめて世界経済は不安定な状態ですが、この先長期的に見るとアメリカのit、やバイオ、通信機器、半導体などの主力輸出産業、日本の製造業、中国やアジア諸国の内需関連産業、製造加工業、バイオ、半導体などなどどこから息を吹き返すかは観察が必要ですが、成長拡大していくでしょう。
景気に火が付いたらアジアの中小企業は息を吹き返す。なによりも新しい産業がいくつか生まれてくるでしょう。
私の予想だと電気自動車とバッテリー、風力太陽光などの環境配慮型発電、家庭用蓄電池などいわゆるグリーンテクノロジーといわれる産業セクターです。
 そうなると金融の規模はおそらく今より大きくなる。
その中でグローバルな金融はかならず巨大ビジネスとなります。
そうすると生き残った金融機関は世界中のネットワークを駆使して、企業のニーズに応えていく。
新しい金融技術はそれを生み出す専門企業を創造します。
今では<証券化>とか<レバレッジ>とか<派生商品>みたいなものは世界中の人間の仇・悪者です。
しかしこれも結果的に同じ効果を生むものになる。

IT技術の革新と世界に広がった富裕化、国際化は止まりません。
ただ多くの人が思うように、アメリカの力は衰える。多極化の時代です。
アメリカドルも形式を変えるかもしれない。(いろんな噂があります)

ここまでが今日の思考です。

最後に付け加えたいのが、私はアメリカ政府やイギリス首脳くらいは今回のイベントは予測していたんじゃないかと思います。
謀略論めいていますが、アメリカは規制緩和を進めると同時に報告義務は課している。
だからSFCはどれだ信用があったとか、各投資銀行のレバレッジ率とか公表しています。通常公表以外のデータは政府は持ちます。かなり詳細なレベルまで。
それに例えば軍事に関してペンタゴンは友好国(と勝手に思い込んでいる)日本ですら敵国としてシナリオを毎年書き換えている。
今回の金融危機も相当前から何百通りのシナリオを描いていはずです。
この仮説が本当ならば、この暴落はあらかじめ予測されていたんじゃないのでしょうか。当局には。これが最善のシナリオだとしたらもっとひどいイベントがある、ということです。恐いですね。
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2008年10月10日

崩壊から再生の序曲のはじまりはじまり

 これまでの経済の歴史を見ると、次のような過程をくりかえしています。

革新的産業の誕生 → 成長 → 成熟 → 腐敗 →崩壊

ソロスのブーム/バスト理論はこれに特に金融市場を当てはめて、事実と市場参加者が思う事実とのギャップに当てはめて投資したんだと思います。

彼の著書は哲学的かつ難解な比喩に溢れている文体で、僕は正直全部理解できているとは思っていませんが、産業や経済の歴史を読むと新しいイノベーションによって産業が生まれ、育ち、やがて過当競争に陥り、新しい競合相手が思わぬところから出現して、機能不全となり崩壊し、また再誕生する。ということだと思います。

今の金融市場が本格的な形となったのは、やはりサッチャーのビッグバン政策によるもので、簡単にいえば規制の撤廃と自由競争原理の導入です。
ビッグバンによって古びたロンドンのシチーの仲買人たちはほとんど去り、新しい産業となりました。
それは巨大プレイヤーと専門プレーヤーの共存。
多くの一般的な商業銀行は合併によって規模の拡大を計り、より効率的で高収益な規模を目指す。
一方でマンモスのように巨大化し続ける銀行ができない専門的な智恵を提供する小規模のニッチャーが現れる。
ということで金融技術が年々革新化していきます。
オプションやスワップ、セキュリタリゼーション(証券化)などが次々進化していきました。
金融の世界ではなんどもブーム/バストを経験しています。
企業のM&Aブームで活用されたジャンクボンド、ITベンチャー企業への投資とIPOブームの2001年ITブームなどいずれも時代の変化や新しい産業の誕生、市場の変化や拡大に合わせてブーム/バストが起こっています。
今回のサブプライムといわれるブームも今は大変な不良債権ですが、当初はベビブーマ世代のリタイアによる住宅ブームが起きて、ついで新興のヒスパニック中間所得者層向けのサブプライムローンという金融商品と拡大して、同時にその金融商品を保証と分散、証券化、レバレッジと暴走したのがついに、ブームがバストした。

ブーム/バストは一つのサイクルの中で何度か転換点を迎えて、新たな問題が生じる。しかしその時に強化される方向かバストに向かうかのサインが出る。
そして最後にギャップをすべて修正する曲面を向かえる。
今週、そして、G7を経てCDSの最終処理が続く10月いっぱいが最終局面でしょう。
この間は株式相場は何度か重要な局面を迎えます。

人々は市場についての予測で相場が成り立っています。その予測が違う方向にあるのは事実が見えにくいからです。

 あれほど警鐘していたソロスでもリーマンでやられている。
今回のクラッシュで彼がショートできたかどうか、というのはわかりません。
誰も予測できない。

ただこれからだいたいどうなるか?は予想がつきます。
金融機関の処理の巡ってアメリカでは<何で高給取りのウォールストリートのエリートを我々の税金で救うのか>という議論が出ています。
今回の金融システム破綻から再組成するまで、次のシステムを巡っての議論があり、新しい組織やコード(基準)が生まれると思います。
それはグローバル資本主義と市場原理至上主義、つまり、規制はできるだけなく自由で競争に勝ったものが正義という論理の修正でしょう。
モラルや競争と社会との関係についても議論されるでしょう。
またレバレッジについての規制も議論されると思います。
今回の金融危機はレバレッジをほぼフリーにしたことで拡大してより悲惨なものにしたからです。
いずれにしても、新しい金融秩序に向かうというサイン、最後の処理を全世界は迎えています。

私は日本のバブル崩壊の最後処理の95年(山一破綻などが起きた)にベンチャー支援の事業部をスタートしました。
このときは世間は、インターネットがようやく普及した時期であると記憶しています。

そういえばその翌年くらいに今の人材派遣業(日雇い請負)業に投資しました。このころ他のVCもグッドウィルやフルキャストに投資しているから丁度成長期が始まったのだと思います。
その日雇い人材請負業もおそらく2006年をピークとしてバーストしました。

今は破壊から再生の丁度中間なのです。

次の産業革命はかならずあります。それはいくつかありますので機会があったら紹介しましょう。つまり人類はまた懲りずに新しいブーム/バーストを作ることになります。
資本主義とは破壊と創造なのでしょう。

ちなみに日本株は香港の株についてコメントすると、もう底に近いと思っています。
ただし明らかな経済快復を感じる日々は遠い。
短気投機は大やけどです。

それよりも、優良なブルーチップでこの先数年も成長産業である企業。一番判り易いのはPBR1を割っているトヨタなどです。
香港でも財務内容がよくリスクマネジメントに優れているHSBCなどでしょう。
こういう銘柄を安いときも高いときも毎月積み立て方式で投資していく。
欲張らずに一定の金額を投資して5年後には2〜3倍を目指す。そんな方法がいいと思います。

posted by WOODY at 22:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 相場変動の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月29日

ホリエモンの先見性

 ヨーロッパの大手金融機関 FORTISが経営悪化、株価暴落です。BNPパリパへの身売り話が不調で、ECBの仲介で、ベルギー、オランダ、ルクセンブルグのそれぞれがFORTIS各国法人の49%分を資本注入。いわゆる一時国有化です。
 日本のバブル崩壊時の時も記憶にあると思いますが、これからこんな話ばかりだと思いますよ。あと何年かは。

 ホリエモンのブログをたまに見ています。

六本木で働いていた元社長のアメブロ
http://ameblo.jp/takapon-jp/

世の中の彼に対しての喧騒をよそに、普通の人みたいなブログです。で、このブログでかつて自分と組んで(悪さをした)リーマンの倒産について、(http://ameblo.jp/takapon-jp/entry-10139908595.html)、

 これからM&Aが活性化していく

ということを書いたのさすが先見性があると思った。
 現実にアメリカで進みつつある地方銀行破綻の中で、ハゲタカファンドが下がっている株を買ったり、資金提供を銀行経営陣にいっているということが進んでいるらしい。

 日本のバブル崩壊でユダヤが大手銀行安値買いしたのを思い出すでしょう。
 それと同じです。
 弱肉強食ですから、弱ったものを徹底的に買い叩く、それを高値で売る。ということですね。
 アメリカの地方銀行は州に管理されていて、州をまたいで支店網を広げるのは大変らしい。
 だから今回のような金融危機では破綻した銀行の支店網は傷んでない地方銀行にとっては拡大の格好のチャンスらしい。
 ハゲタカファンドはそういうことを知っていて、弱った銀行を乗っ取って、高値で売りつけることを考えているみたいです。
 
 そんなわけで、今アメリカの地方銀行銘柄を調べています。
(笑)

 余談ですが、ホリエモンのブログ中でのMSCBの説明。思いっきり、正規のMSCBの説明じゃなくて、裏(闇)の理由を書いちゃっています。
 貸し株で儲けるなんて。。。これじゃ逮捕、有罪もやもなし。法律しらなすぎ。
 この人、先見性があるけど、この世界の理解の仕方、論理が間違っているんですね。
posted by WOODY at 17:14| Comment(6) | TrackBack(0) | 相場変動の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月22日

忍び寄る不動産不況 それにしても日本企業の安さ

熟練離婚にむけてヘソクリを香港に作る人急増中!『香港ポートフォリオサービス』

今日は東京市場が+381と大幅上昇。日経平均は13184.96。
アジア市場はシンガポール、本土市場、香港市場などやや下落です。
ハンセン指数

22527.48
−5.42

でした。
 サブプライムの傷が一体、どれくらい深く、米国ならびに世界経済にどんな影響が起こるか疑心暗鬼です。
世界の不動産企業もかなり警戒的なムードです。

私は先週の土日にアパートを探していました。
理由は大家さんが私のフロアを売却して、転居しなければならくなったからです。

景気に敏感な香港の経済人は、好況だった不動産市況がひとまず下がると見ている人が多いようです。
街の不動産屋さんを見て歩いても、売り物件がとても多い。
利益確定したい投資家が売りに出しているようです。
そんなわけで、香港の不動産関連企業の株価もさえません。
調べてみたら日本の不動産関連の上場企業はもっと下がっています。

不動産ファンドの運営している企業数社を調べてみました。
2337 アセットマネージャーズ
株価 23,160
PER 2.23
PBR 0.24

4314 ダヴィンチ
株価 41,300
PER 5.37
PBR 1.92

4331 ケネディクス
株価 75,200
PER 3.03
PBR 0.78

8789 フィンテック グローバル(
株価 7200
PER 4.85
PBR 0.37

8902 パシフィックホールディングス
株価 24,150
PER 1.37
PBR 0.29


PERが1倍とか3倍です。
純資産倍率は1倍以下。。。

もっともこれらの企業は有利子負債が総資産の60%と<レバレッジ>で高収益を上げてきただけに、不動産価格の下落と業績低迷となれば、負債が重荷になることは十分予想されます。

日本の景気悪化も秋にかけて本格化することが予想されますから不動産関連企業が<割安>という風に断言できません。
市場心理は恐ろしいですからもっと下げるかもしれません。
いずれにしても異常に安い株価です。



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2008年07月11日

商品バブル崩壊をソロスは予言しているが。。

熟練離婚にむけてヘソクリを香港に作る人急増中!『香港ポートフォリオサービス』

 今日はNYが上げたこともあって、アジア市場はおっかなびっくりながら戻しました。
香港市場は朝方は下げて始まり、午後になって上昇に転じました。
ハンセン指数は、

22184.55
  +362.77

でした。
 来週も恐らく乱高下することでしょう。
商品高(原油や鉄鉱石など)の行方も分かりません。
ジョージソロスはフォーブスのインタビュー
で、北京オリンピックの終了後に商品バブルも終焉する、と予想しています。
株価も下がり、そこが底の底。
再び世界は成長軌道に乗るというのですが、世界の経済の行方はまったくわかりません。

私の方も株式市場の方が低迷して、仕事の方はもっぱら不振企業の企業再構築やリストラ、増資などが増えてきています。
今週も日中は、その打ち合わせがほとんど。
来週は日本からパートナーが来て打ち合わせとなっています。
(時間がなくてブログを十分かけなくてスイマセン)






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2008年04月29日

まだまだ続く乱気流相場

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 GWに本格的に突入した日本ですが、香港は5月1日のメーデー以外暦どおりです。
今日のアジア市場はNYが微減したことを受けて、様子見ムードでした。
香港市場は、上海A株指数がプラスに転じたこともあってH株主導で上昇でした。
ハンセン指数は、

25914.15
  +247.86

でした。
 ウォーレン・バフェットの投資会社バークシャー・ハザウェイと菓子メーカーのマーズフードと共同で世界最大のチューイングガムメーカー、ウィリアム・リグレー・ジュニア(WWY)を230億ドルで買収すると発表。世界最大の菓子メーカーが誕生します。
WWYの株は週末に62ドル台だったのが、28日は23%も跳ね上げて、77ドル台まで上昇。(終値は76.91)。

同時にバフェットは「米経済は多くの人が考えているよりも長期かつ深刻なリセッションに陥る恐れがある」を述べました。

今日の中国マーケットは上昇しましたが、明日はやっぱりわからない。
日本時間の18時30分のロイター伝です。
ドイツ最大の保険会社アリアンツが第1・四半期に予想の倍の9億ユーロ(14億ドル)の評価損を計上し、中期的な経営目標の達成が極めて難しくなったと発表したことを発表です。

 以前ほどの不安感はないものの、「またか」程度のショックは今後も続きます。
景気後退による失業や消費の低迷の実体はこれから、明らかになってくるはずです。
 中国経済なんですが、景気自体はいいと思います。
ただ、中国をはじめとするアジア経済は、

中国の熱気と欧米の冷気がぶつかり合う

それが私のいう乱気流相場の正体です。

 ドル安や石油商品高、為替市場、インフレ懸念、、、、

 とパラメーターが多すぎて、収集がつきません。







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2008年04月22日

トレンドチェンジなのかが問題です

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今日は午前中は利益確定売りに押されて、アジア市場は下落。
午後から、本土市場が上昇すると香港市場も上昇。
シンガポールやタイ、マレーシア市場も上昇しました。

東京市場は13547(−148)で終了しましたが、シンガポールで取引されている先物は、香港4時現在(東京5時)13600で取引されていますから、全体では上昇基調なのでしょう。

ハンセン指数は、

24929.15
 +217.48

でした。
 この流れは年初からの弱気相場の転換点になりつつあるのでしょうか?
そういう意見もあります。
私は、まだ、1回くらい大きな下落があるような気がしてなりません。
ただ香港市場を見ると、毎回の下落の底と天井が少しずつ上を向いていることは確かです。
アメリカや欧州の景気後退という事実をまともに考えたら、急上昇ということはありえない。
しかし中国景気も欧州もそここそいい。
つまり判断要素が複雑で、市場参加者の判断がわれるような状態が続いています。

集中力をもって判断する時期です。






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2008年04月19日

来週も混乱の予感

香港へ資産避難!『香港ポートフォリオサービス』
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 昨夜のNYはグーグルの決算が好調だったことやキャタピラの好決算で、大幅上昇です。
ダウ工業平均は、

12849.36
+228.87

です。
 おそらく月曜日の朝、僕の机のモニターは、ハンセン先物の板あわせで+800くらいからスタートしていることでしょう。
東京日経も大幅高になる。
そんなことは誰も予測できますけど、問題はどこが天井かということでしょう。
金融危機は去ったという見方は多いですけど、アメリカの景気後退は深刻です。景気後退というのは金回りが悪くなることです。仕事がない、金がない、物が動かない。
一時的に陥っているこの状況がどう回復していくのかを見ていく必要があります。
中国の株の下落も気になります。
昨日上海在住の中国人と話しました。彼らはいわゆる新股民といわれる昨年から投資をスタートした人です。給料のほとんどを株につぎ込んで、概ね30−40%損失を抱えている。
ほとんど皆、投げやり、諦めムードだといいます。
本来ならオリンピック景気ということで、株価も上昇、消費も旺盛というムードがあってもいいのですが、どうにもいけいけという感じではない。
中国政府のインフラ警戒感からの締め付けも厳しいですし、ひょっとしたら中国の経済も一瞬ですが、踊り場に差し掛かっているのかもしれません。

 いずれにしても来週も混乱の可能性が大、と肝に銘じています。


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